
ヤマハは、走りと環境性能を両立した“BLUE CORE(ブルーコア)”エンジンを搭載するコンパクトな原付二種スクーター「AXIS Z(アクシス ゼット)」の価格を改定し、2024年モデルとして2023年11月17日に発売すると発表した。外観や主要諸元に変更はない。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク: YAMAHA
2022年にマイナーチェンジし、法規対応しながらわずかにパワー&トルクアップ
ヤマハがアクシスZの価格改定を発表した。37.5Lの大容量シート下トランクにジェット型ヘルメットを2個収納可能など、高い実用性で通勤ライダーなどに支持されているヤマハの原付二種スクーター「アクシスZ」は、従来の27万1700円から8800円増の28万500円に。価格以外の変更はなく、カラーリングスペックもそのままだが、為替変動や各種原材料等の高騰に歯止めがかからない状況が続いていることから、ヤマハにとっても苦渋の決断となる。
2022年にマイナーチェンジした際には、エンジンを最新排出ガス規制に適合させながら0.1ps&0.01kg-mのパワー&トルクアップを果たしたほか、静粛かつ振動の少ないエンジン始動をもたらすSMG(スマートモータージェネレーター)、リヤブレーキ操作でフロントも利くUBSを採用し、ヘッドライトの光量アップも実施された。
ジョグ125と並ぶ低燃費51.9km/L(WMTCモード値)と燃料タンク容量5.5Lで航続距離は約285km、前後10インチの小径ホイールによる小回り性能も健在だ。
アクシスZのカラーバリエーション
アクシスZのスペック
車名 | アクシスZ |
認定型式/原動機打刻型式 | 8BJ-SEJ6J/E33VE |
全長×全幅×全高 | 1790×685×1145mm |
軸距 | 1275mm |
最低地上高 | 125mm |
シート高 | 770mm |
キャスター/トレール | 26°30′/80mm |
装備重量 | 100kg |
エンジン型式 | 空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ |
総排気量 | 124cc |
内径×行程 | 52.4×57.9mm |
圧縮比 | 10.2:1 |
最高出力 | 8.3ps/7000rpm |
最大トルク | 1.0kg-m/5000rpm |
変速機 | Vベルト無段変速(オートマチック) |
燃料タンク容量 | 5.5L |
WMTCモード燃費 | 51.9km/L(クラス1、1名乗車時) |
タイヤサイズ前 | 100/90-10(チューブレス) |
タイヤサイズ後 | 100/90-10(チューブレス) |
ブレーキ前 | 油圧式ディスク |
ブレーキ後 | 機械式ドラム |
乗車定員 | 2名 |
価格 | 28万500円 |
車体色 | 艶消し青、黒、灰、艶消し茶、白 |
発売日 | 2023年11月17日 |
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
空冷ブルーコアエンジン搭載で51.9km/Lの低燃費、航続距離は200kmオーバー 125ccクラスのスクーターに新顔が登場した。ヤマハの伝統ある車名を受け継ぐ「ジョグ125(JOG125)」だ。元々[…]
アドレス125のスポーティな兄弟モデル スズキは、インドで販売、欧州で先行発表されていた新型の原付二種スクーター「アヴェニス125」の国内導入を発表した。インドでは2022年1月より同名で販売されてき[…]
日本発売後には欧州ほかでも販売予定のグローバルモデル スズキは、欧州で先行発表されていた新型の原付二種スクーター「アドレス125」の国内導入を発表した。インドでは2019年12月より「アクセス125」[…]
スマートキー採用、USBソケットはタイプCだ! ホンダは、優れた実用性で通勤ライダーなどに支持されている原付二種スクーター「リード125」のカラーバリエーションを変更。新色×2と継続色×2の全4色ライ[…]
※2023年12月14日更新 125ccスクーターは16歳から取得可能な“AT小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400[…]
最新の関連記事(新型スクーター)
ガチの原付二種ライバルを徹底比較! 原付二種と呼ばれる、50cc超~125cc以下のバイクはユーザーメリットが多い。任意保険は4輪車などに付帯させるファミリーバイク特約が使えるし、自動車税も90cc以[…]
ベスパ LX 125 ■空冷4ストローク単気筒SOHC3バルブ 124cc 10.6ps/7250rpm シート高785mm 車重120kg ●価格:46万2000円 ●色:ユーフォリコライラック(新[…]
利便性を追求したリトル・バーグマン アドレス125、アヴェニス125に続くスズキ最新世代の原付二種スクーターシリーズ・第3弾として2023年春に登場したのがバーグマンストリート125EX。初登場から2[…]
LCDメーターがTFTにグレードアップ、外観も一新! リーニングマルチホイール=LMW採用の原付二種スクーターとして独自の地位を築いているヤマハの「トリシティ125」が欧州でマイナーチェンジ。最新YZ[…]
通勤エクスプレスには低価格も重要項目! 日常ユースに最適で、通勤/通学やちょっとした買い物、なんならツーリングも使えるのが原付二種(51~125cc)スクーター。AT小型限定普通二輪免許で運転できる気[…]
最新の関連記事(ヤマハ [YAMAHA])
ガチの原付二種ライバルを徹底比較! 原付二種と呼ばれる、50cc超~125cc以下のバイクはユーザーメリットが多い。任意保険は4輪車などに付帯させるファミリーバイク特約が使えるし、自動車税も90cc以[…]
凛としたトラディショナルをカジュアルクラシックで訴求! ヤマハが1992年にリリースしたSRV250は、1988年のXV250Viragoで開発した空冷250Vツインを搭載、感度の高いトラディショナル[…]
ヤマハ発動機と三菱重工業は、200kgの貨物を搭載可能な中型マルチコプター型無人機(以下、中型無人機)の開発に向けた共同研究を行っていることを発表した。 パワーユニットには、ヤマハが2023年にコンセ[…]
1980年代レーシングヘリテイジが蘇るゴロワーズカラー ヤマハは2022年5月にフルモデルチェンジした2022年モデルのXSR900を発表。2020年モデルが1970年代を中心としたカラーリングを特徴[…]
1980年代の鈴鹿8時間耐久の盛り上がりを再び起こしたい 設楽さんは、いま世界でもっとも伸長しているインドに2018年から赴任。その市場の成長ぶりをつぶさに見てきた目には、日本市場はどう映っているのだ[…]
人気記事ランキング(全体)
ガチの原付二種ライバルを徹底比較! 原付二種と呼ばれる、50cc超~125cc以下のバイクはユーザーメリットが多い。任意保険は4輪車などに付帯させるファミリーバイク特約が使えるし、自動車税も90cc以[…]
情熱は昔も今も変わらず 「土日ともなると、ヘルメットとその周辺パーツだけで1日の売り上げが200万円、それに加えて革ツナギやグローブ、ブーツなどの用品関係だけで1日に500万円とか600万円とかの売り[…]
660ccの3気筒エンジンを搭載するトライアンフ「デイトナ660」 イギリスのバイクメーカー・トライアンフから新型車「デイトナ660」が発表された際、クルマ好きの中でも話題となったことをご存知でしょう[…]
日本を代表する3000m級の高峰絶景が楽しめる北アルプス山脈(飛騨山脈)。その雄大な北アルプス山脈の絶景が楽しめるのが、長野県小川村を横断する「小川アルプスライン」だ。約12kmにわたる全ルートとスポ[…]
電子の力で瞬時に冷却する「ペルチェ素子」を採用 このベスト最大の売りは、その冷却システムに「ペルチェ素子」を採用していること。これは、半導体の一種で、電気を流すと素子の片面が熱を吸収(冷却)、もう片面[…]
最新の投稿記事(全体)
ベストソーシャルメディアアクティベーション賞を獲得したSNS投稿 まず体制発表会の前にピンクフロイドの『狂気』からインスパイアされたジャケットをアップ。『狂気』の原題、“THE DARK SIDE O[…]
バイクライフをサポートするラインアップ Pro Hondaのラインアップとして、4サイクルエンジン用オイル×5種類/2サイクルエンジン用オイル×3種類/ブレーキフルード×1種類/クッションオイル×2種[…]
2007年モデル概要:平成19年国内排出ガス規制に適合しつつ進化 二度目のフルモデルチェンジを果たしたのが、この2007年モデル。動力性能と車体の取り回しやすさの向上を目指し、それまでのモデルと比べて[…]
1位:「CBR500R FOUR」最新情報/予測まとめ 今なお復活が待たれているCB400スーパーフォアの後継モデル「新型CB400」。そのフルカウルモデルに、500cc版が登場するかもしれない。中国[…]
参加自由で無料、レッドバロンユーザーじゃなくても大歓迎! 全国に直営300店舗のバイク販売店を展開するレッドバロンのユーザー参加型イベント『FanFunミーティング』が、来たる6月21日(土)に、栃木[…]
- 1
- 2