SR400はファイナルだけど……

SRにセロー、TW、VMAXも! 実は海外で生き残っているヤマハ車×5選

稀少な空冷Vツイン! ドラッグスター250というよりXV250ビラーゴの「Vスター250」

1988年に発売されたXV250ビラーゴ(Virago)は、のちにSRV250などにも搭載されたロングストロークの空冷Vツインエンジンを搭載。250㏄クラスながらロー&ロングの本格的なアメリカンスタイルで人気を博した。2000年には後継機種のドラッグスター250が登場し、生産終了。

ドラッグスター250はディープフェンダーを採用したクラシックスタイルになったが、シンプルなデザインのXV250ビラーゴを好むライダーも多かった。そんなビラーゴのスタイルを継承するモデルが、北米で生き残っている。

北米では当初、「XV250 Route66」や「Virago 250」として販売され、2008年以降は「Vスター250(V-Star 250)」として販売。軽快なスタイリングはそのままに、2021年モデルも4499米ドルで発売された。

YAMAHA V-Star 250[2021 USA model]

YAMAHA V-Star 250[2021 USA model]■空冷4ストロークV型2気筒SOHC2バルブ 249cc 車重147kg ●北米現地価格:4499ドル

YAMAHA V-Star 250[2021 USA model]

2021年モデルは出ていないが……のVMAX

1679ccの巨大なV型4気筒エンジンを搭載し、エアファンネルからマフラーまでの吸排気の流れを大胆にデザインに落とし込んだVMAXは、初代VMAX1200から“パワーの象徴”を継承した唯一無二の存在。分類するならストリートドラッガーやクルーザーということになるのかもしれないが、VMAX自体がひとつのジャンルといってもいいほど、強い個性を放っている。

初代モデルは1985年に発売され、一定回転以上になると吸気マニホールドを前後バンクで共有する“Vブースト”を装備。輸出仕様のフルパワーでは145psを発揮した。1995年に国内仕様も販売され、以外なクルージング性能と自然なハンドリングでもファンの心を掴んだ。

現行VMAXは2008年に発売されたもので、最高出力はなんと200psに。巨大化した車体は200mm幅のリヤタイヤなどと相まってド迫力を誇る。日本国内でもフルパワー仕様が販売されていたが、残念ながら2017年に生産を終了した。

北米では2020年モデルまで発売されており、2021年に関しては未知数だが、とくに生産終了などのアナウンスはないようだ。日本での復活は難しいだろうが、語り継がれる1台である。

YAMAHA VMAX[2020 USA model]

YAMAHA VMAX[2020 USA model]■水冷4ストロークV型4気筒DOHC4バルブ 1679cc 車重310kg ●北米現地価格:1万7999ドル

YAMAHA VMAX[2020 USA model]

YAMAHA VMAX[2020 USA model]

YAMAHA VMAX[2020 USA model]

YAMAHA VMAX[2020 USA model]

YAMAHA VMAX[2020 USA model]

YAMAHA VMAX[2020 USA model]

YAMAHA VMAX[2020 USA model]


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