
MT-09の並列3気筒エンジンとシャーシをベースに丸型ヘッドライトなど、レトロフィット外装を与えられたヤマハの人気ネオクラシックモデルXSR900。初登場は2016年なため、手頃な価格の出玉も増えており、中古車としての注目度も高い。この機会に各年式の違いをおさえて、自分に最適な一台を選んでみよう。この記事では2018年モデルを紹介する。
●文:ヤングマシン編集部 ●外部リンク:ヤマハ
インパクト大なシリーズ初カラー
現代的ストリートファイターのMT-09をベースに、アルミタンクカバーなど金属の質感を活かした専用外装などでネオレトロに仕上げられた1台であるXSR900。3種のパワーモードと2段階+オフが可能なトラコンに加え、アシスト&スリッパークラッチまで採用し、ネオクラ屈指のスポーティーさを誇る一台だ。サスペンション設定はMT-09と若干異なり、落ち着いた乗り味といった特長がある。
2018年モデルでは車両とエンジンの型式が変更され、平成28年排出ガス規制に対応。出力や燃費も変更されていた。カラーリングの面では、ネオクラシックモデルらしい渋めのカラーリングが多かったXSR900に、鮮烈なビビッドレッドカクテル1が加わった。
ちなみに先んじて発表されていた北米ではラピッドレッド、欧州ではレーシングレッドという色名となっており、1980年代のXS850で使われていたカラーリングという説明があった。また初代から続く、アルミ地をヘアライン加工したマットグレーメタリック3と2016年10月に追加されたブラックメタリックXは2018年も継続カラーとなっていた。
YAMAHA XSR900[2018model]スペック&カラー
主要諸元■全長2075 全幅815 全高1140 軸距1440 シート高830(各mm) 車重195kg(装備)■水冷4ストローク並列3気筒DOHC4バルブ 845cc 116ps/10000rpm 8.9kg-m/8500rpm 変速機6段 燃料タンク容量14L ■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●発売当時価格:104万2200円 ●色:赤、灰、黒 ●発売日:2017年11月6日
【YAMAHA XSR900[2018model]】ビビッドレッドカクテル1
XSR900GPの片鱗はすでにあった!?
北米の2018年モデル発表と同時に、XSR900をベースとしたYARD BUILTが公開。Jeff Palhegyi Designsが手がけたこのマシンは、1970~1980年代のヤマハファクトリーレーサーのTZ750をモチーフにフルカウル風に仕上げられていた。今見ると、XSR900GPに近いコンセプトを感じる。
YAMAHA「XSR900」最新相場情報
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(ヤマハ [YAMAHA] | 新型大型二輪 [751〜1000cc])
“Neo Retro”ロードスポーツ:2016年モデル 発売は2016年4月15日。現代的ストリートファイターのMT-09をベースに、アルミタンクカバーなど金属の質感を活かした専用外装などでネオレトロ[…]
150万円切りはほぼ確実と思われるが…… ヤマハは台湾で、欧州および北米などで発表済みのスーパースポーツモデル「YZF-R9」の導入価格を発表。日本国内にも2025年春以降の導入が案内されており、正式[…]
新型スーパースポーツ「YZF-R9」の国内導入を2025年春以降に発表 欧州および北米ではすでに正式発表されている新型スーパースポーツモデル「YZF-R9」。日本国内にも2025年春以降に導入されると[…]
大型二輪免許は18歳から取得可能! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外には“AT限定”免許も存在する[…]
GT+にはY-AMTを標準装備 ヤマハは、今夏発売と予告していた新型「TRACER9 GT+ Y-AMT」を2025年5月28日に発売すると正式発表。今世代のトレーサー9 GTシリーズでモーターサイク[…]
最新の関連記事(XSR900)
”XSR900”の登場によりカジュアル寄りに回帰 2024年モデルまでのXSR900は、初代モデルに対し“レーシングヘリテイジ”を標ぼうすることで1980年代のレーシングマシンカラーをまとい、走りもス[…]
“Neo Retro”ロードスポーツ:2016年モデル 発売は2016年4月15日。現代的ストリートファイターのMT-09をベースに、アルミタンクカバーなど金属の質感を活かした専用外装などでネオレトロ[…]
大型二輪免許は18歳から取得可能! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外には“AT限定”免許も存在する[…]
プラス11万6600円(工賃別)でカフェスタイルに変身! 2025年式のヤマハXSR900に対応する、フロントカウルおよびシートカウルがワイズギアより発売された。 フロントカウルは、車両本体のカラー[…]
XSR900 GPの登場によりカジュアル寄りに回帰したXSR900 ヤマハは、クロスプレーンコンセプトの888cc並列3気筒を搭載するスポーツヘリテイジ「XSR900」をマイナーチェンジ。ライディング[…]
人気記事ランキング(全体)
CB1000F SE コンセプトが新たに登場 2025年3月の大阪モーターサイクルショーで世界初公開された「ホンダCB1000Fコンセプト」。 往年の名車CB-Fを想起させるだけでなく、新時代のスタン[…]
後方排気はYZR500の後ろバンク、ただ一般公道で前方吸気は容易くなかった! ヤマハは1980年、レーサーレプリカ時代の幕開けRZ250をリリース。排気ガス規制で2ストロークは終焉を迎える寸前だったの[…]
7月中旬発売:Arai「ASTRO-GX BEYOND」 アライヘルメットの街乗りからツーリング、サーキット走行まで幅広くカバーするオールラウンドフルフェイスヘルメット「ASTRO-GX(アストロGX[…]
いい加減さがいい塩梅!? ダートで遊べるPG‐1 「個人車両なので頼むから無理はしてくれるな…」という編集担当の目を盗んでダートセクションにPG -1を連れ込んでみたら、これが何だか楽しくて仕方ない([…]
電子制御スロットルにアナログなワイヤーを遣うベテラン勢 最近のMotoGPでちょっと話題になったのが、電子制御スロットルだ。電制スロットルは、もはやスイッチ。スロットルレバーの開け閉めを角度センサーが[…]
最新の投稿記事(全体)
特別な店舗のオープンに向けた特別な1台 関西/中部エリアで6店舗を運営するモトラッドミツオカグループ。新装オープンした堺店は、国内のBMW Motorradの正規ディーラーの中でも最新の内装と設備が自[…]
ツーリングに必須レベルの各種ガジェット Kaedear スマートレコードディスプレイ KDR-D22:15%OFF CarPlayとAndroid Autoに対応し、スマホを触らずにナビや音楽操作がで[…]
決勝で100%の走りはしない 前回、僕が現役時代にもっとも意識していたのは転ばないこと、100%の走りをすることで転倒のリスクが高まるなら、90%の走りで転倒のリスクをできるだけ抑えたいと考えていたこ[…]
ホンダ・スズキと同じく、浜松で創業した丸正自動車製造 中京地区と同様に、戦後間もなくからオートバイメーカーが乱立した浜松とその周辺。世界的メーカーに飛躍して今に続くホンダ、スズキ、ヤマハの3社が生まれ[…]
先の道行きが想定しやすい縦型モニター 2023年発売のAIO-5を皮切りに、だんだんと普及しつつあるバイク用スマートモニター。これまでは横型の表示が多かったが、このたびMAXWINから縦型モニタータイ[…]
- 1
- 2