
以前から数度に渡ってレポートし、そのたびに大反響を巻き起こしてきたヤングマシンの「CB400復活」スクープ。今回はそれらの情報を1本の記事にまとめてみた。2022年に生産終了した名車・CB400スーパーフォアのデザインや車両のコンセプトを踏襲する模様で、ホンダの新ウエポン・Eクラッチも投入の予定。登場は2025年秋か?
●CG製作:SRD(不許複製/All rights reserved)
威風堂々の初代へ回帰! 俺達のヨンヒャクが復活へ
【”中の人”が粋に公式コメント!】ホンダは7月2日、二輪・パワープロダクツ事業本部長(=2輪部門の責任者)に就任した加藤稔氏とメディア編集長の懇談会を開催。その席でメディアからの質問に対し「400は開発に苦労していたが、なんとか仕様が決まったので大丈夫です。でも時間はもう少しかかる」と発言。”中の人”もその存在を認めた!!
ホンダのバイクを統括する総責任者が「次期ホンダ400cc」の存在を公式に認めた――。それ以上の詳しい情報は不明。しかし、これは本誌が以前から提唱してきた次期CB400に他ならないだろう!
並列4気筒エンジンは完全新設計の見込み。厳しい環境規制をクリアしつつ、カワサキZX-4Rら75ps以上にまでハイパワー化したライバルに対抗するために、ゼロから造り出さざるを得ないハズだ。
デザインに関するウワサも新たに舞い込んできた。新型は1990年代にライダーだった者には懐かしい、初代CB400SFをリスペクトしたルックスになると予想したい。
ハイパーVTECを搭載しない第一世代の1992~1998年型は「プロジェクトBIG-1」のコンセプトに基づく、グラマラスな外装が特徴だ。今まで本誌ではレトロなCBX400F風のスタイルなどを予想してきたが、どうやら新型は元祖CB400SFに回帰。自らの王道デザインで復活を遂げるのだ!
王道スタイル×最新鋭でこそCB-SF
’99年型からシャープなデザインとなったが、常にフォルムは正統派。一方でハイパーVTECなどの最新装備を採り入れ、運動性能はピカイチだった。新型も王道デザインとEクラッチなどのメカを導入し、CBの伝統を受け継ぐだろう。
ベストバランス路線は継続。最高出力は70ps程度か!?
車体に関しては、従来の正立Fフォーク+リヤ2本サスから脱却し、現代的な倒立Fフォーク+リヤモノサスになると予想。車体面でも最新鋭になると考えられる。とはいえ、マシンのキャラクターとしてはZX-4Rのようなカリカリ系スポーツではなく、ホンダらしくトータルバランスを優先する模様。これは従来型CB400SFのような万能キャラとも合致する。
ただしスペック的に77psのZX-4Rをまったく無視するのも難しく、さほど見劣りしない出力に仕立ててくるハズ。最新ヨンヒャクとして旧SFの56ps超えは間違いなく、70ps前後は期待してもいいだろう。生産国は、4気筒人気が高まる中国の模様。開発が順調に進めば登場は’25年秋頃か? 待て続報!
スーパーボルドールもぜひ欲しい!!
従来型CB400において、ネイキッドのスーパーフォアと対を成す存在として存在感を放っていたのがCB400スーパーボルドール。ハーフフェアリング付きの希少な400ツアラーとして人気を博した。現時点で開発情報は得られていないものの、新CB400がトータルバランス重視路線を取るなら、総合力をより高めるSB路線もぜひ検討してほしい!!
【2022 CB400SUPER BOLD’OR】■水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ 399cc 56ps 4.0kg-m 206kg ●当時価格:104万600円〜
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(ホンダ [HONDA] | 新型小型二輪 [251〜400cc])
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc 400ccクラスは、普通二輪免許を取ってから間もないビギナーも選ぶことができる排気量帯で、16歳から乗ることができる。 そんな400cc[…]
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外[…]
2機種/3+2グレードで構成されるインド仕様 ホンダモーターサイクル&スクーターインディア(HMSI)は、日本でGB350シリーズとして販売され人気の空冷単気筒バイク「H’ness CB350(ハイネ[…]
2021年モデル:無印3種、Sに2種のカラーを設定 丸型ケースに収められたLEDヘッドライトにシンプルな造形の燃料タンク、そしてダブルシートへの流れるような水平ライン。ほぼ垂直に立った単気筒エンジンの[…]
レトロな容姿になってもやっぱり走りはイマドキ 2024年の全日本ロードレース選手権最終戦で、鈴鹿サーキットに対する苦手意識をようやく克服しました。日曜日朝のフリー走行で、走り方の意識を変えたことがその[…]
人気記事ランキング(全体)
トレッドのグルーブ(溝)は、ウエットでタイヤと接地面の間の水幕を防ぐだけでなく、ドライでも路面追従性で柔軟性を高める大きな役割が! タイヤのトレッドにあるグルーブと呼ばれる溝は、雨が降ったウエット路面[…]
新型スーパースポーツ「YZF-R9」の国内導入を2025年春以降に発表 欧州および北米ではすでに正式発表されている新型スーパースポーツモデル「YZF-R9」。日本国内にも2025年春以降に導入されると[…]
実は大型二輪の408cc! 初代はコンチハンのみで37馬力 ご存じ初代モデルは全車408ccのために発売翌年に導入された中型免許では乗車不可。そのため’90年代前半頃まで中古市場で398cc版の方が人[…]
北米にもあるイエローグラフィック! スズキ イエローマジックといえば、モトクロスやスーパークロスで長年にわたって活躍してきた競技用マシン「RMシリーズ」を思い浮かべる方も少なくないだろう。少なくとも一[…]
アルミだらけで個性が薄くなったスーパースポーツに、スチールパイプの逞しい懐かしさを耐久レーサーに重ねる…… ン? GSX-Rに1200? それにSSって?……濃いスズキファンなら知っているGS1200[…]
最新の投稿記事(全体)
公道モデルにも持ち込まれた「ホンダとヤマハの争い」 1980年代中頃、ホンダNS250Rはヒットしたが、ヤマハTZRの人気は爆発的で、SPレースがTZRのワンメイク状態になるほどだった。 しかしホンダ[…]
全日本、そしてMotoGPライダーとの違いとは 前回は鈴鹿8耐のお話をしましたが、先日、鈴鹿サーキットで行われた鈴鹿サンデーロードレース第1戦に顔を出してきました。このレースは、鈴鹿8耐の参戦権を懸け[…]
シュアラスターの「バイク洗車図鑑」 バイクが違えば洗い方も変わる! 車種別の洗車情報をお届けするシュアラスターの「バイク洗車図鑑」、今回は大ヒット街道まっしぐら、女性人気も高いホンダ「レブル250(S[…]
どの製品を選択するべきかで大いに悩む 少し前に当サイトでお伝えした通り、最近の僕はツーリングで重宝する積載系アイテムとして、タナックスがMOTOFIZZブランドとして販売する、ミニフィールドシートバッ[…]
長島哲太×ダンロップ×CBR1000RR-R、2年目の戦いへ 2025年の全日本ロードレースの第1戦が4月20日にモビリティリゾートもてぎで幕を開けた。 ダンロップタイヤを3年計画でチャンピオンの座に[…]