第47回マシン・オブ・ザ・イヤー2019

名門ファンティック復活! 今回はフラットトラック125にプロライダー三橋淳が試乗

2019ニューモデル試乗インプレッション・ファンティック キャバレロ[#02 フラットトラック125編]#ゴー・ライド

  • 2019/8/19

1969年に初のオリジナルモデル「キャバレロ・クロス50」を発表したファンティック。その後、世界選手権タイトルを獲得するまで発展したが、ブランド消滅の危機に。しかし、困難を乗り切り、令和とともに新型スクランブラーとフラットトラッカーが日本初上陸。話題のニューモデルをダカールレジェンド三橋淳が徹底試乗! 今回は新雑誌となる「オフロードマシンGoRIDE」から、スクランブラー250との比較も踏まえて、フラットトラッカー125を紹介していく。

スタイルだけじゃないホンモノの走りが気持ちいい!

土を平らに固めて作ったオーバル(楕円形状)コースを、左回りに周回するレースをフラット(ダートとも)トラックレースという。そのレースを戦うために作られたのがフラットトラッカーの起源。コーナリング時のコントロール性と安定性を両立するために前後19インチホイールを装備するのがセオリーとなっていて、キャバレロ・フラットトラックもそれに習っている。今回はフラットトラック125を、同じく三橋淳氏がテストした。

「8000回転がリミットだったけれど、そこまで回して走れるのは、パワーを使い切れる125という小排気量ならではの楽しさですね。絶対的なパワーは少ないけれど、ライダーが車体をきちんとコントロールしていればテールスライドもできますから。このキャバレロ・フラットトラックが125、250、500で敢えて同じフレームを使用しているのは、排気量を問わずにダートトラックの走りかたを楽しむためでしょうね。

ダートトラックレーサーとしてのホンダXR100は今でも人気ですが、それは小さく軽くてエンジンも扱いやすく、アクセル全開でコーナーに進入しても、スムーズに立ち上がっていけるからです。このキャバレロ・フラットトラック125は、そのXR100に近い感じで、基本に忠実な走りができると思いました。それでも4スト125としては充分パワフルで車体は軽いから、街乗りでも速いですよ。250と500にも期待できますね」

フラットトラック125 DETAILS

写真左:125のエンジンは多くのメーカーが採用してきたミナレリ製を搭載。125のみキャブレター仕様となる。250/500はファンティック製エンジンにインジェクションの組み合わせ。写真右:ヒートガードはドライカーボン製。

写真左:125のみクラッチレバーの上にチョークレバーを装備する。写真右:125も250/500と同形状のデジタルメーターを装備する。

写真左: 後端をリヤフェンダーと一体化したスマートな形状のシート。シート高もスクランブラーよりも20mm下がった820mmとなっている(250/500との比較)。写真右:サイレンサーはARROW製の2本出し。サイドカウルのゼッケン19は、19インチホイールの19を表しているとのことだ。

スクランブラー250との違いはタイヤサイズ

外装パーツの違いはあるが、フラットトラック125とスクランブラー250のエンジンとフレームは同一でリヤタイヤサイズが異なる。「それでも前後バランスが変わるので、フロントの接地感も違います。フラットトラックのほうがスライドさせやすい乗り味です」と三橋氏はコメント。写真下がスクランブラー250

CABALLERO FlatTrack125 主要諸元

 

全長2180 全幅820 全高1154mm 軸距1425 シート高820mm(各mm) 車重140kg■水冷4ストローク単気筒 SOHC4バルブ 124.45cc ボア×ストローク52.0×58.6mm 最高出力&最大トルク未発表 変速機6段 燃料タンク容量12L■ブレーキ形式F=ディスク R=ディスク タイヤサイズF=110/80-19 R=130/80-19 ●価格:79万円(8%税込)

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ゴー・ライド編集部

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