凹凸をなくしフルフェイス風に仕立てたシステムヘルメット
ゼニスは、ヤマハの純正パーツ&アクセサリーでおなじみ、ワイズギアによる長寿シリーズ。最新作「YJ-21」は、内蔵バイザー付きのシステムヘルメットだ。前作のYJ-19に比べ、サンバイザーを大型化したほか、空力特性を向上したのが特徴。バイザーは面積を11%拡大し、下側に5mm以上延長した。おかげで明暗差が少なくなり、一段と視界良好となっている。帽体に関しては、左右の絞りを減らしたため、帽体が大きく見えるが、シールドベース周辺の凹凸をなくすなどエアロダイナミクスは逆に向上しているという。
実際に被ると着用感がやさしく、長時間走っても疲れにくい。アゴ下のチンカーテンが大型で、巻き込み風が少ないのもポイントだ。100km/h 走行時でも静粛で、帽体が振られることもない。また、大型のマウスダクトにより口元の換気機能も優れている。
内蔵バイザーは軽い力で開閉でき、シールドのノブが左右にあるのも地味に便利。メガネスリットやスピーカーホール&配線用の溝なども備え、約3万円なのだからコスパは優秀だ。
あなたにおすすめの関連記事
モトGPとスーパーバイク世界選手権(SBK)向けヘルメットの市販版として、大型リヤスポイラー搭載のフルフェイスが登場したのが'20年最大のトレンド。レースを管轄するFIMが新規格「FRHPhe-01」[…]
イタリアの老舗ヘルメットメーカー・ノーランによるブランドがX-Lite。最上級のレース向けモデル=X-803ウルトラカーボンをベースに、エアロスポイラーを装着し、前述したFIM新規格に適合させたモデル[…]
手に持つと「軽いな」と感じる。被って走り出しても、その印象は変わらない。 バイザー内蔵タイプやチンガードが開閉するシステムメットは、便利だけど重くなりがち。こうしたネガを払拭した意欲作が「リュウキ」だ[…]
J・O、EX-ゼロのネオクラシック路線が好調なSHOEI。これに続く新作が'20年秋発売予定の「グラムスター」だ。丸いフォルムとシンプルなデザインが最大の魅力で、旧車や流行のネオクラによく似合いそう。[…]
最新の記事
- 帰ってきた軽二輪レトロ! カワサキ新型「W230」「メグロS1」試乗レビュー
- トリックスターの「ZX-4R TURBO」最高速300km/hチャレンジ、シェイクダウン!
- 元セロー乗りがカワサキ「KLX230シェルパ」に乗ってみた! KLX230Sも同時に試乗レビュー
- Amazonブラックフライデー本番! デイトナのメンテナンス/保管用アイテムを要チェック!!【6割引弱もあり】
- Amazonブラックフライデー本番! コスパ最高なコミネの電熱アイテムを要チェックだ!!【4割引超もあり】
- 1
- 2