
「まるでガン◯ムかSFロボットか? コイツ羽根まで生えてるぞ!」と、驚きの近未来スタイルで生まれ変わった新型スズキGSX-S1000。名機’05 GSX-R1000譲りのスーパースポーツエンジンで、街〜高速〜峠とあらゆる公道シーンを疾風のように駆け抜ける。最新ストリートファイターの魅力の原点を新旧比較にて浮き彫りにする。まずは新旧両モデルのディテール徹底比較からスタートだ!!
●まとめ:ヤングマシン編集部(宮田健一) ●写真:真弓悟史 ●外部リンク:スズキ
スタイリング
【’21 SUZUKI GSX-S1000】■全長2115 全幅810 全高1080 軸距1460 シート高810(mm) 車重214kg ■水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ 998cc 150ps/11000rpm 10.7kg-m/9250rpm 燃料タンク容量19L ■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=190/50ZR17 ●価格:143万円
【’20 SUZUKI GSX-S1000】■全長2115 全幅795 全高1080 軸距1460 シート高810(mm) 車重209kg ■水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ 998cc 148ps/10000rpm 10.9kg-m/9250rpm 燃料タンク容量17L ■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=190/50ZR17 ●発売当時価格:115万2800円
【新型はサイバーフォルム】新型のスタイリングはアグレッシブさと俊敏さ、そして知性を備えた鋭いパフォーマンスを表現。エンジン/フレーム/足まわりは先代から熟成したものを使用する。そのためエッジの効いた意匠となりながらも、基本フォルムに流れるものは先代と同じだ。
【先代はビーストフォルム】マッシブな部分と引き締まった部分のアクセントで鍛え抜かれた猛獣のようなフォルムを実現。GSX-R譲りのエンジンとスイングアームを持ち、ツインチューブのメインフレームは専用設計だ。’15でデビュー。’17で平成28年度排ガス規制のマイナーチェンジを受けた。
エンジン/足まわり/電子制御
【新型】元気のいいK5エンジンはSDMSによって街中での使い勝手が向上。SCAS=スズキクラッチアシストシステムの新採用で、ストップ&ゴーが多い場所での疲労も軽減されている。
【新型は全域で爽快なトルク特性を実現】新型はユーロ5に準拠する最新排ガス規制に対応しながら2psアップ。FIを電制スロットル化したほか吸排気カムやバルブスプリングまわり、それにエアクリーナーやマフラー内部の変更で全域でのトルク面積が増加され、滑らかかつパワフルな出力特性を実現した。
【新型はCAN busで各部をつなぎ電子制御で走りをサポート】新型はS.I.R.S.=スズキインテリジェントライドシステムとして各種電子制御機能を装備。トラクションコントロールはスロットルポジション/クランクポジション/前後車速センサー/ギヤポジションの情報を元に制御。5段階+OFFに拡大した。
装備
【新型】スズキ二輪車では初となるモノフォーカスタイプをヘッドランプに採用して縦2灯に配列し、その上にポジションランプもセットする。これにより引き締まった新イメージを得ることに成功。今回、ウインカーもLEDとなり、これで全灯火類がLEDとなった。
【旧型】先代モデルはハロゲンバルブ1灯タイプのヘッドランプを持ち、エッジの部分にポジションランプをセット。ウインカーもクリアレンズながらハロゲンバルブとなっていた。テールランプのみLEDを採用する。ナンバープレートステーは新型と同形状だ。
【新型】新型GSX-Sの特徴のひとつである、タンクサイドカバーに設けられたウイングレット。さすがに公道の速度域ではダウンフォース効果は体感できないが、形状的にラジエター冷却などにも効果がありそう。
新型は純正オプションでさらに魅力アップ
※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
'21 GSX-S1000 概要 初代は'15年に発表され、国内仕様も設定。旧GSX-R1000ゆずりのエンジンを軽量なアルミツインスパーフレームの車体に搭載したストリートファイターで、鋭い走りが人気[…]
あなたにおすすめの関連記事
ルックスはとことん過激に。中身は着実にブラッシュアップ ファイター系ストリートバイクのGSX-S1000が大胆にイメージチェンジして、国内で8月4日から販売開始される。 名機と呼ばれる'05年型GSX[…]
大型ヘリテイジカテゴリー:電脳時代に合わせた先進デザインが増えてきた むき出しのエンジンにアップライトなハンドルポジション、公道ユースに合わせた出力特性やハンドリングと、オートバイの基本スタイルとなる[…]
マットブラックの車体にシングルシートカウルやヨシムラサイレンサーを装着 英国スズキは、リッタークラスのスーパースポーツで、世界耐久選手権のチャンピオンマシンでもあるGSX-R1000Rに特別仕様の「G[…]
赤いブレンボには見覚えも……? カーボンパーツも多数 GT=グランドツアラーの世界観を広げる純正アクセサリーも多数公開された! スズキの新型スポーツツーリングモデル「GSX-S1000GT」は、現行モ[…]
アップハンドルのスーパースポーツから、正調スポーツツーリングモデルへ スズキが発表したブランニューモデル「GSX-S1000GT」は、従来のGSX-S1000Fの後継モデルではあるが、車名をF→GTに[…]
最新の記事
- 定番125ccスクーター! ホンダ「PCX」歴代モデル図鑑【2022年モデル:シックな新色追加】
- 世界GP王者・原田哲也のバイクトーク Vol.139「アイ・オグラに見たチャンピオンの資質は、速さよりもレースIQ」
- 来場前におさらい! 東京モーターサイクルショー2025出展概要まとめ
- 世界GP王者・原田哲也のバイクトーク Vol.138「M.マルケス強し! バニャイアの心中はいかに……」
- 【SCOOP!】ホンダ新「V型3気筒」には過給機なしが存在する?! 異なる2種類の商標が明らかに
- 1
- 2