
株式会社青島文化教材社が、SKYNETブランドから「1/12 完成品バイク」シリーズ「Honda NSR250R ’89(2色)」を2025年11月に発売予定。カラーバリエーションは2種類で、価格は4620円(税込)となっている。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:青島文化教材社
フレンドリーさも持ち合わせていた名機’89 NSR250R
1986年に初登場した2ストロークレーサーレプリカの名車、NSR250R。登場から30年以上が経過した現在でも、型式を問わず根強い人気を誇っている。中でもマニアックな人気を集めるのが、1989年にカウルデザインを一新して登場したMC18型だ。
1989年モデルのNSR250Rは、MC18型の中でもとくに「安定感の89」と評されるモデルである。前年に採用されたPGMキャブレターが可変エアジェットを2個装備した「PGMキャブレター2」へと進化し、点火システムも2つのシリンダーの点火時期をそれぞれ演算してより適切な点火タイミングとする「PGMイグニション2」を採用。
さらに、可変排気孔バルブシステムにはアクセル開度検知・演算機能を加えたマップコントロール方式の「PGM RCバルブ」も採用されるなど、多岐にわたる技術革新が施されていた。
これらの恩恵により、ピークパワーがしばらく持続できる「台形パワー」が生まれ、扱いやすさが格段に向上していた。1988年モデルほどのピーキーさやパワー感はないものの、下からトルクもあり発進に神経質になる必要もなく、街乗りやツーリングユースも視野に入れた特性だった。
とはいえ、走らせればしっかりと速く、その気になればステップをすりながらのコーナリングも難なくこなす走行性能を発揮。ブラインドコーナーの先に障害物があるといった不測の事態においても、左右に機敏に切り返せて深いバンク角まで使えるため、逃げるラインを複数選択できるというアドバンテージも持ち合わせていた。
’89 NSR250Rが質感にこだわったスケールモデルに!
そんな名機の1/12スケールモデルが、株式会社青島文化教材社の完成品バイクシリーズ「PROSPEC EVOLUTION」から発売される。特徴的なカウル形状をはじめ、5角断面パイプを採用したスイングアーム、そして当時のカラーパターンであるブラック×シードシルバーメタリックのボディカラーを余すことなく再現している。
さらに、フレームとタンクにはダイキャスト製パーツを採用し、手のひらサイズ(全長約165mm)ながら、重量感と質感ともにハイレベルな完成度を実現。ステアリング・リヤサスペンションは可動式となっており、ディスプレイ台座も付属するため、細部にわたるこだわりと、飾って楽しむための配慮がなされている。本体素材はダイキャスト・ABS・ps、タイヤはTPRと質感を高める形で使い分けており、本田技研工業株式会社の監修も受けているというこだわりようだ。その出来栄えをぜひ、手元で確かめてみてほしい。
【青島文化教材社1/12 完成品バイク Honda NSR250R ’89】
1/12 完成品バイク「Honda NSR250R ’89」製品概要
- 価格:4620円(税込)
- 発売:2025年11月発売予定
- 塗装済み完成品
- スケール:1/12
- サイズ:全長約165mm
- ステアリング・リヤサスペンション可動
- 素材:本体/ダイキャスト・ABS・ps タイヤ/TPR
- ディスプレイ台座付属
- アオシマオリジナル開発商品
- ボディカラー:ブラック×シードシルバーメタリック
- ロスホワイト×テラブルー
※画像は試作品。実際の商品とは異なる場合あり。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ニュース&トピックス)
クリーンな次世代モビリティBMW CE 04とCE 02を各1名様にプレゼント 白馬の雄大な自然を舞台に、『BMW MOTORRAD DAYS JAPAN』はついに20回目の開催を迎えることとなった。[…]
旅として楽しむ、ほっこりラリーイベント 「MOTHER LAKE RALLY」は、2023年に初めて開催され、今年で3年目を迎えるイベントだ。単なる速さや距離を競うラリーとは一線を画し、そのコンセプト[…]
秋の浜松はスズキ祭り! 3つのミーティングが開催 2025年のスズキミーティングは、3つのモデルシリーズに焦点を当てて開催される。 9月7日(日) 「KATANA Meeting 2025」 会場:は[…]
今年の1月から6月までにニューモデルなどを11 機種投入した 大隅さんは、’98年にBMWジャパンに入社以来、ずっとモトラッド部門で勤務され、我々メディアと接する機会の多いマーケティング担当として働か[…]
作って、触って、攻略する。新感覚のサーキット模型 スマホケースなどの地図柄グッズを手がけるクロスフィールドデザインが、モビリティライフスタイルブランド「レシプロ」の新商品として「レイヤード ランドスケ[…]
人気記事ランキング(全体)
夏場は100℃超えも珍しくないけれど… いまやバイクのエンジンは“水冷”が主流。安定した冷却性能によってエンジンパワーを確実に引き出すだけでなく、排出ガス/燃費/静粛性の面でも水冷の方が空冷より有利な[…]
皮脂や汗に含まれる尿素が生地を痛めてしまう ──一般の方が汗でびちょびちょのヘルメットをリフレッシュさせたい場合、どのように行えばよいでしょうか? 「どこが外せるのか、どういうふうに洗えばいいのかは、[…]
RH1250S スポーツスターS:ダウンドラフト吸気の水冷Vツインを黒で統一 121HPを発揮するレボリューションマックス1250Tエンジンをオールブラックにし、精悍さを強調するデザインとなった202[…]
シグナスシリーズ、20年の歴史を背負うニューフェイス 以前は空冷エンジン搭載のコンパクトな原付二種スポーツスクーターとして人気を博した「シグナスX」だが、水冷の新世代「シグナス グリファス」に交代した[…]
作って、触って、攻略する。新感覚のサーキット模型 スマホケースなどの地図柄グッズを手がけるクロスフィールドデザインが、モビリティライフスタイルブランド「レシプロ」の新商品として「レイヤード ランドスケ[…]
最新の投稿記事(全体)
個性を求めて生まれた新しいスタイルとメカニズム ライバル他社に対して欧米市場での競争力強化を迫られていた1970年代後期のホンダは、CB400フォアよりも低コストで低価格にできる2気筒モデルに舵をとり[…]
ツーリングの楽しさを気軽に、疲れ知らずで ウェット路面に翻弄され、全日本ロードレース選手権のJ-GP3クラス今季初戦は、決勝9位という不本意な結果に…。その悔しさを癒してもらおうと、新型のRebel […]
9月上旬~中旬発売:アライ「RAPIDE-NEO HAVE A BIKE DAY」 旧車やネオクラシックバイクにマッチするアライのラパイドネオに、新たなグラフィックモデルが登場した。グラフィックデザイ[…]
販売終了が続く絶版車用純正部品を信頼のMADE IN JAPANで復刻 長期間不動状態だったバイクを再始動する際、キャブレターやガソリンタンクの状態もさることながら、クラッチの張り付きも懸念事項のひと[…]
RH975S ナイトスタースペシャル:ダウンドラフト吸気の水冷Vツインを黒で統一 レボリューションマックス搭載モデルでは、燃料タンクをシート下にレイアウトすることでダウンドラフト吸気を実現。従来タンク[…]
- 1
- 2