
アメリカの人気YouTubeチャンネル『Bikes and Beards』がホンダのミニマム電動バイク「モトコンパクト(Motocompacto)」を購入して乗り回す! 地下鉄から飛行機、ショッピングセンターではエスカレーターも利用して移動しまくります……。
●文:ヤングマシン編集部 ●外部リンク:Bikes and Beards
995ドル=約14万6000円の折りたたみ電動バイクがMotocompacto
ネイティブ発音だと“モローコンパクトォゥ”と聞こえなくもないですが──。
昨年の9月にアメリカで発表された「モトコンパクト(Motocompacto)」は、1980年代初頭に発売されたモトコンポを現代的に解釈し直した新しいモビリティです。
『乗って楽しいファースト/ラストワンマイル』がコンセプトで、充電器は超スリムな本体に収納可能。販売は公式サイトまたはホンダ/アキュラディーラーを利用します。そしてなんといっても995ドル(日本円換算約14万6000円)という価格が魅力でしょう。
そんなモトコンパクト、昨秋のジャパンモビリティショー2023でホンダブースに参考出品されていたことから、日本への導入を期待しちゃっている方も多いのでは?
というわけで、ひと足早く購入して楽しんでいる様子をお伝えします。そう、もうお馴染みかもしれません。アメリカの人気YouTubeチャンネル『Bikes and Beards』による使用レビューです。
【Honda Motocompacto】フレームとホイールはアルミ製で、ヘッド&テールライトはLED。折り畳んだときの幅はなんと93.9mmだ。ヘルメット、バックパック、アパレルなどのアクセサリーもラインナップされる。北米での現地価格は995ドル。
開封から走行まで違和感しかねぇ……!
まずは開封の儀。お約束のチェーンソーだ!
匂いを嗅ぐのもお約束……。
出てきたのはスーツケース大の……電動バイクなの?
とりあえず自立するように変形させてからマニュアルを読んで、そして充電。私有地をノーヘルで走ったあとはフル装備で公道へ。州によって法規が異なるアメリカなのですが、モトコンパクトが車道や歩道を走り回る姿は日本人の目からは違和感しかありません(笑)。
トラクターとレースだぜ!?
とにかくよく声を掛けられます。
サンドイッチの数で収納チェック!
2人乗りもチェック。さすがに私有地です。
問題なく走れることがわかったというショーンですが、早くも退屈モードに。というわけで遊び心を爆発させて、いろんなところを走ったりiPadっぽいラッピングをしたり、カフェに持ち込んで周囲を驚かせたり。
調子に乗って地下鉄やショッピングセンター、さらには空港にまで自走で入って行って、手荷物で預けようとしてひと悶着。……意外にもそのまま預けることに成功しちゃいます。
そりゃ戸惑うよね……。
バゲッジロストの危機に遭うものの、後で取りに行ったら誰かが立てかけてくれていましたとさ。
モトコンパクトが1回の充電で走れる距離は20km足らずですが、飛行機を利用すれば1回の充電で800マイル(約1250km)を移動できるぜ、とショーンさんは豪語します。
あちこち走り回った結論はいかに?
結局のところ2台買っちゃったらしいです。それが答えですね!
動画には、「サンドイッチの収納数がいちばん印象的だったよ!」や、「ロンドンで使ってみたいな! これで仕事に行って、コートと同じ収納に保管できそうだし、屋内に持ち込めれば盗まれる心配もないよね」「アップルじゃなくてレプソルホンダのラッピングにしよう!」など2400件以上のコメントが寄せられています。
日本に導入する可能性はあるのかないのか……気になるところです!
※画像はYouTubeチャンネル『Bikes and Beards』より。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(新型EV/電動バイク)
レンタルクーポンの利用者、先着500名に購入サポート 今回のキャンペーンは、Hondaのバイク関連サービス「HondaGO」の会員を対象としており、現在会員でない方も、新たに登録することで参加可能。キ[…]
ひと目でEVとわかる先進的なスタイリング こちらが今回発表された「CUV e:」! Hondaはこれまで、EVバイクとしてパーソナル向けに原付一種の「EM1 e:」を市販化していますが、CUV e:は[…]
【本田技研工業 電動事業開発本部 二輪・パワープロダクツ電動事業開発統括部 CUV e: LPL(開発責任者) 後藤香織さん】2006年入社。以来一貫して2輪車開発に従事し、おもに車体設計としてEV-[…]
パワフルで坂道も得意、実用的な原付二種EV 2023年のジャパンモビリティショーでコンセプトモデル「SC e: Concept」として参考出品されていたものが車名を「CUV e:」と改め、2025年6[…]
高まるペット移動ニーズに応える革新的モビリティ ガソリン価格の高騰と50ccクラス原付の製造終了という時代の転換期において、経済的かつ環境に優しい移動手段への需要が急速に高まっている。その一方で、近年[…]
最新の関連記事(ホンダ [HONDA])
州知事や政府関係者のほか、従業員も参加し祝う 四輪車はもちろん、ビジネスジェット機でも知られ、最近では再使用型ロケットでも話題のホンダ。その始まり、つまり「祖業」は二輪車にある。 スタートは自転車用補[…]
似ているようでカブとはまったく違うのだ アウトドアテイストの強いCT125ハンターカブが人気だからといって、ここまでキャラクターを寄せてくることないんじゃない? なんて穿った見方で今回の主役であるPG[…]
ドリームはホンダ初の本格バイク 1947年のA型からプロトタイプのB型(1948年)、エンジンに加え自転車フレームも初めて自社製としたC型(1949年)を経て1949年8月に登場したのがドリームD型と[…]
以前、Honda E-Clutchを開発した方々にインタービューしたとき「最初はHonda E-Clutchなんていらないと思っていたけれど、一度乗ったら考えが変わった」という話をお聞きしました。 じ[…]
2024年モデル概要:排ガス規制に適合し、実質的な値下げを敢行 2020年モデルでは平成28年排出ガス規制(≒ユーロ4)対応だったため、2022年11月以降は車両の生産自体が不可となっていたが、その後[…]
人気記事ランキング(全体)
オートマ・AMT&ベルトドライブ採用の250ccクルーザー! 自社製エンジンを製造し、ベネリなどのブランドを傘下に収めることでも知られる、中国・QJMOTOR。その輸入元であるQJMOTORジャパンが[…]
懐かしのスタイルに最新技術をフル投入! 2025年3月の東京モーターサイクルショーで詳細が発表されたヨシムラヘリテージパーツプロジェクト。対象機種は油冷GSX-R750とカワサキZ1となっており、GS[…]
Z1、GPz900R、Ninja ZX-9Rから連なる“マジックナイン”の最新進化系 カワサキは、948cc並列4気筒エンジンを搭載したスーパーネイキッド「Z900」および上級モデル「Z900 SE」[…]
K-2439 フルメッシュロングジャケット:スタイルと機能を両立するツーリングジャケット 腰までしっかりと覆う安心感のあるロング丈でありながら、後襟から袖口へ流れるように入ったラインデザインと、ウエス[…]
涼しさの心臓部。それは「素材」と「構造」の魔法的組み合わせ うだるような暑さと、じっとりと肌にまとわりつく湿気。毎年繰り返されるこの季節に、多くの人が少しでも快適に過ごせる服を探し求めている。そんな中[…]
最新の投稿記事(全体)
シリーズ第7回は「パイロンスラローム」。リズミカルな連係操作を身に付けよう! 白バイと言えばヤングマシン! 長きにわたって白バイを取材し、現役白バイ隊員による安全ライテク連載や白バイ全国大会密着取材な[…]
4Gで安心を提供する最新スマートモニター 「AIO-6シリーズ」は、従来のバイク用ナビゲーションシステムが「道案内」や「車載モニター」に限定されていたのに対し、4G通信技術を搭載している点が最大の特長[…]
アウトドアレジャーに適した人気の原付二種 「スーパーカブ」シリーズの中で究極のアウトドアマシンとして支持されてきた“ハンターカブ”の名を受け継いだHonda CT125 ハンターカブ。2020年6月2[…]
履きやすさそのままに雨天時の不快を防ぐ機能満載 「MT074WP」はダイヤル式ライディングシューズ「MT074」の派生モデルだ。履きやすさはそのままに、メッシュライニングの下に建物の外壁や屋根にも使用[…]
遂に50ccクラスへ足がかりをつくる! 1980年にドイツのIFMA(ケルンショー)で、カワサキがAR50/80とオフロード車のAE50/80を発表したとき、世界のバイクメーカーに衝撃が走った。 なぜ[…]