
ホンダは英国で、カスタムビルダーである5Four モーターサイクルズのガイ・ウィリソンの手によるCB1000Rカスタム「CB1000R 5Four」を発表。クラシカルで粋なミニフェアリングやコンベンショナルなナンバープレートホルダーでガラリと雰囲気を変え、1万6954ポンドで発売される。
2019年にCB1100RS 5Fourを製作したビルダーの目に留まったのは……
2021年モデルでスタイリングのリニューアルが敢行されたCB1000Rは、より有機的なデザインになったヘッドライトまわりや美しい新形状のホイールなどが特徴。これに目を付けたのは、2019年にイギリスでホンダ公式カスタムを手掛けた5Fourモーターサイクルズのガイ・ウィリソン氏だ。
2018年に初登場したCB1000Rは、ネオスポーツカフェの旗印の下でスポーツネイキッドとベアボーンのカフェレーサーを融合させるというコンセプトから誕生している。エンジンはスーパースポーツモデルCBR1000RR由来のパワフルな並列4気筒を搭載し、アップ/ダウン対応のクイックシフターなど最新の制御テクノロジーを採用。日本仕様も発売され、2021年モデルではマイナーチェンジも実施、価格は据え置きとされた。
そんなCB1000Rに対し5Fourモーターサイクルズは、薄いLEDテールランプと、いわゆるフェンダーレスキットのような形でテールまわりを整理し、スイングアームマウントだったナンバープレートホルダーをシートテールマウントに。これによって190mm幅のリヤタイヤの存在感を増した。ヘッドライトに取り付けたコンポジットフェアリングは、CB1000Rが元々持っているデザインのラインに合わせて設計され、個別のシリアルナンバーが付属している。
また、調整可能なドッグレッグレバーには赤いアルマイト仕上げとされたアジャスターを備え、ビレットミラーと調和。レザーシートは5Fourのトレードマークであるダイヤモンドパターンのステッチが手縫いで施される。ペイントは鮮やかなキャンディレッド、ブルー、パールホワイトの組み合わせだ。
英国ではこれがホンダ公式サイトの販売モデルラインナップに並び、価格は1万6954ポンド。ちなみに、Racefit製チタン Growler-Xエキゾースト(レーザーエッチングされた5Four/Racefitロゴ入り)はサーキット専用だ。また、ガイ・ウィリソン氏のサイン入りテールピースはオプションとなっている。
2019年に発売されたCB1100 RS 5FOUR(右)。左のCB1100RSをベースとしたカスタム車だ。
ベースとなったCB1000Rの2021年モデル(欧州仕様)。 ●価格:1万1649ポンド ●色:赤、黒、銀
HONDA CB1000R 5Four[2020 EU model]
HONDA CB1000R 5Four[2020 EU model]
HONDA CB1000R 5Four[2020 EU model]
HONDA CB1000R 5Four[2020 EU model]
※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
派生機種の増加でコスパ向上を切望! '21モデルでユーロ5対応に進化したホンダCB1000R。せっかく作ったこのエンジンをCB-Rだけにしか使わないのはビジネス的に見ると非効率的。いずれは何らかの動き[…]
デザインはアグレッシブに進化し、欧州仕様ではユーロ5に適合している 2018年モデルとして登場した初代から初のモデルチェンジとなったホンダ「CB1000R」は、CBR1000RR由来の並列4気筒エンジ[…]
ヤマハ人気シリーズの新型発売。欲しい人は早めにGO! まずはMT‐09。上級版のSPが先行して7月28日に発売され、同日にMT‐07もリリースされる。残ったSTDのMT‐09は、これらの約1か月先=8[…]
平成32年(令和2年)国内排出ガス規制に対応 スズキは、世界同時発表ののち2021年6月より欧州をはじめ世界各国で順次発売するとしていた新型GSX-S1000の国内モデルを正式発表した。新型GSX-S[…]
エンジンやフレームも改良を施して、クラッチ操作不要のオートマチックも搭載 2021年式ブルターレ800のアップデートは、フルモデルチェンジといって差し支えないほど多岐にわたっている。 まずエンジンは、[…]
最新の記事
- スズキ「GS400」& ホンダ「ホーク2」動画つき試乗インプレッション【昭和50年代 伝説の中型バイクたち】
- 避けては通れない横断歩道の白線。滑りやすいのはなぜ? 滑りにくくする対策は進んでる?
- 開発テーマは“世界最良” 二輪史上に輝く不朽の名機:カワサキZ1/Z2【1973~1978】
- ”キュッと収縮”が効く! 折れたケーブルアウターのカンタン補修には熱収縮チューブが使える件
- まさかの2スト復活!? BSAが小排気量ニューモデルの登場を示唆、モチーフは1940~70年代の『バンタム』か
- 1
- 2