パキスタンの「メトロ モーターバイクス」

手作業で『カブっぽい70ccのエンジン』を組み立てる動画、ちょびっとワイルドで面白い!

早ぁ! とにかくすごいスピードでエンジンを組み上げていく様子が粛々と流れる映像にココロ満たされる。そんなエンジン組み立て工場の様子を収めた動画が公開されました。


●文:ヤングマシン編集部

お値段8万1000パキスタンルピー! のお洒落バイク

パキスタンのYouTubeチャンネル『Talentist』が公開した「How 70CC Motorcycle Engine are Assembled(邦題:70CC オートバイ エンジンの組み立て方法)」は、ホンダのスーパーカブっぽい70ccのエンジンを黙々と組み立ててる様が収録された7分22秒の映像です。

バイクのブランドはMETRO Motorbikes(メトロ モーターバイクス)で、パキスタンのOHAD MOTORS(発音わからず)の参加にある模様。生産車両はホンダのアジア向けバイクによく似ていたりしますが、ホンダとの資本関係を示すような文言は特にありません。

このエンジンは、おそらくMR70という8万1000~9万8000パキスタンルピー(日本円換算約4万9500円~6万円・12/1現在)という価格で販売されている、ちょっとお洒落なバイクのもの。

メトロモーターバイクスのMR70がこちら。バイクのつくりはとにかくシンプル。最初のスーパーカブが発売されたのは1958年で、その時の価格は5万5000円だったといいますから、なんだか近しいかも。ちなみに“JAP TECH”とありますが、『日本で標準的な技術をこのバイクにも採用してますよ!』的な意味らしく。サイドスタンドスイッチとか。

組み立ては髭の男たちが黙々と……って、ときどき喋る声もあるけど内容はわかりません。

クランクケースにクランクを押し込み、ガスケットを挟んで各種ギヤを組み込んで、スピーディに組み立てていきます。

ギヤの組み込みもスピーディ!

そういえば思い出しましたが、その昔スーパーカブを組み立てるラインにいたベテランの女性は、トランスミッション一式を片手で持ち、一気にケースに収める技能を持っていたとか。拝見したかった……。

それにしても、メトロモーターバイクスの方々は超絶スピード重視。ちょびっとラフといっても差し支えなく、心配になったりもしますが、少なくとも素手で組み立てられるくらい部品にはバリもない様子。密閉度チェックやエンジン始動テストも行っていて、かつての粗製乱造だった中華コピーエンジンよりだいぶ安心できそうです。

エンジンテスト。そのヘッドライト、必要なんでしょうか……。

エンジン番号を刻印!

動画には「素晴らしいチーム!」「グッジョブ!!」「面白い、でもときどき手つきがラフに感じられる」などのコメントが寄せられていました。

公開から4か月弱で1500万回視聴に迫る動画はこちら↓


※画像はYouTubeチャンネル『Talentist』より。  ※本記事は“ヤングマシン”が提供したものであり、文責は提供元に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。

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