
ホンダが今春以降に正式発表すると見られているGB350Cの実車を一足早く大阪モーターサイクルショーでキャッチ! 実車を細部まで撮影できたのでお届けしたい。クラシック好きならたまらない?
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●写真:川島秀俊 ●外部リンク:ホンダ
ディープフェンダーやヘッドライトケースのメッキも見逃せない
ホンダは、3月15日より開幕の大阪モーターサイクルショーで正式発表前のGB350Cを展示する。一足早く実車の撮影がかなったのでお届けしよう。
GB350シリーズは2021年に発売され、400ccクラスで販売台数トップを走る空冷単気筒ネオクラシック。56万1000円のスタンダード仕様と60万5000円でスポーティなGB350Sがあり、入手しやすい価格も人気の理由のひとつだ。
GB350Cはインドで『CB350』として発売されたものの国内版で、“C”の文字はクラシックを意味すると言われている。スタイリングはその名の通りクラシックなものとされ、スタンダードとの違いとしては独自形状の燃料タンクと分割型シート、前後のディープフェンダー、カバー付きになった前後サスペンション、サイドカバー形状、水平に近くなったロングテールマフラーといったところ。
細かいところではヘッドライトケースに付いたメッキカバーやタンデムグリップの形状、タンクに付いたニーパッド、タンデムステップのマウントプレート形状なども挙げられる。前後フェンダーの大型マウントステーも面白いディテールといえよう。ホイールのデザインとサイズはスタンダード仕様に準じているようだ。
こうしたクラシカルなスタイリングは日本や欧州でも受け入れられそうだが、インドでは“インディアンツアラー”として親しまれているという。サスペンションカバーやディープフェンダーは悪天候や泥道に強く、後端までが長くしっかりしたシートまわりは積載性の向上にも一役買うわけだ。荷物を満載しながら、舗装されていない道路をどこまでも淡々と走破していく姿が目に浮かぶ。
発売時期については調査中だが、間もなく正式発表という説が有力。価格はGB350Sの60万5000円を大きく超えることはないだろう。続報が入り次第お届けしたい!
Honda GB350C[must be 2024 model]
Honda GB350C[must be 2024 model]
Honda GB350C[must be 2024 model]
Honda GB350C[must be 2024 model]
大阪モーターサイクルショー会場に展示された色違いバージョン。
ライトケースにはメッキリングとメッキカバー。フォークカバーとヘッドライトステーが一体化している。
メーターはシリーズ共通か。ハンドルクラウンはシルバー仕上げで、ハンドルバーはメッキ仕様だ。
燃料タンクは専用品で、後端が盛り上がっているスタンダードに比べて上面が後ろに向かってなだらかに落ちていく。ニーパッドの設置もツーリングでの疲労を低減してくれそうだ。
前後分割式となったシートは座面スペースもスタンダードより前後に長く、インド仕様のハイネスCB350(GB350標準モデルに相当)に近い構成のようだ。
ライディングポジションはスタンダードGB350に近いアップライトなもので、リラックスした走りが期待できそう。足着きは抜群とは言えない。【身長170cm/体重70kg】
バランサー搭載で低振動かつ鼓動感だけをピュアに抽出したような特性の空冷単気筒エンジン。FIカバーにメッキが施されている。
ストライドの長い加速感が特徴的なロングストローク設定だが、一方で高速道路での長時間の全開走行でも全く熱ダレしないタフさを併せ持つ。
サイドカバーも専用品。エンブレムは車名を中心としたデザインが施されたものだ。
ディープフェンダーを採用し、長めの大型ステーで保持。ホイールやブレーキの構成はスタンダードに準ずる模様。
長いステーで保持されるリヤフェンダーも深いタイプ。タンデムグリップの形状も専用だ。マフラーは後端が絞られたロングタイプで、水平に近い取り回しとされる。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(ホンダ [HONDA])
「ワインディングの覇者を目指すならCB-1」のキャッチコピーだったら評価は変わった!? カウルを装着したレーサーレプリカが出現する以前、1970年代までのスーパースポーツはカウルのないフォルムが一般的[…]
スマホ連携TFTやスマートキー装備のDX ホンダがミラノショーで発表した2025年モデルのPCX125(日本名:PCX)。2023年には欧州のスクーターセグメントでベストセラーになった同車だが、日本で[…]
新生CBのスポーツ性を示すイメージリーダー まだ市販車が登場していないにもかかわらず、2025年の大阪/東京モーターサイクルショーのホンダブースにはCB1000Fコンセプトのフルカスタム車が展示されて[…]
みんながCBを待っている! CB1000Fに続く400ccはあるのかないのか ホンダの名車CB400スーパーフォアが生産終了になって今年ではや3年目。入れ替わるようにカワサキから直列4気筒を搭載する「[…]
8/1発売:ロイヤルエンフィールド「ハンター350」 2025年8月1日より受注を開始するのが、ロイヤルエンフィールドの新型「ハンター350」だ。注目すべきは、従来モデルから5万円以上の値下げが敢行さ[…]
最新の関連記事(新型小型二輪 [251〜400cc])
ニューカラーにスマートフォン接続機能が進化 2026年モデルでパッと目を引くのは、やはりカラー&グラフィックの変更だ。「Ninja ZX-4R SE」は、パールロボティックホワイト×メタリックスパーク[…]
みんながCBを待っている! CB1000Fに続く400ccはあるのかないのか ホンダの名車CB400スーパーフォアが生産終了になって今年ではや3年目。入れ替わるようにカワサキから直列4気筒を搭載する「[…]
8/1発売:ロイヤルエンフィールド「ハンター350」 2025年8月1日より受注を開始するのが、ロイヤルエンフィールドの新型「ハンター350」だ。注目すべきは、従来モデルから5万円以上の値下げが敢行さ[…]
2025モデル「GB350/S」が華やかになって新発売! 原点的なスタイルとそれにふさわしい味わい深い走りによって、年齢や性別を問わず、幅広いライダーに支持されている大人気バイク「GB350」シリーズ[…]
350ccクラスの破壊者! 現地価格はハンター350やGB350よりも安い BSAモーターサイクルズが新型モデル2機種を発表した。ロンドン開催の国際発表会で公開されたのは、ティーザー展開されていた「バ[…]
人気記事ランキング(全体)
スマホ連携TFTやスマートキー装備のDX ホンダがミラノショーで発表した2025年モデルのPCX125(日本名:PCX)。2023年には欧州のスクーターセグメントでベストセラーになった同車だが、日本で[…]
ニューカラーにスマートフォン接続機能が進化 2026年モデルでパッと目を引くのは、やはりカラー&グラフィックの変更だ。「Ninja ZX-4R SE」は、パールロボティックホワイト×メタリックスパーク[…]
みんながCBを待っている! CB1000Fに続く400ccはあるのかないのか ホンダの名車CB400スーパーフォアが生産終了になって今年ではや3年目。入れ替わるようにカワサキから直列4気筒を搭載する「[…]
意外と複雑な一方通行の表示 一方通行規制のおもな目的は、車両の相互通行による複雑で危険な交通状況を単純化し、交通の安全と円滑を図ることにある。とくに、道幅が狭く、歩行者や自転車の通行が多い住宅地や繁華[…]
スズキ ジクサー150試乗インプレッション 全日本ロードレースを走るレーシングライダー、岡崎静夏選手がスズキ「ジクサー150」の2025年モデルを試乗。彼女は想像以上にスポーティーな乗り味に驚いたと語[…]
最新の投稿記事(全体)
「ワインディングの覇者を目指すならCB-1」のキャッチコピーだったら評価は変わった!? カウルを装着したレーサーレプリカが出現する以前、1970年代までのスーパースポーツはカウルのないフォルムが一般的[…]
軽量コンパクトなフルフェイスがカーボンモデルとなってさらに軽く強く! Kabutoのフルフェイスヘルメット『AEROBLADE-6』は、軽量&コンパクトな帽体を空力特性に優れる形状に仕上げたモデルだ。[…]
バイク専用設計で干渉しにくいL字コネクター デイトナのUSB-A to USB-C充電ケーブルは、バイク乗りの使いやすさを徹底的に追求した設計。スマホ接続部がL字コネクターになっており、走行中もハンド[…]
2025年上半期の国内登録台数は3099台で販売新記録! 発表会の冒頭、BMW株式会社モトラッド・ジェネラルマネージャーの大隈 武氏が壇上に立ち、2025年上半期のビジネス概要/取り組みを発表した。 […]
サスペンションのオーバーホールとは? バイクのメンテナンスで必要な項目と言えば、多くの方がまず“エンジンオイルの交換”を思い浮かべるのではないでしょうか? 実は、サスペンションも同様にメンテナンスが必[…]