
風を感じながら愛車と一体になるバイクツーリング。次の休日はどこへ行こうか、地図を眺めながら計画を立てる時間もまた格別だ。この記事では、一度は走ってみたい絶景ロードから、走りごたえのあるワインディング、美味しいご当地グルメまで、ライダー視点でツーリングに行きたい都道府県を独断と偏見でティア表にまとめてみた。この夏、あなたの最高のツーリング計画の参考に、ぜひ! ※TOP画像はイメージ
●文:ヤングマシン編集部
バイクツーリングにおすすめの都道府県ティア表
バイクツーリングの魅力は、ただ目的地に行くだけでなく、そこへ至る道中のすべてを楽しめる点にある。雄大な自然が織りなす絶景、心地よいカーブが続くワインディングロード、そして地元で味わうグルメや温泉。これらの要素を総合的に評価し、「景色の雄大さ」「道の楽しさ」「ツーリングスポットの充実度」「アクセシビリティ」などを基準に、AIを活用しつつ独自のティア表を作成してみた。
このティア表は、あくまで数多くのライダーの声や体験談を元にしたひとつの提案。もちろん、すべての都道府県にそれぞれの魅力があり、走り慣れた地元の道が一番だと感じる方もいるはずだ。このティア表をきっかけに、今まで候補に挙がらなかった土地の魅力に気づいたり、仲間とのツーリング談義に花を咲かせたりするきっかけになれば幸いだ。
これから紹介する各ティアには、そのティアに選ばれた理由と代表的な都道府県、そして具体的なツーリングスポットやルートを交えて解説していく。北海道の果てしなく続く直線、長野の山々を縫うスカイライン、阿蘇の広大なカルデラなど、想像するだけで走り出したくなるような場所ばかり。もちろん、ツーリングは安全第一。しっかりと計画と準備を整え、交通ルールを守って、最高の体験をしてほしい。それでは、見ていこう!
※画像はイメージ
Tier S:ライダーの聖地。一度は訪れたい憧れの場所
まさに「ライダーの聖地」と呼ぶにふさわしい、最高のツーリング体験を約束してくれる都道府県だ。圧倒的なスケールの自然、どこまでも走り続けたくなる道、そして豊かな食文化が、訪れるすべてのライダーを魅了する。一生に一度は愛車で走りたい、憧れの場所と言えるだろう。
北海道
言わずと知れたツーリングの聖地。果てしなく続くかのような直線道路、広大な畑や牧草地が広がる丘陵地帯、美しい海岸線など、走りたい道のすべてがここにあるといっても過言ではない。特に、オロロンラインの海岸線や、富良野・美瑛の丘陵を走るジェットコースターの道は格別だ。新鮮な海産物やジンギスカン、ラーメンなど、グルメの宝庫であることも魅力!
長野県
日本の屋根と呼ばれるアルプスに囲まれ、数多くの絶景スカイラインが存在する。中でも「ビーナスライン」は、高原の爽やかな空気の中を走る、日本屈指の絶景ロードとしてあまりにも有名だろう。他にも志賀草津高原ルートや乗鞍スカイラインなど、標高の高いワインディングロードがライダーを待っている。蕎麦や温泉も楽しめ、走りと癒しを両立できる場所なのだ。
熊本県
阿蘇の存在がこの県をTier S(神ランク)へと押し上げている。世界最大級のカルデラの中を走る「やまなみハイウェイ」や「阿蘇パノラマライン」は、非日常的な絶景の連続。どこまでも広がる緑の草原と、雄大な阿蘇五岳を眺めながらのライディングは、言葉にできないほどの爽快感と感動を与えてくれるだろう。
北海道ー!
Tier A:最高のツーリング体験ができる場所
Tier Sに勝るとも劣らない、素晴らしいツーリング体験ができる都道府県。特定のエリアやルートにおいては上位Tierを凌駕するほどの魅力を持っている。海岸線、山岳路、歴史的な街並みなど、多様なツーリングスタイルに応えてくれる懐の深さが特徴だ。
静岡県
伊豆半島という強力なツーリングエリアを擁します。海岸線を走る国道135号、山間を駆け抜ける「伊豆スカイライン」や「西伊豆スカイライン」など、海と山の両方の魅力を一度に味わえます。富士山を眺めながら走れるルートも多く、景色のバリエーションは随一です。温暖な気候で、比較的長いシーズン楽しめるのも嬉しいポイントです。
三重県
伊勢神宮へと続く「伊勢志摩スカイライン」や、リアス式海岸の絶景が広がる「パールロード」が有名だ。海と空の青が織りなすコントラストの中を走る爽快感は格別。また、鈴鹿サーキットのお膝元でもあり、モータースポーツ文化の香りに触れることもできる。海の幸や松阪牛など、グルメの魅力も見逃せない。
大分県
熊本とまたがる「やまなみハイウェイ」はもちろん、国東半島の海岸線や、由布院・別府といった日本屈指の温泉地を巡るルートも楽しめる。温泉でライディングの疲れを癒す「おんせん県」ならではのツーリングは、最高の贅沢と言えるだろう。
伊豆スカイラインから相模トラフを望む。
Tier B:日帰りでも満足度の高いツーリングが楽しめる
首都圏や関西圏からのアクセスも良く、日帰りや1泊2日のツーリングでも十分に満足できる魅力的なエリアを持つ都道府県だ。特定の有名なツーリングロードや景勝地を目指して走るのに最適で、週末のツーリング計画の有力な候補となるだろう。
福島県
吾妻連峰を縫うように走る「磐梯吾妻スカイライン」は、「日本の道100選」にも選ばれた絶景ロード。荒々しい火山岩の景色が広がる浄土平は圧巻だ。また、猪苗代湖や裏磐梯の湖沼群を巡るルートも美しく、四季折々の表情を見せてくれる。
栃木県・群馬県
「日光いろは坂」のタイトな連続コーナーや、金精峠を越える日本ロマンチック街道など、走りごたえのあるワインディングロードが豊富。また、群馬の赤城山や榛名山は、多くのライダーが集まる人気のスポットだ。温泉地も多く、ツーリングの拠点として最適!
鳥取県
秀峰・大山を周回する「大山環状道路」は、高原、森林、牧草地と次々に景色が変わり、走っていて飽きることがない。日本海に面した海岸線も美しく、特に「鳥取砂丘」の雄大な景色は一見の価値あり。比較的交通量が少なく、のんびりと自分のペースで走りたいライダーにおすすめだ。
愛媛県
広島と結ぶ「しまなみ海道」は、瀬戸内海の多島美を眼下に、橋の上を走る爽快なルート。自転車の聖地として有名だが、バイクで走っても最高の体験ができる。佐田岬半島を走る「佐田岬メロディーライン」も、アップダウンとカーブが続く楽しい道だ。
写真は裏しまなみ海道ともいわれる「とびしま海道」。
Tier C:身近な魅力発見!気軽に楽しめるツーリング
このティアの都道府県は、他のティアに挙げたような圧倒的なスケールの絶景ロードは少ないかもしれないが、探せば必ず魅力的なツーリングスポットやルートが見つかる。都市部からのアクセスが良く、思い立った時にふらっと走りに行ける手軽さが魅力だ。
例えば、都市部を少し離れれば、気持ちの良い田園風景の中を走る農道や、海沿いを走る気持ちの良いシーサイドラインが見つかる。房総半島の海岸線(千葉)、三浦半島(神奈川)や、琵琶湖一周(滋賀)、歴史的な街並みを訪ねるツーリング(埼玉・川越など)も楽しいもの。派手さはないかもしれないが、地元のライダーに愛される峠道や、美味しいB級グルメを巡るツーリングは、その土地ならではの発見に満ちている。
また、道の駅はその土地の魅力が凝縮されたスポット。新鮮な野菜や特産品、ご当地ソフトクリームなどを目当てに、道の駅を繋いで走るだけでも立派なツーリングになるはず。遠くへ行くだけがツーリングではない。自分の住む地域やその周辺を再発見する、身近なツーリングの楽しさを見つけてみるのもいかがだろうか。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(ツーリング)
極寒の1300km走破で証明した「絶対的信頼」 大容量シートバッグのフラッグシップとして君臨する定番モデルが、ついに大幅刷新を遂げた! パッと見のシルエットこそ馴染みあるものだが、中身は別物。細部にわ[…]
最新スポーツの“極小シート”を救う「20%ダウン」のサイズ感 今回の「RS」最大のトピックは、その絶妙なサイズ設定にある。 ベースとなったのは、汎用巻き付けタイプのベストセラー「ゲルザブR」。従来のR[…]
2階:見て、体験して学ぶ「HELMET MUSEUM」 1階:直営ショールームと本格ピザレストラン 1階には、国内7店舗目となるオフィシャルショールーム「SHOEI Gallery HELMET PA[…]
伊浜海岸〜波勝崎と駿河湾を望める絶景スポット。南伊豆町の夕陽の穴場として知る人ぞ知るスポットで、ここを訪れる人の多くは(といっても1日数人ほどだが)撮影機材を持った夕陽狙いのカメラマン。モデルを連れた[…]
極小シート、フェンダーレス車対応 テールスラント形状 テールスラント形状はウィンカーをよけ、SSモデルのテールラインにフィットする形状となっている。両サイドのバッグを橋渡しするコネクションベルトを使う[…]
最新の関連記事(ニュース&トピックス)
6万円台から手に入るアライのハイエンドクラス、まもなく登場か アライの新製品「X-SNC」の最大の特徴は、帽体(シェル)の進化にある。 最新の空力解析に基づいた「SNC(ストラクチュラル・ネット・コン[…]
和のテイストを煮詰めた神社仏閣デザイン ホンダ・ドリームといえば、今でこそディーラー名として知られてはいるものの、元をただせば1949年に発売されたホンダの大ヒットモデルです。「ドリーム=夢」と名付け[…]
補助金なしで22万円!ガソリン車に迫る価格破壊 EV 2025年末の生産終了に伴い、新車としては失われてしまった50cc原付。新基準原付も各メーカーから登場しつつあるが、意外とあなどれない選択肢が電動[…]
伝統の「KLE」モデルが華麗に復活 昨年秋に海外で発表された、カワサキ「KLE500」シリーズは、「LIFE’S A RALLY. RIDE IT.」というスローガンを掲げて登場したアドベンチャーモデ[…]
2階:見て、体験して学ぶ「HELMET MUSEUM」 1階:直営ショールームと本格ピザレストラン 1階には、国内7店舗目となるオフィシャルショールーム「SHOEI Gallery HELMET PA[…]
人気記事ランキング(全体)
1.「裏ペタ」という不思議なカスタム SS系やストリートファイター系のカスタムバイクで、時折見かけることがある「裏ペタ」。要はナンバープレートを、リヤフェンダーの内側に貼り付けるカスタム(!?)のこと[…]
コンパクトでちょうどいい収納力の防水仕様バッグ ツーリング中の突然の雨や、小物の収納場所に困った経験はないだろうか。大きなシートバッグを積むほどではないが、ジャケットのポケットだけでは容量が足りない。[…]
6年連続トップ人気の軽二輪! レブル250の魅力を500と比べつつ検証 2017年4月、250/500が同時発売されたホンダのレブルシリーズは、登場当初、かなり異色のクルーザーモデルに感じられた。エン[…]
実は9000台程度しか生産されなかったレアモデル 実のところヨーロッパは、1966年から1975年の間に9000台程度が製造されたにすぎません(諸説あります)。ロータスの会社規模を顧みれば、それでも多[…]
クルマより手軽でバイクより雨に強い! 第三の選択肢 「近所への買い物や子供の送迎にクルマを出すのはちょっと面倒。でもバイクは雨風がツラいし、荷物も乗らない」。そんな日常の悩みを見事に解決するのが、ドア[…]
最新の投稿記事(全体)
カワサキ伝統「Z」の血脈を受け継ぐ人気モデル・Z900RSの3兄弟が揃い踏み! まず注目したのはZ900RS。1970年代に一世を風靡したカワサキの名車・Z1/Z2。いわずもがな、そのシルエットを21[…]
新しい顔にウイングレットも装備! カワサキモータースジャパンは、海外で先行発表していた「ニンジャZX-10R」と「ニンジャZX-10RR」の2026年モデルを今夏に発売予定と発表した。サーキットパフォ[…]
’80年代の国内市場は短命モデルの宝庫でもあった 若年人口の増加も手伝い、国内でのモーターサイクル販売需要も多かった’80年代。エンジンは空冷から水冷化が進み、サスペンションもフレームも日々進化が見ら[…]
ネオレトロなロケットカウルへの郷愁を巧みなグラフィックで新しさへと巧みに演出! 1989年、スズキは1レーサーレプリカ全盛だった頃に感性も価値観も異なる、オトナを意識した都会的な新ネイキッド、BAND[…]
狙うは限定品! 初日から物販エリアが大盛況 今年のプロトは一味違う。ブースの目玉として君臨するのは、ファン垂涎の物販エリアだ。プロトが取り扱う人気ブランドのロゴ入りアイテムや限定商品がズラリと並び、オ[…]
- 1
- 2







































