
春は新車の季節! 中でも注目したいのは、3月17日に開幕した大阪モーターサイクルショーで世界初公開された新生「エリミネーター」だ! 現地で撮影できたライディングポジションを参考にしつつ、この現行ラインナップ唯一となる新たな400ccクルーザーを、ライバルとなるであろうホンダ レブル250と比較する。
●文:ヤングマシン編集部(沼尾宏明) ●写真:藤村ノゾミ ●外部リンク:カワサキモータースジャパン ホンダモーターサイクルジャパン
5年連続ベストセラーに充実のパッケージで挑む〈エリミネーター VS レブル250〉
250クラスのクルーザーでは’17年の登場以来、5年連続でホンダのレブル250がベストセラー街道をバク進している。また上位モデルのレブル500も存在。愛車選びの際、当然エリミネーターとの比較対象になるだろう。
車両価格はレブル250がエリミより約15万円安く、車検がない250の方が維持費も断然有利だ。しかしその分、エリミネーターは車格が立派で、パワーは排気量が大きいレブル500より2ps上回っているほどだ(ただし最大トルクはレブル500が上)。
さらにエリミはUSB電源、ETC、スマホ連携と装備が豪華。こう考えると実に悩ましい(笑)。いずれにせよミドルクルーザーの選択肢が増えることは大歓迎だ。
カワサキ エリミネーター:走りと車格に余裕タップリ
【KAWASAKI ELIMINATOR】上位クラスだけにパワー抜群。ホイールベースはレブルより30mm長く、レブル1100と同じだ。シート高も上回るが、優秀な部類だ。
【ライディングポジション】上体が起き、ヒザの曲がりも適切でリラックス。車体がスリムな上に、シート前部とサイドカバーがエグれているため、両足がベッタリ接地してなお余裕がある。シートがややソフトで座り心地が良好なのも印象的だった。[身長177cm/体重66kg]
ホンダ レブル250:ダテじゃないこの絶妙さ
【HONDA REBEL250】5年連続ベストセラーの大人気車。500と車体を共有し、250としては十分ロングながら抜群に扱いやすく、キビキビした走りが特徴だ。
【ライディングポジション】ハンドルはやや遠い印象で、わずかに前傾。ステップは膝の真下にあり、積極的に操れるが、エリミよりはフォワード寄りだ。足着きに関しては超余裕で、小柄な人でも安心感が高い。これがレブル人気の理由の一つでもある。[身長175cm/体重65kg]
価格はレブル250/500の中間! 間違いなくオトクだ
エリミネーターの価格は、レブル250と500のちょうど中間。充電ソケットやETC、スマホ連動機能が搭載されていることを考えれば、相当コスパは高いと言えるだろう。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(エリミネーターシリーズ)
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc 400ccクラスは、普通二輪免許を取ってから間もないビギナーも選ぶことができる排気量帯で、16歳から乗ることができる。 そんな400cc[…]
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc 400ccクラスは、普通二輪免許を取ってから間もないビギナーも選ぶことができる排気量帯で、16歳から乗ることができる。 そんな400cc[…]
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外[…]
スタンダードモデルがブラック/ホワイトの2色ラインナップに カワサキモータースジャパンは、前18/後16インチホイールを履くロー&ロングフォルムなミドルクラスクルーザー「エリミネーター」に追加色を発表[…]
カワサキモータースジャパンは、2025年3月に開催予定の「第41回大阪モーターサイクルショー2025」「第52回 東京モーターサイクルショー」、4月に開催予定の「第4回名古屋モーターサイクルショー 」[…]
最新の関連記事(レブル250/Sエディション)
250ccクラスは16歳から取得可能な“普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は全部で7種類ある。原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制[…]
約8割が選ぶというEクラッチ仕様 「ずるいですよ、あんなの売れるに決まってるじゃないですか……」と、他メーカーからの嘆き節も漏れ聞こえてくるというホンダの新型モデル「レブル250 Sエディション Eク[…]
クラッチ操作の負担を減らす「Honda E-Clutch」 今回、大注目! レブルに「Honda E-Clutch」搭載タイプがラインアップされることとなりました。 Honda E-Clutchは、発[…]
そもそも”アメリカン”バイクとは? 一般にクルーザーとも呼ぶが、車体の重心やシート高が低く、長い直線をゆったり走るのに適した設計のバイク。ハーレーダビッドソンなどのアメリカ車に代表されることから、アメ[…]
250ccクラスは16歳から取得可能な“普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は全部で7種類ある。原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制[…]
人気記事ランキング(全体)
情熱は昔も今も変わらず 「土日ともなると、ヘルメットとその周辺パーツだけで1日の売り上げが200万円、それに加えて革ツナギやグローブ、ブーツなどの用品関係だけで1日に500万円とか600万円とかの売り[…]
660ccの3気筒エンジンを搭載するトライアンフ「デイトナ660」 イギリスのバイクメーカー・トライアンフから新型車「デイトナ660」が発表された際、クルマ好きの中でも話題となったことをご存知でしょう[…]
CB1000 SUPER FOUR BIG-1の400cc版でスタート、1999年のHYPER VTEC搭載で独り舞台に! 2019年モデル発表後、期間限定で2022年まで販売され惜しまれつつホンダの[…]
1980年代の鈴鹿8時間耐久の盛り上がりを再び起こしたい 設楽さんは、いま世界でもっとも伸長しているインドに2018年から赴任。その市場の成長ぶりをつぶさに見てきた目には、日本市場はどう映っているのだ[…]
カワサキUSAが予告動画を公開!!! カワサキUSAがXで『We Heard You. #2Stroke #GoodTimes #Kawasaki』なるポストを短い動画とともに投稿した。動画は「カワサ[…]
最新の投稿記事(全体)
専用ロゴがファン心をくすぐる 1975年に初代GL1000が誕生してから50年が経つホンダのプレミアムツアラー、ゴールドウイング。2018年のフルモデルチェンジでは、フロントにダブルウィッシュボーンサ[…]
電子の力で瞬時に冷却する「ペルチェ素子」を採用 このベスト最大の売りは、その冷却システムに「ペルチェ素子」を採用していること。これは、半導体の一種で、電気を流すと素子の片面が熱を吸収(冷却)、もう片面[…]
凛としたトラディショナルをカジュアルクラシックで訴求! ヤマハが1992年にリリースしたSRV250は、1988年のXV250Viragoで開発した空冷250Vツインを搭載、感度の高いトラディショナル[…]
着脱の快感を生む「ピタッ」&「カチッ」を実現する独創的なデュアルロック 今や街乗りでもツーリングでも、すべてのバイクの必須アクセサリーといっても過言ではないスマートフォンホルダー。バイク用ナビやスマー[…]
ホンダCBR600RR(2020) 試乗レビュー 排気量も気筒数も関係ない、コイツがいい! 仕事柄、しばしば「スーパースポーツが欲しいんですけど、リッタークラスとミドルクラスのどっちがいいと思います?[…]
- 1
- 2