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高いプロテクション性能とフィッティング、そしてフランスならではのファッション性で、最高峰レースから一般ライダーまでシェアを拡大するIXON(イクソン)。この時期に必須なサマーグローブにも、その思想と技術が存分に投入されている。
●文:ヤングマシン編集部(伊藤康司) ●外部リンク:モトサロン
RSライズエアー:涼しく軽快でプロテクションも万全
’96年にフランスで創業したバイクアパレルブランドのIXON(イクソン)。その歴史は25年と比較的浅いが、すでに450種以上ものラインナップを揃えるだけでなく、モトGPをはじめ、多くのプロフェッショナルライダーにレーシングスーツ等のアイテムを供給し、トップ3のシェアを誇る。その中には日本人唯一のMoto GPライダーである中上貴晶がおり、同社のアジアアンバサダーとしても活躍する。
【最高峰レースでライダーを守る】イクソンは最高峰モトGPクラスのKTMのブラッド・ビンダー(写真)やミゲル・オリベイラ、LCRホンダの中上貴晶、アプリリアのアレイシ・エスパルガロをサポート。新興ブランドながら、モトGPではトップ3のシェアを誇る。ほかにもモト2やWSBK、BSBやWSSPなどで、多くのライダーを支えている。
そのイクソンがリリースする、夏のツーリングに最適のサマーグローブ「RSライズエアー」を紹介しよう。
サマーグローブと言えばメッシュ素材で風通しの良いモノが定番。このRSライズエアーもライニングに3Dメッシュ素材を採用し、抜群の通気性と透湿性を誇り、濡れや暑さを極力抑えてくれる。
とはいえバイクのグローブに求められるのは、やはりプロテクション性能。万一の転倒時には、意識せずとも路面に手をついてしまったり、ナックル部が接触してケガを誘発するからだ。不本意ながら経験のあるライダーも少なくないだろう。その意味ではレーシンググローブが最強だが、やはり夏は暑いからメッシュが快適…と痛し痒しな面もある。
その点ライズエアーは、ナックルプロテクター/スライダー/サイドウォールプロテクター/パームプロテクターと、レーシンググローブ級のプロテクションを装備。その多くに、同社がプロライダーに供給するグローブからフィードバックしたテクノロジーが投入される。快適性と安全性を高い次元で両立する、イクソンの思想が活きたグローブだ。
【イクソン RSライズエアー】●サイズ:S M L XL 2XL ●色:グレー/ブラック/ネオンイエロー(灰×黄) ブラック/ホワイト(黒) ブラック/レッド(赤) ●価格:8580円
レーシンググローブ譲りのカーボンナックルプロテクターを装備し、周囲をヤギ革で補強。手の甲が突っ張らない構造も大きな特徴。指はメッシュ素材で高い通気性と透湿性を確保する。
掌は耐久性が高く、かつ柔らかく軽量なヤギ革を採用し、パームプロテクテクターの装備。人差し指の先はグローブをはめたままスマートフォンを操作できる便利なスマホ対応型だ。
転倒時に路面に接触しやすい手の側面は、ヤギ革で補強したサイドウォールプロテクターに加え、小指球の部分にIXONのロゴとマークの入ったスライダーを装着、衝撃を分散する。
RSサーキュ:いっそう軽快なソフトグローブ
RSライズエアーよりも、いっそうライトなソフトサマーグローブ。手の甲側に透湿性ストレッチファブリックを採用し、涼しさとフィット感を両立。掌も通気性の高いパーフォーレーションを採用する。
しかしソフトな作りとはいえ、インナータイプのナックルプロテクターを備え、掌小指側の小指球には衝撃を分散するスライダーも装着して安全性にもしっかり配慮。手の届きやすいプライスも魅力的だ。
カラーバリエーション
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