モーターサイクルの電動化に積極的に取り組むカワサキは、電動とハイブリッド(HEV)のプロトタイプ車をすでに何度か公開しているが、今回、鈴鹿8耐のファン向けイベントの場でその走行シーンを生披露した。車両の詳細は何も語られず、具体的な情報はないが、HEVは既存車とは異なる新デザインをまとっていた点に注目!
●文:ヤングマシン編集部(マツ) ●写真:箱崎太輔
鈴鹿8耐の前夜祭でデモラン
カワサキの電動&HEVが走ったのは、決勝を翌日に控えた8/6の鈴鹿8耐前夜祭。ファン向けにカワサキレーシングチームのJ.レイらがトークショーを行った直後、2台のプロトタイプがホームストレートを走行したのだ。
今回は走行デモのみで、車両細部の撮影などはNGの上、車両の詳細も全く語られなかった。それでも、走行したプロトタイプは過去の車両からの進化を感じられるもの。さらに、HEVは発表済みの車両はニンジャ250系のデザインだったが、今回デモランを行ったのは既存のカワサキ車とはまったく異なる新デザイン。姿を拝めたのは本当に一瞬だったが、その完成度は非常に高く見え、今後に期待を抱かせるものだった。
ちなみに電動バージョンはZ250系の外装をまとっており、ほぼ無音でホームストレートを駆け抜けたが、HEVバージョンは途中でエンジンを始動させるサービスも(音質的には2気筒と思われる)。今回のデモランで分かることはこの程度しかないが、新情報があれば追ってお伝えしたい。
※本記事は“ヤングマシン”が提供したものであり、文責は提供元に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
主要機種の多くを電動化。でも内燃機も見捨てない! 近年、とにかく勢いのあるカワサキ。'21年10月1日には川崎重工から「カワサキモータース」として2輪部門が分社化したが、これもよりスピーディで小回りが[…]
バイオ燃料やeFuelsなど、あらゆる選択肢を検討 カワサキモータースは、EICMAプレスデーの11月23日にプレスカンファレンスを行い、将来に向けた様々な施策や可能性について言及した。その中で、どう[…]
2系統の燃料ライン。他燃料との混焼も想定? 10月1日に川崎重工から分社化し「カワサキモータース」を名乗ることとなったカワサキの2輪車部門。そのメディア向け説明会の会場に展示されていたのがこのエンジン[…]
大型スポーツバイクは今後も内燃機関? この発表は、11月13日に開催された4輪レース・スーパー耐久(岡山ラウンド)の記者会見にて発表されたもの。4輪では水素エンジンカローラを走らせるトヨタ自動車が中心[…]
何馬力出るのか、見当もつかない 「4輪はターボがもはや一般的で、さらにハイブリッドのパワーユニットもあります。でも2輪の分野はまだその段階になく、僕らもコンストラクターとして技術の究極を見極めていない[…]
最新の記事
- 2025年「56レーシング」チーム体制発表! 13歳の富樫虎太郎は全日本J-GP3フル参戦、新たに9歳の木村隆之介も加入
- Wチャンピオンを手土産に世界に再挑戦!【國井勇輝インタビュー】
- 「いつから、いくら下がる?」ついにガソリンの暫定税率廃止へ! 新原付の地方税額も決着……〈多事走論〉from Nom
- 【2024年12月版】シート高780mm以下の400ccバイク10選! 地面に足が着くのはやっぱり安心
- 「これを待ってた」ホンダ新型CB400フルカウル「CBR400RR/CBR400R FOUR」スクープまとめ「かっけー!」
- 1
- 2