宙に吊り下げられたかのような安定性

カワサキ「ヴェルシス1000 SE」新型発表! SHOWAのスカイフックサスペンションを初採用

カワサキは、高いスポーツ性と快適性を兼ね備える17インチアドベンチャーツアラー「ヴェルシス1000 SE」にショーワのスカイフックテクノロジーを採用した電子制御サスペンションを二輪車として初めて装備すると発表。2021年モデルとして2020年10月中旬より導入各国で順次発売する。

ロングストロークの電子制御サスペンションに“スカイフックテクノロジー”を新採用

カワサキは「ヴェルシス1000 SE(VERSYS 1000 SE)」の2021年モデルとして、二輪車で初めてショーワ製のスカイフックテクノロジーを組み込んだ新しい電子制御サスペンションを採用し、走行性能と快適性をさらに高い次元に進化させたとし、これを2020年10月中旬より欧州を皮切りに導入各国(日本、米国、その他)で順次発売すると発表した。

前後17インチホイールに並列4気筒エンジンという、アドベンチャー系モデルとしては異色の車両構成が特徴のヴェルシス1000 SEは、路面状況のよくないアスファルトでも快適に走破できるSUVツアラーとして確固たる地位を築いてきている。従来モデルでもIMU採用による電子制御システムは電子制御サスペンションを含め“全部入り”の様相だったが、このマイナーチェンジでさらなる快適性とパフォーマンスの向上を狙う。

「スカイフック」とは、IMUと電子制御サスペンションを連動させることで、まるでバネ上が宙から吊り下げられているかのように安定した挙動を実現するテクノロジー。路面からの入力は可能な限りバネ下で処理し、ライダーに余計なショックが伝わらないようにするというものだ。サスペンションの減衰力をリアルタイムで調整し、優れた路面保持力、ピッチングの抑制(特にタンデム時)、高速走行時の軽快かつ安定したステアリング、雨天時の接地感向上など、ライダーにより高い安心感と楽しいライディングを提供する。

また、従来モデルから引き続き、IMU(慣性計測装置)による数々のライディングアシスト電子制御システム、クルーズコントロール、フルカラーTFT液晶スクリーン、コーナリングライト、グリップヒーター(一部導入国ではアクセサリー|日本仕様の従来型は標準装備)、ライダーとバイクを繋ぐBluetoothによるスマートフォン接続機能を採用している。

日本仕様の発売に関しては、また情報が入り次第お伝えしたい。

仮想直線に対して車両バネ上が同じ線上に収束するようバネ下を制御するのがスカイフックテクノロジー。宙から吊り下げられているかのように、バネ上の挙動を最小限に抑え、余分なピッチングも防ぐ。タンデム時には特に有効だという。

KAWASAKI VERSYS 1000 SE[2021 model]

※主要諸元は未発表/発売は10月中旬の欧州から順次

KAWASAKI VERSYS 1000 SE[2021 model]エメラルドブレイズドグリーン×メタリックディアブロブラック

KAWASAKI VERSYS 1000 SE[2021 model]エメラルドブレイズドグリーン×メタリックディアブロブラック

KAWASAKI VERSYS 1000 SE[2021 model]エメラルドブレイズドグリーン×メタリックディアブロブラック

KAWASAKI VERSYS 1000 SE[2021 model]パールストームグレー×メタリックディアブロブラック

KAWASAKI VERSYS 1000 SE[2021 model]パールストームグレー×メタリックディアブロブラック

KAWASAKI VERSYS 1000 SE[2021 model]パールストームグレー×メタリックディアブロブラック

KAWASAKI VERSYS 1000 SE[2021 model]オプション装着車

KAWASAKI VERSYS 1000 SE[2021 model]Bluetoothによるスマートフォンとの接続も可能だ。

KAWASAKI VERSYS 1000 SE[2021 model]


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