
2025年3月21日から開催される「第41回大阪モーターサイクルショー2025」。二輪業界の一大お祭りイベントに備えて、開催概要や主要メーカー等の出展概要をおさらいしていおこう。
●文:ヤングマシン編集部
2.5次元アイドルがアンバサダー!? モーターサイクルショー開催概要
大阪モーターサイクルショーの共通するメインテーマは、「いいね、バイク」。大阪のサブテーマには「バイク&ピース」、東京には「バイクって、想像以上だ」が設定されている。ベテラン層から若年エントリー層まで楽しめるイベントコンテンツが企画、実施される予定だ。
また、今回モーターサイクルショーの連動強化とともに、若年層へのアプローチを図るため、動画配信サイトを中心にさまざまな活動を行う2.5次元アイドルグループ「すとぷり」のメンバーであり、現在バイクの免許取得を目標に掲げている「さとみ」を両モーターサイクルショーのアンバサダーに任命。後日予定の両モーターサイクルショーのテーマソングを担当するほか、会場ではスタンプラリーブースを設置し、スタンプラリー完遂者には限定のオリジナルショッパーが配布される。
さとみ(すとぷり)がアンバサダーに就任! 日本二輪車普及安全協会は、2025年3月開催の「第41回 大阪モーターサイクルショー2025」および「第52回 東京モーターサイクルショー」の開催概要を発表す[…]
ホンダが初公開モデルの展示を予告
ホンダは、大阪モーターサイクルショーで、さまざまなカテゴリーのバイクのほか、ライディングギアの展示を実施。またトークショーなど、充実したステージコンテンツも展開する。
なかでも注目なのは、やはり世界初公開となるCB1300スーパーフォアSPファイナルエディションと、1993年型の初代CBR900RRファイアーブレードの車体色をオマージュしたCBR250RRの新色だろう。
加えて、EICMAで話題沸騰だったV型3気筒エンジンのコンセプトモデルが日本初公開に。水冷75度V型3気筒エンジンを搭載した車体はあくまでもコンセプトモデルのためのものだが、どんなマシンになるか実物を前に予想してみてほしい。
このほかEV Funコンセプト、参考出品車としてCUV e:、市販車としてCB1000ホーネット/CB750ホーネット、レブル250 E-Clutchなどが出展されるのは既報の通り。加えて、競技用車両のRC213V、CR ELECTRIC PROTO、RTL ELECTRICがホンダパワーを誇示する予定だ。
EICMA初公開のコンセプトモデルから世界初公開の初代オマージュ仕様まで ホンダは、「第41回 大阪モーターサイクルショー2025」「第52回 東京モーターサイクルショー」「第4回 名古屋モーターサイ[…]
鈴鹿8耐用マシンとして、V3エンジン搭載車が出る!?
まだまだ実態は未知数なホンダの新型V3搭載車。そんな中、2025年2月にはホンダが英国で「V3R」という商標を出願したことが確認できた。これが他のバイクやクルマを指している可能性もゼロではないが、時期的に考えればV型3気筒マシンととらえるのが自然といえる。
気になるのは「R」の文字だ。V3のエンジンレイアウトに対し、Rの文字を追加したということはスポーツモデルになると見て間違いなさそうだが、“RR”や“RR-R”ではないためレーサーレプリカのようなものと断言はできない。
とはいえ、そこは妄想たくましいヤングマシンスクープ班である。V3エンジンで鈴鹿8耐を走るというイメージを膨らませ、予想CG「RC-V3R」を制作してみた。こんなマシンが、近いうちデビューするかも!?
V3の全開サウンドを鈴鹿で聞きたいっ! ここ数年で最も興奮した。少なくともヤングマシン編集部はそうだった。ホンダが昨秋のミラノショーで発表した「電動過給機付きV型3気筒エンジン」である。 V3だけでも[…]
ヤマハは「COMING SOON あり!」
ヤマハは、大阪モーターサイクルショーで、ワイズギアと共同で出展することを発表。今回は、“ヤマハとならもっと特別な休日に”、“ヤマハとならもっと楽しい移動”を提案し、来場者とともに楽しみと遊びのイメージを膨らます「ヤマハと遊ぼう」をテーマに展開するという。
注目の展示車両は、2025年夏以降に登場予定とされる「トレーサー9 GT+ Y-AMT」「YZF-R9」、国内モデルが正式発表されたばかりの「MT-07/MT-07 Y-AMT」のほか、YZF-Rシリーズ、MTシリーズ、XSRシリーズだ。また、アクセサリー装着車両やヘルメット、アパレルなどワイズギアの展示も充実する。
出展モデルリストの中には、「Coming Soon.」もあり、なんらかの隠し玉がある模様。国内ラインナップにあって海外で2025年モデルが発表済みのものは“市販予定車”として掲載されているYZF-R1MやYZF-R3、XMAX、NMAX155などがあるものの、それ以外にも何かが公開されるはず。取っつきやすいクラスのトレール車という噂もあるが…期待していいですよね、ヤマハさん?!
カワサキは発表間もないモデルも全部展示!
カワサキは、大阪モーターサイクルショーでの展示予定モデルを明らかにした。国内向けモデルを正式発表したばかりのニンジャ1100SX/SE、ヴェルシス1100SE、Z900SEをはじめ最新モデルがズラリ。さらには、国内販売予定とするビモータのKB4RC、KB998 Rimini、Tesi H2 TERAも展示予定とした。
またカワサキブース内、カワサキプラザコーナーではモーターサイクルライフを彩る多数のカワサキ プラザ アパレルを販売。こだわりのオリジナルアイテムを手に取って確かめよう!
カワサキモータースジャパンは、2025年3月に開催予定の「第41回大阪モーターサイクルショー2025」「第52回 東京モーターサイクルショー」、4月に開催予定の「第4回名古屋モーターサイクルショー 」[…]
スズキは「スズキ推し」フェスを開催
スズキは大阪モーターサイクルショーで「スズキオシフェス」を出展テーマとし、多くのライダーを「スズキ推し」するべくブースを展開するという。また、例年に比べてスペースを拡大した物販エリアでは、定番のスズキグッズに加え、スズキの推し活をより充実させる「スズキオシ」グッズを販売する。
展示車両は、昨秋のEICMA2024で発表した新型「DR-Z4S」「DR-Z4SM」の海外仕様モデルや原付一種の折り畳み電動モペッド「e-PO」を参考出品予定としており、国内市販化への期待を煽る内容になっている。このほか「Hayabusa」や「Vストロームシリーズ」、「GSX-Sシリーズ」を中心に幅広いラインナップとし、跨り可能な車両も用意される。
加えて、人気格闘ゲーム「ストリートファイター」シリーズとのコラボバイク「GSX-8RTunedbyJURI」(⾮売品)の実写展示もトピック。「ストリートファイター6」の登場キャラクターで、バイクを趣味とする「ジュリ」をイメージしたというカラーリングをその目で確認しよう。
人気キャラクター・ジュリをイメージ 世界累計販売本数が5,600万本を超える⼈気ゲーム「ストリートファイター」シリーズ。eスポーツの⼤会も盛んに⾏なわれており、最新作である『ストリートファイター6』で[…]
今年も出展! ヤングマシンブースは大抽選会を実施
写真は2024年の様子
もちろんヤングマシンもブースを出展。モトツーリングの人気デザインTシャツに、内外出版社発行の新刊雑誌を一通り販売。会場限定のオトクなお値段なので、ぜひチェックしてほしい。また、例年開催しているヤングマシンのガラポンも実施。大阪ショーでの1等賞は、ゴッドブリンクのブレードランナーに、メッツラーのロードテック02となっている。他にもマル秘な1等賞もあるかも…。2025年のバイクライフを楽しむ第一弾として、ヤングマシンのガラポンを廻しに来てみて。
モトツーリングTシャツを、イベント限定価格で発売! 今年もやってきました、モーターサイクルショーの季節! もちろんヤングマシンもブースを出展しますよ。 今回の大阪では、モトツーリングの人気デザインTシ[…]
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(モーターサイクルショー/モーターショー)
世界初公開のプロトタイプ&コンセプトモデルも登場予定! ホンダが公式素材として配布した写真はモーターサイクルショー展示車および鈴鹿8耐時点のもの、つまりミラー未装着の車両だが、JMS展示車はミラー付き[…]
東京ビッグサイトのような会場が熱気に包まれる 日本のお隣であり、スクーターが一大人気を誇ることでも知られる台湾にて例年開催されている「台湾モーターサイクルショー」を取材してきたのでレポートをお届けした[…]
陸・海・空にまで広がるホンダの”夢” 今回の展示のテーマは「夢の力」。陸、海、空の3つの領域におけるホンダの多様なモビリティを通して、その技術力と未来へのビジョンが示されます。 二輪車からは、市販モデ[…]
「いくっしょ、モビショー! 」を合言葉に、未来へのワクワクを体験 ジャパンモビリティショー2025で掲げられているのは、「ワクワクする未来を、探しに行こう! 」というコンセプト。「みんなが[…]
モトラのデザインエッセンスが令和に登場 バブルが弾ける前、空前のオートバイブームが訪れた1980年代には現在では思いもよらぬほど多種多様なモデルが生まれた。ホンダからは、トールボーイデザインの新しいコ[…]
最新の関連記事(ニュース&トピックス)
Z H2 SEが進化! スマホ連携ナビが利用可能に スーパーチャージドネイキッドのフラッグシップ「Z H2 SE」の2026年モデルが9月27日に発売される。カラーリングが「メタリックマットグラフェン[…]
ウィズハーレー掲載記事のウラ側がわかる 俳優/タレント/サックスプレイヤーとしても活躍する武田真治さんが、故郷・北海道を同級生たちと結成するハーレーチーム「BLACK NOTE」とともに駆け抜けた!ハ[…]
2つの断熱シートが冬を制す「着る断熱材」 屋の壁に使われる断熱材のように、外部の冷気の侵入を防ぎ、体から発せられる熱を外に逃がさない。このシンプルな原理をウェアで実現したのがXShelterだ。 その[…]
YZF-R1/R6のレースベース車が受注開始! ヤマハがロードレースやサーキット走行専用モデル「YZF-R1 レースベース車」と「YZF-R6 レースベース車」の発売を発表。いずれも期間限定の受注生産[…]
地図上で、走りたい道にドラッグ&ドロップでルートを編集可能に 「ルートアレンジ」機能とは、スマホ向け『ツーリングサポーター by NAVITIME』にてルート検索後に、ドラッグ&ドロ[…]
人気記事ランキング(全体)
世界初公開のプロトタイプ&コンセプトモデルも登場予定! ホンダが公式素材として配布した写真はモーターサイクルショー展示車および鈴鹿8耐時点のもの、つまりミラー未装着の車両だが、JMS展示車はミラー付き[…]
YZF-R1/R6のレースベース車が受注開始! ヤマハがロードレースやサーキット走行専用モデル「YZF-R1 レースベース車」と「YZF-R6 レースベース車」の発売を発表。いずれも期間限定の受注生産[…]
2つの断熱シートが冬を制す「着る断熱材」 屋の壁に使われる断熱材のように、外部の冷気の侵入を防ぎ、体から発せられる熱を外に逃がさない。このシンプルな原理をウェアで実現したのがXShelterだ。 その[…]
鮮やかなブルーでスポーティな外観に 欧州に続き北米でもスズキ「ハヤブサ」が2026年モデルへと更新された。アルティメットスポーツを標ぼうするマシンは基本的に2025年モデルを踏襲しながら、レギュラーカ[…]
日本仕様はたったの2️種類 各国独自の特別仕様車を除けば、Z1-Rには初代とII型の2種類しか存在しない。ただしZ1-RIIのサイドカバーエンブレムは、欧州仕様:車名そのまま、北米仕様:IIナシのZ1[…]
最新の投稿記事(全体)
Z H2 SEが進化! スマホ連携ナビが利用可能に スーパーチャージドネイキッドのフラッグシップ「Z H2 SE」の2026年モデルが9月27日に発売される。カラーリングが「メタリックマットグラフェン[…]
地域の課題をライダーが解決 舞台となるのは、兵庫県北部の養父市と朝来市にまたがる日本遺産「鉱石の道」だ。ここは、かつて日本の近代化を力強く支えた鉱山の史跡群が点在する、歴史ロマンあふれるエリア。しかし[…]
青ベース、白ベースそれぞれのツートーンが登場 カムシャフトの駆動にベベルギヤを用いた、美しい外観の空冷バーチカルツインエンジンを搭載(バーチカルは垂直に立ったシリンダーを指す)するW800は、360度[…]
カワサキ大排気量モデルの原点は、2026年モデルも普遍性を継承 目黒製作所の創立100周年だった2024年秋、「メグロK3」が初のデザインアップデートを受けた。2024年11月発売のメグロS1のカラー[…]
DCAがスポーツと旅でディメンションをキャラ変する!? まず驚かされたのは、より扱いやすくなった車体だ。走り始めた瞬間この“RTってこんなに軽やかだったっけ?”と思うくらい扱いやすくなっている。どうや[…]
- 1
- 2