アクティブ感満載! ホンダが出したスクランブラーへの回答
スリムな車体に幅広で振り回しやすそうなアップハンドル、それにパンチの効いたトルク感を連想させるデュアルエンドの大型アップサイレンサーで、アクティブ感が満載のスタイルに仕上がったCL250/500。
その外観は「都会的なラフ&タフな走りを可能にする」と書かれたプレスリリースどおり、エンジンはもちろんのこと、ヘッドライトまわりやフレーム、スイングアームなどにレブル由来の意匠を用いながら、それとはまったく異なる独自の世界観を見事に生み出している。
その大きな要因のひとつとなっているのが、スクランブラースタイルならではの足の長いサスペンション。詳細スペックが発表されている500ではフロントに150mm、リヤに145mmのたっぷりとしたストローク量を確保しており、大径19インチのフロントタイヤと合わさってキャンプツーリングではちょっと横道のフラットダートに入ってみるなど、遊びのフィールドが広がりそう。
足まわりと言えばフォークブーツもレトロ感を高めてくれるとともに小石や泥からサスを保護してくれる優秀パーツ。でもこのブーツ、カスタムで付けようとすると車体からフォークを外す必要があるので、ショップにお願いしないといけないハードルの高さがあった。なので最初から付いているのは懐具合と相談が必要な若い世代も大歓迎なのでは?
取り回した雰囲気では、かつてのFTR223のようなカジュアルな手軽さ感に、ロングもこなせるしっかり感がプラスされている様子。若者からベテランまで乗り手を選ばない魅惑的なモデルが、ここに誕生だ。
デュアルエンドのアップサイレンサーが迫力感満載。内部構造は不明ながら、外観だと500と250のサイレンサー部分は同一だ。
【引き起こし&取り回しチェック】どちらも引き起こしは軽いの一言。ちなみに写真右のCL500の車重は192kgで、レブルの場合だと500と250の差は20kg近くあった。でも、レブルのときもその差はまったく気にならなかったな。サスペンションを沈めたところ、しなやかながらしっかり感も感じられ、オンでもオフでもハンドリングは期待できそうだ。
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