
関東ツーリングのメッカである箱根エリアで、4つの会場を使って同時進行するという、ビッグなスケール感のイベントが開催された。初めての試みだったが、蓋を開けてみれば大成功!
●文:ヤングマシン編集部 ●写真:MRS/淺倉恵介/ヤングマシン編集部
レーサーが公道を疾走! カブのパレード走行も
箱根ターンパイク/アネスト岩田スカイラウンジ/バイカーズパラダイス南箱根/十国峠レストハウスの4会場を股にかけるスケール感と、そこに試乗会やレーシング、カスタム展示など、様々なコンテンツをギューッと詰め込んだ凝縮っぷり。これがモトライダースフェスタの特徴だ。
つまり当日の箱根は、どんな趣味嗜好のライダーが訪れたとしても、必ず何かしら楽しめそうな催しが開催されていたわけで、それが当イベントの狙いにもなっている。
主催は元レーサーの加賀山就臣さんが理事長を務める一般社団法人MRSで、バイクブームと言われる今の盛り上がりを継続して行くべく、ビギナーからベテランまで、誰もが楽しめるイベント作りを目標としている。
有料の観光道路 箱根ターンパイクを封鎖した会場では、レーシングマシンがデモランする傍らで、普段は通行不可の原付がパレードするなど、その主旨を体現するかのような光景も展開されていた。
初開催で様々な課題もあったようだが、公式発表で約2650台/3700人が来場し、会場は大盛況。今後の成長が楽しみなイベントだ。
公道であるターンパイクを、全日本やテイストオブツクバのレーシングマシンが駆け抜けるシーンは非日常感が満載。普段は125cc以下は走行できないため、カブがこの場所を走る様子も貴重なのだ。
ターンパイク会場では「サイドスタンドプロジェクト」も併催
車椅子など、障害を持つ人のバイク運転をサポートしているのが一般社団法人SSP。元GPライダーで現オートの青木治親さんが代表理事を務めている。当日のターンパイクで併催され、14名が補助を受けながらのショートツーリングを堪能していた。
二輪業界盛り上げに日々奔走している加賀山就臣さん。当日も多忙な傍らで、記念撮影にも気さくに応じていた。
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