アライヘルメットは、アストロGXシリーズのグラフィックモデル第3弾として、『ASTRO-GX SPINE(アストロGX・スパイン)』を発売する。スーパースポーツをはじめとする高性能モデルからネオクラシックや旧車にも合うグラフィックが特徴だ。発売予定は2023年4月上旬となっている。
●文:ヤングマシン編集部(山下剛) ●外部リンク:アライヘルメット
カーボン柄がレーシングイメージを強調する、アストロGXのニューグラフィックモデル
アストロGXはツーリングでの利便性と快適性を追求したフルフェイスヘルメットだ。このたび追加されるグラフィックモデルは、ヘルメット中央部を彩り、バイクの疾走感をイメージしたGTラインを特徴としている。GTラインはこれまでもアライのグラフィックモデルに採用されてきた王道的グラフィックで、『ASTRO-GX SPINE』ではさらにカーボン柄をあしらうことでレーシングイメージを強調した。
カラースキームはブラックをベースとしてグレー、またはホワイトを組み合わせたモノトーンとし、アクセントとなるカラーとしてゴールド、レッド、グリーンの3バリエーションを展開する。
アストロGXの大きな特徴でもある『GTスポイラー』はスモークタイプが装着されており、グラフィックパターンが透けて見えるのもこれまでに発売されたグラフィックモデル同様で、個性をさらに引き立てる。
アストロGXは、口元付近を中心として帽体下端部(間口)を前方5mm、と左右にそれぞれ5mmずつ拡大している。そのため着脱時のきつさがなく、ツーリングや街乗りでの頻繁な着脱が快適だ。
帽体は強度・圧縮強度ともに通常のグラスファイバーよりも40%も優れるPB-cLc2を採用。下端部はクルマのバンパーのように衝撃を緩衝するハイパーリブを備えつつ、インカムを装着しやすい面形状としている。
ベンチレーションシステムは、前頭部のアライロゴと左右の吸気孔『Gフローダクト』から大量のフレッシュエアをヘルメット内部に流入させ、真夏の蒸し暑い季節での快適性を確保。また、アストロGXの外観の特徴でもあるGTスポイラーは、とくに高速巡航時の疲労度を軽減する効果を持つ。転倒などで衝撃を受けた際にはGTスポイラーが壊れて外れるため、「かわす性能」を妨げない。
フルフェイスならではの安全性はしっかりと持ちつつ、オープンフェイスのように気軽な着脱を実現したアストロGXは、ツーリングから街乗りまで幅広く使えるヘルメットだ。
Arai ASTRO-GX SPINE
●価格:6万8200円 ●サイズ:54、55-56、57-58、59-60、61-62(cm) ●色:白、赤、緑 ●規格:SNELL、JIS ●帽体:PB-cLc2 ●内装:ハイフィッティング・アジャスタブル内装(抗菌・消臭、防汚内装/オプションにて調節可能) ●シールドVAS-V MV〈クリアー〉標準装備 ●発売時期:2023年4月上旬
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