●CG:白圡学
まだ不確実情報だが、状況的には”大アリ”
カワサキの世界最速フラッグシップとして君臨したニンジャZX-14R。排ガス規制のために国内や欧州では’19モデル限りでファイナルとなってしまったが、この14Rを復活させても良いのでは? と思える状況が揃いつつある。
ZX-14Rの後継車はスーパーチャージドツアラーのニンジャH2 SXだが、少なくとも日本では14Rの方が売れている。ファイナルとなった’20年も785台(二輪車新聞調べ)を販売、401ccクラス15位にランクインしているのに対し、H2 SXは40位以下なのだ。装備が充実しているとはいえ、14Rよりも50万円近く高いプライスタグが購入のハードルになっていることは否めないし、1441ccという最大排気量の数字にフラッグシップとしての価値を求めるユーザーもいるだろう。しかもスズキがライバルのハヤブサを新型にして送り込んできたワケで、カワサキとしては黙っているわけにはいかないのではないか?
国内で”生産終了”と言っても14Rの生産ラインがなくなったわけではなく、排ガス規制の内容が異なる北米では現在も販売は継続。ニューカラーとなった’21モデルも発表されている。それなら、14Rをユーロ5に対応させて復活させれば…。派生モデルに力を入れる同社の方針からもありえる話だろう。
YM未来予想車=ニンジャZX-14R+:最新電脳をオールイン?!
ZX-14Rが復活するとしたら、あくまでユーロ5対応がメインで、車体やエンジンは前モデルを踏襲か。電子制御の強化はあるか?
ベースモデル:’21 ニンジャZX-14R[北米仕様]
スズキ ハヤブサを凌ぐ1441ccの大排気量を誇り、自然吸気ながら最高出力200psを発揮。GPZ900R → GPZ1000RX → ZX-10 → ZZR1100 → ZZR1400と連綿と続いたカワサキ世界最速フラッグシップの系譜に連なる。’19で国内&欧州は終了したが、どっこい北米では今も現役。’21ニューカラーも登場した。
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