アライヘルメットは、オフロード用フルフェイスヘルメット『V-CROSS4』の新たなグラフィックモデルとして『V-CROSS4 STANTON(Vクロス4・スタントン)』を、2023年5月中旬に発売する。これは往年のモトクロスライダーであるジェフ・スタントン選手のレプリカとなる、ネオクラシックグラフィックモデルだ。
●文:ヤングマシン編集部(山下剛) ●外部リンク:アライヘルメット
1980年代から90年代に大活躍したアメリカンレジェンドのレプリカ登場
ジェフ・スタントンは、’80年代から’90年代にかけてアメリカのモトクロス/スーパークロスで大活躍したライダーだ。1987年にAMAプロ新人王を獲得すると、翌年にはAMA250スーパークロスとモトクロスでチャンピオンを奪取。以降もチャンピオンを獲得し続け、1992年までに6冠を達成したライダーだ。
2000年にはAMAモーターサイクル殿堂入りしたほか、2006年にはデイトナ・インターナショナル・スピードウェイ殿堂にも名を連ねるレジェンドでもある。
そんなスタントンが大活躍していた当時に流行していたスプラッシュペイントグラフィックを再現しつつ、現代風にアレンジしてリメイクしたレプリカが『V-CROSS4 STANTON』だ。レッド、オレンジ、イエローの暖色をメインカラーとし、ブルーのグラデーションやモノクロームのスプラッシュペイントも多用。当時のファンはもちろんのこと、現代の若いライダーにもフレッシュさを感じさせるネオクラシカルなグラフィックに仕上がっている。
V-CROSS4は、モトクロスやエンデューロ、モタードレースで着用できる安全性と快適性を持つオフロードフルフェイスヘルメットだ。アイポート側部に設けたゴーグルを固定するための『ゴーグルロケーター』。ベンチレーション効率を高めるとともに良好な整備性も実現した『VAトップリアダクト』。従来モデルよりも大型化してプロテクション性能を高めた『Vクロス4バイザー』。転倒や衝突時に外れて安全性を高める『VAマウスカバー』。エア流量の調節を容易にした着脱式の『VAインナーシャッター』。事故の際に第三者がヘルメットを容易に脱がすことができるエマージェンシータブを備えた内装システム『Vクロス4システムネック』。これらの機能は、レースのみならず街乗りやツーリングでも効果を存分に発揮する。
Arai Helmet V-CROSS4 STANTON
【Arai Helmet V-CROSS4 STANTON】●価格:6万2700円 ●サイズ:54、55-56、57-58、59-60、61-62(cm) ●色:赤×白×青 ●規格:SNELL、JIS ●帽体:PB-cLc ●内装:ハイフィッティング冷・乾内装(オプションにて調節可能)、FCS ●2023年5月中旬発売予定
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(アライヘルメット)
アーミーテイストのカラーリングとダークなグラフィックのレプリカモデル マーベリック・ビニャーレス選手は、スペイン出身のライダーで、2015年にMotoGPへ昇格して以来、スズキ、ヤマハ、アプリリアを乗[…]
世界的に有名なカスタムビルダー『46works』とのコラボレーションモデル 『46works』は、主にヨーロッパの旧車をモチーフとした独自性あふれるカスタムマシンを製作するブランドで、その手腕とデザイ[…]
ダニ・ペドロサのレプリカモデルが最高峰オープンフェイスで登場 中上貴晶選手に続く、VZ-RAMのGPライダーレプリカは、ダニ・ペドロサだ。このグラフィックは’24年7月に発売されたRX-7X PEDR[…]
アライ初の坂田レプリカを現代に蘇らせた復刻版フルフェイス 若手ライダーの育成やMotoGPのレース解説などで、日本のロードレース振興に励んでいる坂田和人氏は、日本のバイク史を語るうえで欠かせない名ライ[…]
原田選手のレプリカモデルで“クールデビル”になりきろう! 現在はバイク雑誌やサーキット走行会のインストラクターなどで活躍中の原田哲也氏は、1993年のロードレース世界選手権GP250初参戦で勝利をつか[…]
最新の関連記事(ヘルメット)
アーミーテイストのカラーリングとダークなグラフィックのレプリカモデル マーベリック・ビニャーレス選手は、スペイン出身のライダーで、2015年にMotoGPへ昇格して以来、スズキ、ヤマハ、アプリリアを乗[…]
世界的に有名なカスタムビルダー『46works』とのコラボレーションモデル 『46works』は、主にヨーロッパの旧車をモチーフとした独自性あふれるカスタムマシンを製作するブランドで、その手腕とデザイ[…]
バイクのスピード感をイメージさせる象徴的なグラフィックモデル登場 ネオテック3のグラフィックモデル第3弾となるアンセムは、バイクを走らせているときに感じる風を思わせる、スピード感ある模様が特徴だ。ブラ[…]
バイクのパーツと“夜行”をポップアートに描いたホットでクールなグラフィックモデル Z-8 ヤギョウは、ネオンカラーなどの極彩色で彩られた現代ポップアートなグラフィックが特徴だ。グラフィックにはタイヤと[…]
第1位:X-Fifteen[SHOEI] 2024年10月時点での1位は、SHOEIのスポーツモデル「X-Fifteen」。東雲店ではスポーツモデルが人気とのことで「とにかく一番いいモデルが欲しい」と[…]
人気記事ランキング(全体)
4気筒CBRシリーズの末弟として登場か EICMA 2024が盛況のうちに終了し、各メーカーの2025年モデルが出そろったのち、ホンダが「CBR500R FOUR」なる商標を出願していたことがわかった[…]
125ccスクーターは16歳から取得可能な“AT小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限[…]
【第1位】ホンダ モンキー125:49票 チャンピオンに輝いたのは、現代に蘇ったホンダのかわいい”おサルさん”です! 初代は遊園地用のファンバイクとして、1961年に誕生しました。以来長く愛され、20[…]
完全なMTの「Eクラッチ」と、実質的にはATの「Y-AMT」 駆動系まわりの新テクノロジー界隈が賑やかだ。以前からデュアルクラッチトランスミッション=DCTをラインナップしてきたホンダはクラッチを自動[…]
ポップ吉村は優しくて冗談好きのおじいちゃんだった ヨシムラの新社長に今年の3月に就任した加藤陽平は、ポップ吉村(以下ポップ)の次女の由美子(故人)と加藤昇平(レーシングライダーでテスト中の事故で死去)[…]
最新の投稿記事(全体)
誕生から10年、さまざまなカテゴリーで活躍するCP2 MT-09から遅れること4か月。2014年8月20日に発売されたMT-07の衝撃は、10年が経過した今も忘れられない。新開発の688cc水冷パラツ[…]
クリップリフター:クリップ対応の溝幅設定が細かく、傷をつけにくいクロームメッキ仕様 自動車のドアの内張やモール類のクリップをピンポイントで狙って取り外すための5本組リフター。クロームメッキ仕上げの本体[…]
何がいま求められているのか、販売の現場で徹底リサーチ! 「ステップをミニフットボードに交換するのに伴って、シフトチェンジペダルをカカトでも踏み下ろせるようにシーソー式にしたいという要望を耳にしますね」[…]
モデルチェンジしたKLX230Sに加え、シェルパの名を復活させたブランニューモデルが登場 カワサキは、KLX230シリーズをモデルチェンジするとともに、KLX230Sとしては3年ぶり(その他の無印やS[…]
メンテナンス捗るスタンド類 ちょいメンテがラクラクに:イージーリフトアップスタンド 2890円~ サイドスタンドと併用することで、リアホイールを持ち上げることができる簡易スタンド。ホイールの清掃やチェ[…]
- 1
- 2