アライの最新作はスポーツ、ツーリングに特化
’20最新ヘルメット〈アライ〉RX-7X FIMレーシング#1/アストロ-GX
- 2020/6/9
RX-7X FIMレーシング#1[アライ]空力向上に加え帽体の軽量化も促進
最高峰フルフェイスのRX-7Xを一段とスポーティに仕上げた最新作。FIM新規格に適合したレース向けのモデルでGPライダー用と同スペックを誇るが、公道走行も可能だ。
注目のリヤスポイラーは、サーキットにおける超高速域を想定したエアロデバイス。レザースーツのコブに連なるフォルムを形成し、空気をスムーズに後方へ流す。さらに帽体構造を見直し、スポイラー付きながらRX-7Xより軽い総重量を実現している。
![RX-7X FIMレーシング#1[アライ]](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2020/06/Arai-7X.jpg)
RX-7X FIM RACING#1 [Arai] ●サイズ:53-54 55-56 57-58 59 ●カラー:ホワイト ブラック ●規格:FRHPhe-01(取得予定) JIS ●価格:6万4900円 ※発売予定モデル
スネル規格こそ取得していないが、アライらしく安全性能も一級品だ。耐貫通性試験ではFIM規格の高さ2mに対し、3mからのテストをクリア。滑って衝撃をかわす独自のR75フォルムを踏襲するなど、スネルと同等の安全性を誇る。
プロトタイプを被ってみると着用感は実に軽快。RX-7Xと同じ内装ながら、帽体が変更された影響か、頭の包まれ方が若干やさしいのが印象的だった。この被り心地と空力デバイスがあれば、高速道路のロングクルージングも快適だろう。
発売は5月頃を予定しており、認定販売店で購入可能。既存のRX-7Xに装着できるスポイラーも発売されるというから朗報だ。
アストロ-GX[アライ]F1譲りのノウハウで快適な着用感を追求
ツーリング向けハイエンドのアストラル-Xに対し、よりベーシックモデルの位置付けとなる新作が「アストロ-GX」だ。過去に存在した旅向けの万能シリーズ”アストロ”の名称が復活することになる。特徴は、”アストロ史上最高”を謳う快適な被り心地。アライはF1用ヘルメットを供給しているが、そのノウハウを還元することで、疲れにくい新内装を開発した。
具体的には、滑らかなフレンチパイル素材や、ソフトなベルクロなどを用いたほか、パッド同士のすき間をなくすことで柔らかい被り心地を実現。また、帽体のボトム部を従来より5mm拡大することで脱ぎ着のしやすさも追求した。
インカムを装着しやすい設計もポイント。帽体サイドにフラットなスペースを設け、インカム本体を安定して固定できる。また、ケーブルを収めるポケットも新たに採用した。
試作品を被ってみると、確かに「面」で頭部全体がやさしく支えられる感触。それでいてフィット感もある絶妙な着用感だ。口元が広がったため、息苦しさが少ないのも好印象だった。なお価格はアストラルXより抑えた価格になるというからうれしい。
![アストロ-GX[アライ]](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2020/06/ASTRO-GX-9.jpg)
面パッドをあえて固定式とし、ズレのない均一なフィット感を実現(写真は撮影用に外した状態)。パッド同士のすき間を埋め、連結パーツやベルクロにソフトな素材を用いた。※試作品のため、色や素材が異なる場合があります。
●まとめ:沼尾宏明 ●写真:山内潤也
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