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日常的に使う工具に求めるのはやはり高い作業性とヨレることのない強度、そして無駄なく力を伝えられる高い精度を持つ作りだろう。ただ、そこにツーリング先での使用を視野に入れた携行性を加えようとすると、サイズをコンパクトにするぶん強度が下がったり、力を伝えにくくなることも。今回、そんなデメリットを解消し、作業性と携行性の両立に加えコストパフォーマンスにも優れた「モーションプロ ミニプロTハンドルセット」を紹介するゾ!!
●取材協力: ヤザワ
コンパクトで精度も強度も高いスグレモノ。使用頻度の高い”Tレン”が3本セットで購入できる!
世界的なエンデューロレース・ISDE(International Six Days Enduro)でゴールドメダルを獲得したクリス・カーター氏が、モーターサイクルに最適なツールとして開発した「モーションプロ」。その製品は、実際に使用される現場で性能と耐久性を徹底的にテストされ、長期の使用に耐えられるように作られているのが特徴だ。
そんなモーションプロが取り扱うこの「ミニプロTハンドルセット」は、8mm/10mm/12mmという使用頻度の高い3サイズのソケットレンチがセットになっており、ソケットレンチは交換式のビットではなく、Tハンドルと一体化されるなど、作業の正確性を高めてくれる逸品だ。
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【MOTION PRO MINI-PRO T-HANDLE SET】●素材:クロームバナジウム鋼 ●サイズ:[8mm]全長183×全幅140×直径12mm [10mm]全長185×全幅140×直径15mm [12mm]全長188×全幅140×直径17mm ●重量:[8mm]150g [10mm]215g [12mm]230g ●価格:3740円 ※ビニールポーチ付き
素材は強度の中に粘り強さがあるクロームバナジウム鋼を採用、チタン製などと比べると12mmサイズなどは少し重さを感じるが、ソケット部分とTハンドル部分が一体成型されているので使用時にヨレやズレがなく、しっかり力をかけやすい。精度も高くソケット部分も深いので、いろいろな箇所に幅広く使える。また、ガレージだけでなく、ツーリングにも携行できるサイズなのも大きなメリットだ。なにより日常的なメンテナンスでよく使うサイズが3本セットになっていることで、1本ずつ揃えるよりも安く購入できるのが嬉しい。
全長は183~188mm(ソケットのサイズで異なる)が、全幅は140mmで均一。全長はiPhone12より少し長い。
左から8mm/10mm/12mm。ニッケルピューターという仕上げを施し、耐久性を高めている。
モーションプロには、高トルクをかけやすい全長320mmのTハンドルソケットもラインナップされている。それよりも全長が短く、携行性を考慮しているのがこのミニプロTシリーズなのだ。
全長を短くしたが、ソケットと一体式としたことで、しっかりトルクをかけられるのが特徴。作業性と携行性を両立し、コストパフォーマンスに優れるツールセットだ。
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