
ヤマハが行なっているライディングの基礎を学ぶスクール「ヤマハライディングアカデミー」。’15年からほぼ現在のカリキュラムとなり、人気を集めている。そのカリキュラムの一部に、GPS機器を活用しライディング技術を可視化する「ヤマハライディングフィードバックシステム」が加わった。
●文:谷田貝 洋暁 ●取材協力: ヤマハ
運転技術の可視化はむしろベテランに有用
「走りにメリハリを付けて〜!」。スクールでよく言われることだ。しかし、押し並べて”メリハリ”と言われても、どこからどのぐらい減速して、スロットルはどこで開けるの? 走行中に指示してもらっても、イマイチ実践しにくい。技量やバイクが異なれば、アクセルやブレーキポイントも違ってくるからだ。
そんなジレンマを解消すべくヤマハが開発導入したのが「YRFS(ヤマハライディングフィードバックシステム)」。精度の高いGPSを使い、加速/減速の度合いをデータ化。走行軌跡に重ね合わせることで、どれだけスロットルが開けられているのか? ブレーキをどれだけかけることができているのか? つまりは走りのメリハリの部分を可視化することに成功したのだ。受講者は、撮影されたライディング姿勢と合わせて客観的に自分の走行ラインや加減速を確認することで、さらなる技術向上に生かせる。
ヤマハライディングアカデミー(YRA)が対象とする受講者は初心者がメインだが、実際にYRFSを体験してみると、走行状態が明確に可視化されるので、自身のウィークポイントの洗い出しに非常に有効なシステムだと感じた。むしろ中級/ベテランにとっては運転技術向上のための”新たな気づき”のチャンスとなりそうだ。
システムの根幹となるのがGPS測定器。筐体そのものは市販のものだが、ヤマハ独自の解析技術を応用し、データを視覚化する。
GPS/走行動画といったデータは専門のインストラクターが解析評価。データの説明およびアドバイスがもらえるので、自身のライディングを客観的に見ることができる。
フィードバックシートの作成送付には2週間ほどかかるとのことだが、次回の受講時にフィードバックシートを持参すれば、インストラクターから的確な指示が受けられる。
YRFSによるフィードバックシート。左列から、スクール受講前と受講後、そしてお手本となるインストラクターのデータ。赤が減速を表し、青が加速を表す。データ化されるのは走りの“メリハリ”の部分。こうやって視覚化されると非常にわかりやすい。
実際に筆者も測定してもらった。1回目(左)はあえてメリハリなくだらだらと走り、2回目は加速、減速にメリハリを付けてみると、しっかり走行データに色の濃さとなって表れる。これはわかりやすい!
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