
ロイヤルエンフィールドは、市街地向けのまったく新しい電動モビリティブランドとして「フライングフリー(FLYING FLEA)」を立ち上げ、2台の電動バイクを発表した。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:FLYING FLEA
123年以上の歴史で迎える大きな節目として電動バイクの新ブランドを構築
250~750ccのミドルクラスバイクで世界的に存在感を放っているロイヤルエンフィールドが、新しい電動バイクブランド「FLYING FLEA(フライングフリー)」を立ち上げ、クラシックスタイルの「FLYING FLEA C6」とスクランブラースタイルの「FLYING FLEA S6」という2台のニューモデルを発表した。
市街地モビリティを主眼とした電動バイクであり、このうちC6を2026年初に発売すると予告している。
125ccのロイヤルエンフィールドモデルが空中戦術を展開、グライダーで運ばれ、鉄パイプのケージに入れられてパラシュートで落下させて運用した、とある。チラシの作成日時は1945年8月30日とあるので終戦後に宣伝されたものなのだろう。
フライングフリーのイメージの素になっているのは、第二次世界大戦中にパラシュートで空中投下するために設計されたバイクで、戦後には都市部のモビリティとして民間にも受け入れられたというもの。当時のフライングフリー号は125ccのエンジンを搭載し、ガーターフォークを採用した軽量スリムな車体が特徴だったようだ。
ちなみに“フリー”とはFREEではなくFLEAのことであり、小さな虫の“ノミ”を意味する。フリーマーケット=ノミの市の語源になったことでも知られている(かもしれない)が、小型軽量のバイクをパラシュート投下する様はまさしく空飛ぶノミといったところだったのだろう。
これをイメージソースとしたフライングフリーC6は、ガーターフォークを継承しながら、左右に2本のショックアブソーバーを持つダブルウィッシュボーン構造としているのが特徴。リヤサスペンションはカンチレバー式で、駆動方式はベルトドライブだ。
フライングフリーのイメージの素になっているのは、第二次世界大戦中にパラシュートで空中投下するために設計されたバイクで、戦後には都市部のモビリティとして民間にも受け入れられたというもの。当時のフライングフリー号は125ccのエンジンを搭載し、ガーターフォークを採用した軽量スリムな車体が特徴だったようだ。
ちなみに“フリー”とはFREEではなくFLEAのことであり、小さな虫の“ノミ”を意味する。フリーマーケット=ノミの市の語源になったことでも知られている(かもしれない)が、小型軽量のバイクをパラシュート投下する様はまさしく空飛ぶノミといったところだったのだろう。
これをイメージソースとしたフライングフリーC6は、ガーターフォークを継承しながら、左右に2本のショックアブソーバーを持つダブルウィッシュボーン構造としているのが特徴。リヤサスペンションはカンチレバー式で、駆動方式はベルトドライブだ。
フライングフリー号。
軽くて様々な運用が可能ということをアピールしたものだろうか。
ロイヤルエンフィールドは過去数年にわたってEVの研究開発とインフラに多額の投資を行っており、インドと英国に200人以上のエンジニアを含むグローバルなチームを構築してきた。また、インドのチェンナイにEV製造工場を建て、スペインの先進的なオフロード電動バイクで知られるバルセロナのStark Futureに投資。コネクテッドEVの開発、モーター、バッテリー、BMS(バッテリーマネジメントシステム)、ソフトウェアなど、全てをロイヤルエンフィールド社内で開発しているという。
FLYING FLEA C6(FF-C6)
2026年春までの発売を予告しているクラシックモデルで、オリジナルのFLYING FLEA からインスピレーションを得ている。
ガーターフォークは鍛造アルミニウム製で、流線形のフレームも鍛造アルミ製。バッテリー冷却のためのフィンは、フロント側を奇数列に配置して革新と最新テクノロジーを表現し、偶数列に配置されたリヤ側のフィンは伝統と遺産を体現する。
メーターは円形のタッチスクリーンは最新のコネクテッド機能を備え、ライドモードはスロットル、ブレーキ、回生ブレーキなどを細かく調整することが可能。バンク角検知ABSなどライダー支援も最新だ。
FLYING FLEA C6(FF-C6)
FLYING FLEA C6(FF-C6)
FLYING FLEA C6(FF-C6)
FLYING FLEA C6(FF-C6)
FLYING FLEA C6(FF-C6)
FLYING FLEA C6(FF-C6)
FLYING FLEA C6(FF-C6)
FLYING FLEA C6(FF-C6)
FLYING FLEA C6(FF-C6)
FLYING FLEA C6(FF-C6)
FLYING FLEA C6(FF-C6)
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(ロイヤルエンフィールド)
重厚感とユーザー寄りのデザインと扱いやすさが魅力本物のクラシックテイストがロイヤルエンフィールドの特長 1901年にイギリスで創業したロイヤルエンフィールドは、世界最古のバイクブランドとして長い歴史の[…]
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外[…]
ニューモデル攻勢は一段落。これからは収穫の時期 REを追うライバルも続々登場しているなか、商品展開も次のステージに移行すると考えていいのだろうか。 「たしかにそうですが、REは他社の競合機種をあまり意[…]
クラシックなボバースタイルをもつ”個性爆発”のゴアン クラシック350 名は体を表すというが、ロイヤルエンフィールドのニューモデル「ゴアン クラシック350」が表現するものは何か? 英国発祥のロイヤル[…]
英国生まれインド育ち:クラシック風味に全振りしたモデル 現存するオートバイブランドでは最古(大元のジョージ・タウンゼンド・アンド・カンパニーの創業は1851年! )と呼ばれ、1901年にオートバイの生[…]
最新の関連記事(新型EV/電動バイク)
パワフルで坂道も得意、実用的な原付二種EV 2023年のジャパンモビリティショーでコンセプトモデル「SC e: Concept」として参考出品されていたものが車名を「CUV e:」と改め、2025年6[…]
高まるペット移動ニーズに応える革新的モビリティ ガソリン価格の高騰と50ccクラス原付の製造終了という時代の転換期において、経済的かつ環境に優しい移動手段への需要が急速に高まっている。その一方で、近年[…]
50ccクラスは16歳から取得可能な“原付免許”で運転できるほか、普通自動車免許でもOK バイクを運転するための免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大[…]
ついに見つけた、生存者……! 箱根、海ほたる、日光いろは坂など、ツーリングの名所を電動化したセローで2人の少女が巡る。誰もいない、ひどく荒れ果てた終末世界をバイクでトコトコ駆け回るツーリングコミック『[…]
「世界も滅んだし、セローで旅に出よう」…225改の電動セローで“終末ツーリング” 終末世界をトコトコと。箱根の山から都内へと抜け、人々の姿がなくなった都市を散策する。抜群の機動性を誇り、今なお名車と呼[…]
人気記事ランキング(全体)
使わないのは「どうせ利かない」もしくは「踏んでもよくわからない」…… リヤブレーキをかけているライダーは、驚くほど少ない。 ブレーキペダルを踏んでも利いているかわからない、すぐABS(アンチロック)が[…]
振動の低減って言われるけど、何の振動? ハンドルバーの端っこに付いていいて、黒く塗られていたりメッキ処理がされていたりする部品がある。主に鉄でできている錘(おもり)で、その名もハンドルバーウエイト。4[…]
足着きがいい! クルーザーは上半身が直立したライディングポジションのものが主流で、シート高は700mmを切るケースも。アドベンチャーモデルでは片足ツンツンでも、クルーザーなら両足がカカトまでベタ付きと[…]
ホンダ新型「CB400」 偉い人も“公認”済み ホンダ2輪の総責任者である二輪・パワープロダクツ事業本部長が、ホンダ新ヨンヒャクの存在をすでに認めている。発言があったのは、2024年7月2日にホンダが[…]
一回の違反で免許取消になる違反 交通違反が点数制度となっているのは、よく知られている。交通違反や交通事故に対して一定の基礎点数が設定されており、3年間の累積に応じて免許停止や取消などの処分が課せられる[…]
最新の投稿記事(全体)
1位:スズキ『MotoGP復帰』&『850ccで復活』の可能性あり?! スズキを一躍、世界的メーカーに押し上げたカリスマ経営者、鈴木修氏が94歳で死去し騒然となったのは、2024年12月27日のこと。[…]
1105点の応募から8点の入賞作品を選出 株式会社モリタホールディングスは、このたび「第20回 未来の消防車アイデアコンテスト」を実施、受賞作品が決定となりました。 全国の小学生から集まった、1105[…]
「ETC専用化等のロードマップ」の現状 2020年に国土交通省が発表した「ETC専用化等のロードマップ」。その名の通り、高速道路の料金所をETC専用化にするための計画書だ。これによると、ETC専用化は[…]
一大ブームが巻き起こった1986年 滑走路で戦闘機と加速競争する姿、美人教官とのタンデム、苦悩を抱えて丘の上に佇む夕暮れ──。数々の印象的なシーンに初代ニンジャ=GPZ900Rがいた。 1986年に公[…]
房総半島の意外な魅力「素掘りトンネル」 東京から小一時間で行けるのに意外と秘境感あふれる千葉・房総半島。ここには味わい深い素掘りのトンネルが多数存在する。そんな異次元空間を求めて、半日だけショートツー[…]
- 1
- 2