国内実車公開は2020年春に

睨み系フェイスでキメる、2020新型ヤマハMT-25/MT-03の精悍スタイリング

ヤマハMT-25[2020]のフロントフェイス

2015年にフルカウルスポーツのYZF-R25/R3とコンポーネンツを共用し、普段使いから扱いやすく楽しむことができる1台として高評価を受けているヤマハMTシリーズ。その2020年モデルは、より精悍なスタイルを身にまとい、新たなデザインになって生まれ変わる。

好評なライトネイキッドが精悍なスタイルに

’15年にフルカウルスポーツのYZF-R25/R3とコンポーネンツを共用して登場したヤマハのミドルネイキッドが、「MT-25」とその321cc版である「MT-03」。ふだん使いから扱いやすく楽しむことができ、最初の1台としても最適なフレンドリーマシンとしてこれまで高い評価を受けていた。そんなMT-25/03が、’20モデルでアグレッシブなデザインに生まれ変わる。

ヤマハMT-25/03[2020]
YAMAHA MT-25/03[2020] ■全長2090 全幅745 全高1035 軸距1380 シート高780(各mm)車重168kg ■水冷4スト並列2 気筒321cc 42ps/10750rpm 3.0kgm/9000rpm タンク容量14L ■タイヤサイズF=110/70-17 R=140/70-17(※諸元は欧州仕様MT-03)

新型MT-25/03は、’19年にスポーツ性能を大きく高めた新型YZF-R25/R3にならってKYB製のフロント倒立フォークを採用。これに合わせてリヤサスのセッティングも見直され、R25/03に負けないスポーツ性能を手にしている。

ヤマハMT-25/03[2020]の倒立フォーク
φ37㎜の倒立フォークはゴールドアルマイトのYZF-R25/R3に対し、MT ではブラック仕上げ。これにより脚まわりが強化され、YZF-R25/R3同様スポーツ性が大きく高まっていると思われる。

また、他のMTシリーズ同様にグッと睨みがきく生物のような表情が与えられたフロントフェイスは、従来のハロゲンバルブからLEDに変わったプロジェクタータイプのヘッドライトと、アイブロー(眉毛)状のツインポジションランプで構成。

ヤマハMT-25/03[2020]
新型MTは、LEDモノアイのヘッドライトと、その上にある逆スラントのツインポジションランプで睨みをきかせる。デザイン的にはインドネシアで発売中のMT-15と同様の構成だ。
ヤマハMT-25/03[2020]テールカウル
グラブバーを廃止し、テールカウルまわりはスッキリ。新型YZF-R25/R3のウインカーはハロゲン球のままだったが、MTではLEDとなった。

さらに燃料タンク部分のデザインもシリーズ共通意匠のシュラウドとともにボリュームアップされ、存在感と質感が向上している。 メーターに関しても、新型R25/03ゆずりのフルデジタルとなって、よりイマ風となった。

タンク部分のボリュームが精悍さを倍増している。インナータンク方 式のため、容量自体は従来から変わらず14Lだ
ヤマハMT-25/03[2020]メーターパネル
メーターは新型YZF-R25/R3と同じフルデジタルタイプ。R25/R3ではタコメーター部の解像度が上がり、アナログメーターのような表示レスポンスを実現したのがウリのひとつとしている。

エンジン面に関しては、マフラーデザインも含め従来モデルからの変更はなし。 このあたりは既に排ガス規制に対応していたため変更なしだった新R25/R3と同じということになる。

ヤマハMT-25/03[2020]エンジン
並列2気筒エンジンやメインフレームは従来から変更なし。そのエンジンは、すでに従来型でユーロ4に対応している。

現在のところ、新型MT-25はインドネシア、MT-03については欧州と北米で発表されている。実車が国内で公開されるのは、’20年春のモーターサイクルショーが最初となる見込みだ。もうしばらく首を長くして待とう。

カラーバリエーションは3色

アイコンブルー
ミッドナイトブラック

MT-03も同じカラーで3色展開

海外仕様のカラーリングでは、MT-03も25 と同じく、ブルー、ブラック、そしてアイスフローのグレーの3色で、違いは車名ロゴ程度だ。
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