10年も前に画期的なBOAシステムをライディングシューズにいち早く採り入れるなど、このジャンルをリードしてきたタイチ。その新作「ドライマスターアローシューズ」はインパクト大だ。かかと部分の大型プロテクターはその筆頭であり、欧州の安全規格CEレベル1を取得。さらに透湿防水性も有している。
●まとめ:ヤングマシン編集部(大屋雄一) ●写真:真弓悟史 ●外部リンク:RSタイチ
[◯] 想像以上に歩きやすくフィット感にも優れる
EU加盟国の基準適合マークであるCE。ライダーの間ではプロテクターの保護能力の目安として知られるようになったが、実はジャケット単体やグローブなど、さまざまなものにこれが定められている。フットウエアも例外ではなく、たとえば倒れてきたバイクに挟まれてもブーツがつぶれないかなど、計8つの厳しい基準項目を設定。そして、それをパスしたのがタイチの新作「ドライマスターアローシューズ」だ。
かかとの大型プロテクターに目が行きがちだが、実はくるぶしやつま先にもインナープロテクターが挿入されている。ところが、履いてしまうとそれらの存在は微塵も感じさせず、BOAシステムによる均等な締め付け具合もあって、フィット感は非常にいい。歩行についても一般的なスニーカーとほぼ変わらず、わずかにローリングするような足の運びやすさもあり、非常に好印象だ。
バイクの操作系について。短時間しか試せなかったが、シフトペダルのつま先の入れ替えやリヤブレーキの踏み心地、車体をホールドした際の感触など、基本的な印象はタイチの他のラインナップと大きく変わらない。長年のシューズ作りで培われてきたノウハウを感じる部分だ。
[△] 出っ張っているので階段は注意が必要か
かかとが大きく出っ張っているので、階段を降りるときなどに引っ掛けるかも。慣れるまでは要注意!
[こんな人におすすめ] 奇抜な見た目と高い保護能力のマリアージュ
国内ブランドでCEを取得しているライディングシューズが見当たらないことから、タイチの志の高さが伝わるだろう。BOAシステムは締め付け力の部分的な調整こそできないが、着脱のしやすさを含むトータル性能は非常に高い。
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