
やってくれたな! ダイソーさん。油汚れを「浮かせて→包み込む」効果を持つ黄金コンビが主成分のお掃除シート。こりゃもうバイクや自転車の汚れ落としにガンガンに使えるアイテムなんですよ。とりあえずリピート買いは確定として・・・その威力がいかほどかまずはとくとご覧ください!
●文:ヤングマシン編集部(DIY道楽テツ)
ダイソーのアイテムを買ってみよう使ってみよう
この記事で取り上げるダイソーのアイテムは「極厚 油よごれクリーナー」!
税込み110円で大判15枚入り。商品名が「油よごれクリーナー」なのに・・・
その下にも「しつこい油よごれに」とな! 大切な事だから二回言いました的な圧を感じますよね。惹かれたポイントがコチラ。
高機能合成界面活性剤使用で、かつセスキ炭酸ソーダ配合というポイント。なにそれ。それぞれがもう十分強いのに、二段階攻撃ですか!
「セスキ炭酸ソーダで油を溶かし、非イオン系の界面活性剤が溶けた油を包み込むダブルパワーで、しつこい油汚れをサッと落とします」
「汚れ落とし」なんかじゃない。「油汚れ落とし」なんだね! こりゃもう、期待しかないじゃないですか。
主成分は黄金コンビ
おもな成分は下記の2つとなってます。この2つが合わさると「汚れを浮かせる&包み込む」の黄金コンビになるわけですね。
セスキ炭酸ソーダ(炭酸水素ナトリウム+炭酸ナトリウム)
弱アルカリ性で、油脂や皮脂汚れを中和して浮かせるのが得意。
キッチンのヌルヌルにも強い万能選手。洗濯にも使われるレベル。
非イオン系界面活性剤
汚れにアタックするのに水と油の“仲介役”としてとても優秀。
泡立ち控えめで、素材を傷めにくく、プロ仕様の洗剤にも使われがち。
大きさと質感はそこそこ
さっそく一枚、取り出して広げてみました。
サイズは約200mm×300mm。
近づいてみると、質感はこんな感じです。
手に取ってみるとあきらかに透けて見えるので、ぶっちゃけそこまで厚みは感じません。「極厚」ってほどじゃない気もしますが、でもまぁ百均アイテムにしてはたしかに厚い・・・というか、高密度って印象ですね。
まずはエンジンオイルからテスト!
前置きはこれぐらいにしておいて、論より証拠、まずは使ってみましょうか。
作業台にエンジンオイルを無造作に「ぶちゅー」します。
これを拭き取れるか、どうか?
ぐっと抑えて、ぐいっと拭う。
・・・どうだ?
乾いたらこうなりました!
ガチで落ちてる。マジか。エンジンオイルを一発で拭くってすごいっすね。もうちょい残るかと思ったのにそれもナシ。拭ったオイルもクリーナーにしっかり吸収されてるっぽいし、持っている手への油分の戻りもない感じ。
いや~「極厚ってほど厚くない」なんて言っちゃってごめんなさい!これは優秀ですよ。
自転車のチェーンを掃除してみる
我が家のバイクのチェーンはこないだ掃除したばっかりだったので、今一番汚いといえば・・・これだ。ロードバイクだ。
これこれ、真っ黒に汚れたチェーンとスプロケットを掃除してみましょうか。
チェーンはこんな状態。チェーンオイルと、砂埃の風が吹いたせいでドロドロ&ザリザリになっております。この汚れとなるとアルコール入りのウェットティッシュぐらいじゃ汚れが落ちないレベル。通常ならチェーンクリーナーを使うところですが、はたして「油汚れ落とし」できるかどうか?
そんじゃ、行きます。
グイっと拭うと・・・
ほわっ!
ひと拭きだけで明らか汚れが落ちる。スルっと落ちます。こりゃ素晴らしい。ゴシゴシ擦ることなく、チェーンもスプロケットも汚れが落ちてくれました。
これはたしかに「汚れを浮かせる&包み込む」の黄金コンビの威力が実感できましたわ。
続いてチェーンも掃除していきます。
チェーンの汚れといえば、服につこうものならなかなか落ちない代表格。それなのに、ゴシゴシ擦るなんてことはなくて、サラっと拭いただけ。
ホントにそれだけでここまで落ちる。まるでヤラセ用に仕込んだ偽油汚れみたいに一発で落ちるってマジか。こりゃ御見それいたしました。
スプロケット掃除でガチ検証
こんなに汚れが落ちるともう楽しくってたまらないので、そのままリアスプロケット掃除やっちゃいましょう。
こちらも軽く拭いただけで…
こんなに落ちるので…
シートを折りたたんだりして、スプロケットの隙間も拭いていきます。トゲトゲしてるスプロケットの隙間を掃除しても、多少引っかかったところで破れたり裂けたりすることなく、黙々と掃除できますよ。
で、こうなりました!!
これ、ガチです。しかも、お掃除シート、たった一枚でここまで綺麗になりました!
ここまでの掃除がたった一枚で!!
これまでも汚れ落としシートはありましたが「高機能合成界面活性剤とセスキ炭酸ソーダの黄金タッグ」は別物の威力でしたね。これは正直驚かされました。
汚れ落としの感じが、パーツクリーナーを吹き付けてウェスで拭き取った時の、あの感じ。汚れが溶けて、スルっと落ちる。そんでもって、汚れが残らない。そんな印象なのです。
リピ買い確定!でも取り出し口はもうひと工夫欲しい
これは気に入ったので、リピート買い確定です。バイクのチェーン汚れがここまで落とせるならば、台所や換気扇の汚れは余裕で落とせることでしょう!
最後にひとつだけ問題があるとすれば、他の百均クリーナーシートと同様に、パッケージの取り出し口が弱そうなので、気密性を保つならケースを買うとか、すぐに使い切るとかしたいところですね。乾いてしまったらせっかくの洗浄力が落ちてしまいますから。
試しに使ってみたダイソーの「極厚 油よごれクリーナー」はご覧いただいた通り予想以上の効果でした。気になった方はダイソーへGO!実際に使ってみてくださいね。この記事が皆様の参考になれば幸いです。今回も最後まで読んでいただきありがとうございました~!
私のYouTubeチャンネルのほうでは、「バイクを元気にしたい!」というコンセプトのもと、3日に1本ペースでバイクいじりの動画を投稿しております。よかったら遊びにきてくださいね~!★メインチャンネルはコチラ→「DIY道楽」 ☆サブチャンネルもよろしく→「のまてつ父ちゃんの日常」
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(メンテナンス&レストア)
未塗装樹脂の白ボケ原因とツヤを復活させる方法 黒かったものが白っぽくなってくると古臭く見えてしまいます。…いいえ、「白髪」ではなくて「黒樹脂(未塗装樹脂)パーツ」のオハナシです。 新車の頃は真っ黒だっ[…]
点火トラブルって多いよね 昔から「良い混合気」「良い圧縮」「良い火花」の三大要素が調子の良いエンジンの条件として言われておりますが、それはそのまま調子が悪くなったバイクのチェック項目でもあります。その[…]
論より証拠! 試して実感その効果!! カーシャンプーやワックスをはじめ、さまざまなカー用品を手がけてきた老舗ブランド「シュアラスター」。そのガソリン添加剤シリーズ「LOOP」のフラッグシップモデルが、[…]
高い耐久性、IP65防水性能がライダーのギアを守る ミルウォーキーツールが誇るツールボックス、PACKOUTシリーズの最大の特長は、その「高い耐久性・防水性・防塵性」を備えているという点。ガレージや作[…]
入れないとどうなる?フロントフォークのオイル はいどうも、みなさんこんにちは。本日は愛車DT50のフロントフォーク定期メンテナンスをやっております。 トップのキャップボルトを外してカラーを取り出して、[…]
最新の関連記事(工具)
未塗装樹脂の白ボケ原因とツヤを復活させる方法 黒かったものが白っぽくなってくると古臭く見えてしまいます。…いいえ、「白髪」ではなくて「黒樹脂(未塗装樹脂)パーツ」のオハナシです。 新車の頃は真っ黒だっ[…]
点火トラブルって多いよね 昔から「良い混合気」「良い圧縮」「良い火花」の三大要素が調子の良いエンジンの条件として言われておりますが、それはそのまま調子が悪くなったバイクのチェック項目でもあります。その[…]
高い耐久性、IP65防水性能がライダーのギアを守る ミルウォーキーツールが誇るツールボックス、PACKOUTシリーズの最大の特長は、その「高い耐久性・防水性・防塵性」を備えているという点。ガレージや作[…]
入れないとどうなる?フロントフォークのオイル はいどうも、みなさんこんにちは。本日は愛車DT50のフロントフォーク定期メンテナンスをやっております。 トップのキャップボルトを外してカラーを取り出して、[…]
「特殊ボルト」で困ったこと、ありませんか? 今回は「でかい六角穴のボルト」を特殊工具なしで外してみようというお話。 バイクを整備していると時々変なボルトに出会うことがあります。今回は古い原付オフロード[…]
人気記事ランキング(全体)
最新の安心感と46worksテイストを両立した「究極のコンプリートモデル」 この『#02』は、2024年に限定販売された初代モデルに続くコンプリートカスタムモデル。今まで46worksが得意としてきた[…]
スズキCNチャレンジのファクトリーマシンと同じウイングを装着(一部地域でオプション設定) スズキは今回、初代GSX-R750から40周年にあたる今年、「GSX-R1000」「GSX-R1000R」の復[…]
鮮やかなブルーでスポーティな外観に グローバルサイトでの2026年モデル発表、北米での正式発表に続き、英国でもスズキ「ハヤブサ」の2026年モデルが正式発表された。2026年モデルとしてレギュラーカラ[…]
距離もブランドも関係なし!50人同時通話を実現 EVA Rモデルは、EVANGELION RACINGをモチーフとした特別デザイン(初号機A/B、2号機A/Bの全4モデル)をまとい、ナイトランでも存在[…]
3気筒と変わらない幅を実現した5気筒エンジンは単体重量60kg未満! MVアグスタはEICMAでいくつかの2026年モデルを発表したが、何の予告もなく新型5気筒エンジンを電撃発表した。その名も「クアド[…]
最新の投稿記事(全体)
エンジンみたいな気持ちよさはないでしょう? って、確かに違う乗り物だけど…… 2023年にホンダが同社初のパーソナル向け電動バイク「EM1 e:」を発売し、2024年にはカワサキが国産初のスポーツタイ[…]
400で初のV4でもホンダ・ファンは躊躇なく殺到! 1982年12月にリリースされたVF400Fは、このクラスでは12,500rpmの未経験な超高回転域と0-400mを13.1secという俊足ぶりもさ[…]
インホイールモーターなど車体のベースはホンダ製 ヤマハが原付一種の電動スクーター「JOG E」を市販する。2002年に量産初の電動二輪車「パッソル(Passol)」を日本国内で発売して以降、原付一種E[…]
全身ブラックアウト! 国内ではスタンダード的な位置づけに 「Z900RSブラックボールエディション(Black Ball Edition)」を初生撮り! カワサキがジャパンモビリティショー2025で展[…]
今季初の雨、「行くしかねぇ!」の代償 レースも残り3周となったS字コーナー2つ目、転倒を喫した長島哲太の姿がサーキットの大型ビジョンに映し出された。コースサイドで撮影していた私は、思わず「あぁぁ」と空[…]
- 1
- 2































































