
読者による投票でその年のベストバイクを選出する企画”マシン オブ ザ イヤー”。’22年度の投票では、ヤングマシン50周年特別企画の一環として、年代ごとに愛着のある車両も選出してもらった。50年間のベストバイクを選出したマシン・オブ・ザ50イヤーズとはまた一味違う結果となったのがおもしろい。’90年代のナンバー1は、教習所でもおなじみのCB400SFだった。
●まとめ:沼尾宏明 ●写真:YMアーカイブス
時代とブームを象徴する3台が上位ゲット
ネイキッドブームが最盛期を迎えた’90年代。このブームを代表し、現代まで続くロングセラーとなったCB400SFが見事1位に輝いた。また’90年代後半は最高速競争が激化したが、これを制した初代ハヤブサが次点に。’90年代初めはバブルが弾けた時代でもあり、これを象徴するNRが3位だ。そして4位はホーネット250。ニーゴー直4が身近な時代だったのだ。
1位:’92~ ホンダ CB400 SUPER FOURシリーズ 85票【進化を止めなかったヨンヒャクの顔役】
グラマラスな造形とスポーティな走りで大ヒット。’99で現代に続くハイパーVTECで一段と進化を果たした。MOTY総合では’95年に戴冠しており、いまだ400ccで唯一の王者だ。
【’92~ HONDA CB400 SUPER FOUR series】■水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ 399cc 53ps/11000rpm 3.7kg-m/10000rpm ■192kg F=110/70-17 R=140/70-17
投票者の声【多くのライダーが触れた名車。’99VTECも魅力】
- 教習車でお世話になった。クセがなくとても乗りやすかった(長野T・W)
- これぞバイクのイメージ(宮崎S・S)
- 万能マシーン。乗りやすくて日本の道路にジャストフィット(千葉K・O)
- シンプルにかっこいい(島根N・H)
2位 ‘99~ スズキ GSX1300R HAYABUSA 64票
ライバルのZZ-R、XXを破り、最高速キングに君臨した初代。その衝撃は今も多くのファンを惹き付けている。
【’99~ SUZUKI GSX1300R HAYABUSA】■1298cc 175ps/14.1kg-m ■215kg(乾燥)
投票者の声
- 300オーバーの快挙と戦闘的なフォルム(鹿児島T・T)
- 歴史に残る車両。流線的なフォルムは個性的ながら圧倒的なスペック(愛知K・Y)
- アルティメットスポーツ(宮城M・G)
3位 ‘92~ ホンダ NR 61票
DOHC8バルブやカーボンカウルなどホンダが妥協なく造り込んだ1台。MOTY総合では’92~’93で2連覇。
【’92~ HONDA NR】■747cc 77ps/5.4kg-m ■244kg
投票者の声
- ホンダスピリットの結晶(岡山T・O)
- エンジニアの夢を具現化した一台。楕円ピストンエンジンなんて二度と登場しない(広島G・K)
- 唯一無二の存在(神奈川T・O)
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(マシン オブ ザ イヤー[MOTY])
【第1位】ホンダ モンキー125:49票 チャンピオンに輝いたのは、現代に蘇ったホンダのかわいい”おサルさん”です! 初代は遊園地用のファンバイクとして、1961年に誕生しました。以来長く愛され、20[…]
【第1位】カワサキ Z900RSシリーズ:181票 1000-751cc(大型二輪)クラスでのチャンピオンにも輝いた、Z900RSシリーズが2冠を達成です! やはりその人気は高いものがありますね。登場[…]
【第1位】カワサキ Z900RSシリーズ:181票 やはりと言うべきか、本クラス堂々のチャンピオンに輝いたのはZ900RSシリーズです。ヤングマシンでもスクープを継続的にお送りした後、2017年の東京[…]
【第1位】スズキ SV650/X:110票 ツウにも根強く愛される、スズキのSVが王座に輝きました。もはや貴重となってしまった国産V型2気筒エンジンを搭載するミドルネイキッドは、”ザ・バイク”とも言え[…]
【第1位】カワサキ ニンジャZX-25R SE/KRTエディション:65票 ニーゴー界の最強にして唯一無二の4気筒・カワサキ ニンジャZX-25Rがチャンピオンに輝きました。2万rpmまで刻まれたタコ[…]
最新の関連記事(名車/旧車/絶版車)
商品ではなく「こんなこと、できたらいいな」を描く 今回は見た瞬間にハートを鷲掴みにされてしまったモトクロス系のお気に入りバイクカタログをご覧になっていただきたい。 まずはアメリカホンダ製作によるモトク[…]
ヤマハXJ400:45馬力を快適サスペンションが支える カワサキのFXで火ぶたが切られた400cc4気筒ウォーズに、2番目に参入したのはヤマハだった。FXに遅れること約1年、1980年6月に発売された[…]
手軽な快速ファイター 1989年以降、400ccを中心にネイキッドブームが到来。250でもレプリカの直4エンジンを活用した数々のモデルが生み出された。中低速寄りに調教した心臓を専用フレームに積み、扱い[…]
マイノリティ好きにはたまらない2スト250で3気筒、走りに刺激はなかったけれど海外でもファンが少なくなかった! カワサキが世界進出の勝負球として、500ccで2ストローク3気筒のマッハIIIをリリース[…]
空冷エンジンのノウハウを結集【カワサキ GPz1100[ZX1100A]】 航空機技術から生まれたハーフカウルとレース譲りのユニトラックサスを装備。デジタルフューエルインジェクション効果を高めるために[…]
人気記事ランキング(全体)
プロテクター標準装備の冬用ライディングジャケット 一見するとカジュアルなパーカスタイルだが、中身は本格的なウインタージャケットである。本商品は、胸/肩/ひじ/背中の4部位にプロテクターを標準装備してお[…]
手軽な快速ファイター 1989年以降、400ccを中心にネイキッドブームが到来。250でもレプリカの直4エンジンを活用した数々のモデルが生み出された。中低速寄りに調教した心臓を専用フレームに積み、扱い[…]
Eクラッチと電子制御スロットルが初めて連携する750シリーズ ホンダが欧州2026年モデルの5車にEクラッチを新搭載。これまでにミドル4気筒の「CBR650R」「CB650R」、250cc単気筒の「レ[…]
着る季節を選ばない設計と、高速走行を意識したディテール 春から冬まで対応できる点が、このモデルの大きな魅力だ。表地には防風性とストレッチ性を備えたソフトシェル素材を使用しており、ライディング時の冷たい[…]
ヤマハXJ400:45馬力を快適サスペンションが支える カワサキのFXで火ぶたが切られた400cc4気筒ウォーズに、2番目に参入したのはヤマハだった。FXに遅れること約1年、1980年6月に発売された[…]
最新の投稿記事(全体)
関東のおすすめバイク神社一覧 ライダーのセーフティライドを支えるのは、交通ルールを遵守した適切なオートバイの乗り方と、愛車への深い理解、周囲の交通環境を確認して事故を未然に防ぐ観察眼などがあります。 […]
出力調整を極限まで最適化&他技術との連携で相乗効果 キャブやFIスロットルボディの吸気量を決めるバタフライの開閉をワイヤーで繋がったスロットルグリップで人間が直接調整していたのが旧来の方式。これに対し[…]
商品ではなく「こんなこと、できたらいいな」を描く 今回は見た瞬間にハートを鷲掴みにされてしまったモトクロス系のお気に入りバイクカタログをご覧になっていただきたい。 まずはアメリカホンダ製作によるモトク[…]
ヤマハXJ400:45馬力を快適サスペンションが支える カワサキのFXで火ぶたが切られた400cc4気筒ウォーズに、2番目に参入したのはヤマハだった。FXに遅れること約1年、1980年6月に発売された[…]
手軽な快速ファイター 1989年以降、400ccを中心にネイキッドブームが到来。250でもレプリカの直4エンジンを活用した数々のモデルが生み出された。中低速寄りに調教した心臓を専用フレームに積み、扱い[…]
- 1
- 2



































