CT系専門店モノチリンドロ社長インタビュー

「CT125は確実に売れるでしょうね」識者が語るホンダCTの現在と未来

  • 2020/1/15
モノチリンドロ

’19年9月に発表され、その後の東京モーターショーでも大きな話題を集めたホンダのコンセプトモデル「CT125」。ハンターカブを販売し続けて30年以上、CT専門店「モノチリンドロ」の夏川雅弘社長にインタビューを行い、日本におけるCTブームの隆盛と現況、そして今後について聞いた。

●まとめ:沼尾宏明 ●写真:真弓悟史、鶴身健 ●取材協力:モノチリンドロ
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’90年代後半に大ブーム。生産終了後も相場は安定

ホンダ系販売店でメカニックをしていた夏川雅弘さんが独立してショップを始めたのは’87年、31歳だった。

最初は海外向けオフのXRなどを豪州から仕入れて販売。同時に取り扱っていたのがCT110だった。

「ファッションとか小物に相通じる雰囲気に惹かれたんです。ムダがないデザインと色が可愛いし、カッコイイ。他のバイクは1時間も眺めれていれば飽きますが、CTは今だに飽きません。こんなバイクは他にないですね」

やがて徐々にCT人気が高まっていき、専門店へとシフトしていった。

「特に’95年頃から東京を中心に売れ始めて、西宮からよく配送に出かけました。数年して、その人気が地方にも飛び火していった形です」

当時は、新車に希望通りのカスタムを施して納車する場合が多く、結果的に50〜60種類ものオリジナルパーツを開発&販売することになった。欠品もあるが、多くは今でも購入可能だ。

そして’12年、ついにCTが生産終了を迎えた。現在は、ごく希に新車が出るが、「流通在庫は減る一方。中古車を現地で仕入れ、きっちり整備して販売しているのが現状です」という。

人気は今も高く、相場はこの10年変わらず40万円台。純正部品はまだ供給されており、日本で購入できる。

「コストダウン重視の今と違って、CTの開発当時はコストをかけて差別化する時代でしたから造り込みがすごい。トラブルは特になく、メッキも丁寧。本当に長く乗れるバイクです」

CT125に関しては、前々から噂を聞いていたが、写真を見て驚いた。

「デザイナーさんは上手い。CTをよく研究しているし、センスもいい。毎日見ている自分でも同じに見えるほどですから(笑)。このまま出るなら、間違いなくヒットするでしょうね」

CT125が発売された際は、「ウチでも積極的に扱いたいです。長年のノウハウもあるので、ウチにしかできないパーツがあればぜひ作りたい。CT125はメッキが少ないので、その辺はアリでしょうね」と意欲を見せる。

最後に「新型が出てもCT110の魅力は変わらない。今後も扱い、メンテも続けていく」と夏川さん。近い将来、新旧CTオーナーにとってモノチリンドロは心強い味方になりそうだ。

モノチリンドロ

(左)サブタンクキット(4万2790円)は数あるオプションの中でも一番人気。なおCT125でも「北米、豪州仕様にアクセサリーとして設定されるのでは?」とのこと。国内でもガソリンを入れなければ装着自体は可能だ。他にもエンジンから足まわりまで、かゆい所に手が届くパーツが揃う。(右)カヤバに限定ロットでオーダーしているCT専用のオリジナルリヤショック(5万6100円)。ボディ同色の上に乗り心地もアップする。POSTモデル用フォークもあり。 [写真タップで拡大]

モノチリンドロ

CT125もこれをイメージした? 大型リヤキャリア(3万1900円)。国内郵政カブ=MD90の純正品にエアクリ吸入口を加工。カラーも再塗装している。 [写真タップで拡大]

モノチリンドロ

夏川雅弘社長は写真NGということで、息子の良太さんが登場。同店でメカニックを務めるナイスガイだ。ちなみに夏川社長はお洒落で物腰の柔らかい方でした。 [写真タップで拡大]

モノチリンドロ

全国でも貴重なCT系専門店で、オーナーからの信頼も篤い「モノチリンドロ」。店名は、イタリア語で“単気筒”の意。「バイクの原点」だから、この名前にしたという。店内には、アメリカンなディスプレイやぬいぐるみが溢れ、まるでオモチャ箱。多趣味な夏川社長の世界観を表している。向かいにガレージ兼ピットも。立地は阪神電車・鳴尾駅から徒歩5分。●兵庫県西宮市鳴尾町2-11-20 TEL:0798-41-6686 http://cilindro.jp [写真タップで拡大]

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