
3年ぶりの実施となる日本自動車輸入組合(JAIA/ジャイア)による『輸入二輪車試乗会・展示会』。’22年の各社の自慢のモデルを一気乗りしてきた。テスターはフリーライターの谷田貝洋暁で身長172cm、体重75kgだ。本記事では、ベスパのスプリントS150を取り上げる。
●文:ヤングマシン編集部(谷田貝洋暁) ●写真:真弓悟史 ●外部リンク:ベスパ
ベスパ スプリントS150 ABS 試乗ショートインプレッション
丸目ヘッドライトのイメージが強いベスパであるが、スポーティ路線のモデルには角目ヘッドライトを採用するのが慣例。現代のスプリント150ABSが搭載するのは“i-Get”と呼ばれる155ccの4ストローク3バルブエンジン。
走り出せば、キビキビとした加速が楽しめ、12インチの小径ホイールのおかげでコーナリングもクイック。ただその一方で高速道路も“なんとか”こなせるくらいのキャラクターとなっている。新型はLEDヘッドライトやフロントステアリングコラムカバーに新デザインを採用する。
【VESPA Sprint S150 ABS】■全長1852 全幅680 全高NA 軸距1334 シート高790(各mm) 車重130kg(装備) ■空冷4ストSOHC単気筒 155cc 12.9ps/7750rpm 1.3kg-m/6500rpm 変速機CVT 燃料タンク容量7L ブレーキF=ディスク R=ドラム タイヤサイズF=110/70-12 R=120/70-12 ●色:青 ●価格:52万8000円
【ライディングポジション】シート高は790mm。ベスパらしいスクーターにしては腰高なポジションが設定されているが、シート前部がしっかり絞り込まれているおかげで踵は両足ともベッタリ着けられた。
155ccのi-Getエンジンには、空冷3バルブ(12.9ps)と、GTS系の水冷4バルブタイプ(14.4ps)がある。
伝統のスチールモノコックを採用し、ステップも“ほぼ”フラットで跨ぎやすく、コックピットには小物入れも。
シート下にはメットスペースに加え、ヒンジ部にホルダーも装備。後部には給油口があり、容量は7L。
※本記事は“ヤングマシン”が提供したものであり、文責は提供元に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
人気記事ランキング(全体)
どうする? スクーターのエンジンがかからない ※これはまさに、筆者が直面した実話です。我が家のスクーター(TODAY)に乗ろうと思って、車庫から引っ張り出しました。ちょっと久しぶりですね。エンジンをか[…]
カスタムスピリットから生まれた英国ブランド まずMUTT Motorcyclesというブランドについておさらいしておこう。2016年、英国バーミンガムでカスタムビルダーのWill RiggとBenny[…]
“思い出の1台”に乗りたい バイクメーカーがニューモデルを開発する際は、ユーザーがそれを受容できるか、あるいは新たなマーケットを作り出せるかが重要。レーサーレプリカもネイキッドも、それがウケると分かっ[…]
日本の免許制度を考慮してナナハン4気筒と同時開発 GS750の弟分。世間にはそういう見方をする人がいるけれど、’76年から発売が始まったGS400を弟分と呼ぶのは、少々語弊があるのかもしれない。なんと[…]
随所に専用部品を投入したZシリーズ初のR仕様 Z1000の派生/上級機種として’78年に登場したZ1‐Rは、評価がなかなか難しいモデルである。まず当時の流行だったカフェレーサーの手法を取り入れながら、[…]
最新の記事
- 直線基調のデザインを持つメーカー純正カフェレーサー:カワサキZ1-R【1978~1980】
- 軽さは正義! 125ccバイク装備重量ランキングTOP10【2025年9月最新モデル版】
- 9/23は静岡に集合だ! デイトナが放つ秋の祭典「茶ミーティング」で森町が熱くなるぞ
- 時代の転換点に生まれた同社初の4ストツイン:スズキGS400【1976~1980】
- 浅草カフェに”純正”カスタムバイクの刺客あらわる! MUTT新型「DRK-01」特別展示イベント開催
- 1
- 2