ロイヤルエンフィールドは、市街地向けのまったく新しい電動モビリティブランドとして「フライングフリー(FLYING FLEA)」を立ち上げ、2台の電動バイクを発表した。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:FLYING FLEA
123年以上の歴史で迎える大きな節目として電動バイクの新ブランドを構築
250~750ccのミドルクラスバイクで世界的に存在感を放っているロイヤルエンフィールドが、新しい電動バイクブランド「FLYING FLEA(フライングフリー)」を立ち上げ、クラシックスタイルの「FLYING FLEA C6」とスクランブラースタイルの「FLYING FLEA S6」という2台のニューモデルを発表した。
市街地モビリティを主眼とした電動バイクであり、このうちC6を2026年初に発売すると予告している。
フライングフリーのイメージの素になっているのは、第二次世界大戦中にパラシュートで空中投下するために設計されたバイクで、戦後には都市部のモビリティとして民間にも受け入れられたというもの。当時のフライングフリー号は125ccのエンジンを搭載し、ガーターフォークを採用した軽量スリムな車体が特徴だったようだ。
ちなみに“フリー”とはFREEではなくFLEAのことであり、小さな虫の“ノミ”を意味する。フリーマーケット=ノミの市の語源になったことでも知られている(かもしれない)が、小型軽量のバイクをパラシュート投下する様はまさしく空飛ぶノミといったところだったのだろう。
これをイメージソースとしたフライングフリーC6は、ガーターフォークを継承しながら、左右に2本のショックアブソーバーを持つダブルウィッシュボーン構造としているのが特徴。リヤサスペンションはカンチレバー式で、駆動方式はベルトドライブだ。
フライングフリーのイメージの素になっているのは、第二次世界大戦中にパラシュートで空中投下するために設計されたバイクで、戦後には都市部のモビリティとして民間にも受け入れられたというもの。当時のフライングフリー号は125ccのエンジンを搭載し、ガーターフォークを採用した軽量スリムな車体が特徴だったようだ。
ちなみに“フリー”とはFREEではなくFLEAのことであり、小さな虫の“ノミ”を意味する。フリーマーケット=ノミの市の語源になったことでも知られている(かもしれない)が、小型軽量のバイクをパラシュート投下する様はまさしく空飛ぶノミといったところだったのだろう。
これをイメージソースとしたフライングフリーC6は、ガーターフォークを継承しながら、左右に2本のショックアブソーバーを持つダブルウィッシュボーン構造としているのが特徴。リヤサスペンションはカンチレバー式で、駆動方式はベルトドライブだ。
ロイヤルエンフィールドは過去数年にわたってEVの研究開発とインフラに多額の投資を行っており、インドと英国に200人以上のエンジニアを含むグローバルなチームを構築してきた。また、インドのチェンナイにEV製造工場を建て、スペインの先進的なオフロード電動バイクで知られるバルセロナのStark Futureに投資。コネクテッドEVの開発、モーター、バッテリー、BMS(バッテリーマネジメントシステム)、ソフトウェアなど、全てをロイヤルエンフィールド社内で開発しているという。
FLYING FLEA C6(FF-C6)
2026年春までの発売を予告しているクラシックモデルで、オリジナルのFLYING FLEA からインスピレーションを得ている。
ガーターフォークは鍛造アルミニウム製で、流線形のフレームも鍛造アルミ製。バッテリー冷却のためのフィンは、フロント側を奇数列に配置して革新と最新テクノロジーを表現し、偶数列に配置されたリヤ側のフィンは伝統と遺産を体現する。
メーターは円形のタッチスクリーンは最新のコネクテッド機能を備え、ライドモードはスロットル、ブレーキ、回生ブレーキなどを細かく調整することが可能。バンク角検知ABSなどライダー支援も最新だ。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(ロイヤルエンフィールド)
要大型二輪免許の超個性派! 日本導入は2025年 ロイヤルエンフィールドのゲリラ450は、同社のアドベンチャーモデルであるヒマラヤと同じ452ccの水冷DOHC単気筒エンジンを搭載するロードスター。日[…]
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc 400ccクラスは、普通二輪免許を取ってから間もないビギナーも選ぶことができる排気量帯で、16歳から乗ることができる。 そんな400cc[…]
クルーザーベースなのに意外にスポーツ性高し! ロイヤルエンフィールドの日本国内ラインナップには、このショットガン650のほかに648ccの空冷パラレルツインエンジンを搭載するモデルが3機種ある。カフェ[…]
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外[…]
取り柄はレトロなスタイルだけじゃない。最新のクラシックは基本性能の高さが魅力 トライアンフやノートン等と同様に、イギリスで創業したロイヤルエンフィールドは、1901年にバイクの生産を開始した世界最古の[…]
最新の関連記事(新型EV/電動バイク)
50ccクラスは16歳から取得可能な“原付免許”で運転できるほか、普通自動車免許でもOK バイクを運転するための免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大[…]
電動過給機の採用により、コンパクトで排気量以上のパフォーマンスを発揮するV型3気筒エンジン 2030年までに30モデル以上のEVを投入するとしているホンダにとって、その目標の10機種目と11機種目にあ[…]
「みんなが使えるクラス最軽量級モビリティ」PEV600 今回PEV600をご紹介する前に、先代モデル”GEV600”のご説明をさせていただきます。 GEV600は2020年秋に第一種原動機付自転車とし[…]
電動二輪パーソナルコミューター×2機種発表に加え、バッテリーシェアリングサービスも展開 ホンダはインドで、交換式バッテリー「Honda Mobile Power Pack e:(モバイルパワーパック […]
50ccクラスは16歳から取得可能な“原付免許”で運転できるほか、普通自動車免許でもOK バイクを運転するための免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大[…]
人気記事ランキング(全体)
ステップアップの階段・R7の成功が生んだR9 YZF-R9の開発者・お二人にインタビュー 編集部:まずはYZF-R9(以下R9)の企画経緯や狙いを教えてください。 兎田:他社さんを含めてスーパースポー[…]
「お金も時間もありそうなのに、なぜこんな天気の良い日にツーリングにも行かず、用品店に来ているんだろう?」という疑問 都内の某大手バイク用品店の駐輪場にて。今日も「なぜ来ているのかわからない?」ようなバ[…]
ジクサー150でワインディング 高速道路を走れる軽二輪で、約38万円で買えて、燃費もいいというウワサのロードスポーツ──スズキ ジクサー150。 まだ子どもの教育費が残っている50代家族持ちには(まさ[…]
セルが弱くなったらバッテリー交換のサイン スクーターのバッテリーが弱ってきたのか、始動性がイマイチになってきました。 そういえば、このバッテリーもずいぶんずいぶん古くなってきたので、バッテリーを買い替[…]
市販バージョンは750ccオーバー!? ホンダが世界に先駆けて量産直4マシン=CB750フォアを発売したのは’69年のこと。つまり、今年は直4CBの生誕30周年にあたるってわけ。そこで、提案モデルとい[…]
最新の投稿記事(全体)
様々なイベントで製品を伝えるサイン・ハウス サイン・ハウスは、様々なイベントに出向いてユーザー接点を多くとっている。最新モデルを直接体感してもらい、それぞれの特徴を的確にユーザーに伝える。活用方法や操[…]
YZF-R9の開発者・お二人にインタビュー スピンフォージドホイールを非採用の理由とは? (前編から続く)編集部:エンジンですが、内部部品や吸排気系も含め、基本的にはMT-09と共通です。YZF-R9[…]
1月25日(土)に東京都・埼玉県のバイク用品店3店舗にて開催! 2024年のロードレース世界選手権にて、Moto2クラスのチャンピオンを獲得した小椋 藍選手のサイン会が、2025年1月25日(土)に、[…]
250ccクラスは16歳から取得可能な“普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は全部で7種類ある。原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制[…]
市販バージョンは750ccオーバー!? ホンダが世界に先駆けて量産直4マシン=CB750フォアを発売したのは’69年のこと。つまり、今年は直4CBの生誕30周年にあたるってわけ。そこで、提案モデルとい[…]
- 1
- 2