タイホンダのCBR150Rがアグレッシブにモデルチェンジして、早くも日本に上陸。エンジン、シャーシともにブランニューで、装備も大幅にグレードアップ!
(◯)曲がれるという安心感。エンジンも実に優秀だ
今年フルモデルチェンジしたタイホンダのCBR150Rが、早くも日本に上陸した。ネイキッドのCB150Rと共通の149㏄水冷シングルは、インドネシアでは最高出力を17.1psと公称しており、タイ仕様も同等のスペックと思われる。
そのエンジンは、単気筒らしい明瞭な鼓動を伴いながら、気持ち良く伸び上がる。125ccクラスよりも一段と力強く、100km/h巡航も余裕でこなす。アイドリングのすぐ上からレッドゾーン付近まで、ほぼ全てが実用域と言えるほどフレキシブルで、これならどんなレベルの人でも扱いやすいと感じるだろう。
ハンドリングも優秀だ。どんな操縦であれ、車体を傾けさえすればきちんと舵角が付き、ぐんぐんと旋回する。前後のサスの作動性は決して質感の高いものではないし、タイヤもこのクラスの定番であるIRCの製品だが、新しいフレームを中心としたシャーシ全体のバランスが絶妙なのだろう。この必ず曲がれるという安心感は初代ニンジャ250Rを彷彿させるもので、多くの人が普段使いしながらライディングプレジャーを感じることができるだろう。
(△)軟質ステップラバーは好みが分かれるだろう
ステップのラバーが中空構造なのか、グニャグニャとした感触が車体との一体感を削いでいる。これを交換するだけで印象は変わるはず
(結論)こんな人におすすめ:ライバルは不在。このルックスで普段使いも可能
以前、CB150Rに試乗したときにも感じたが、このエンジンは実に街乗り向きで、高速道路も余裕でこなす。近しい排気量のフルカウル車はGSX-R125やKTM のRC125ぐらいしかなく、高速も走るという人には唯一無二の選択だ。
●写真:岡 拓
※取材協力:エンデュランス
※ヤングマシン2019年8月号掲載記事をベースに再構成
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