“ネオスポーツカフェ”のフラッグシップとして2018年に発売され、モダンクラシックなデザインにアップ/ダウン対応のクイックシフトなどの最新装備を誇るCB1000R。欧州のカスタムショー“Wheels & Waves show”に向けて12台のCB1000Rカスタムが発表されたので紹介したい。
- 1 フランス、イタリア、スイス、そしてスペインから集結
- 2 1.CB1000R-adical
- 3 2.Africa Four CRF1000R
- 4 3.Monkey 1000R
- 5 4.CB1000R Black Edition
- 6 5.Neo Sports Café Endurance Team Replica
- 7 6.Café Chic CB1000R
- 8 7.Dirt Endurance
- 9 8.Monkey Kong
- 10 9.Alfredo
- 11 10.Honda Limited Edition CB1000R
- 12 11.Tribute
- 13 12.Dani Pedrosa replica
- 14 関連する記事/リンク
- 15 写真をまとめて見る
フランス、イタリア、スイス、そしてスペインから集結
これらのバイクは欧州におけるホンダのディーラーやパートナーショップがカスタムを手掛けたもの。それぞれが独自のテーマに沿って創り上げており、そのスタイルはカフェレーサーからスクランブラー、果てはアフリカツイン風などバラエティに富んでいる。さっそく1台ずつ紹介していくとしよう。
1.CB1000R-adical
スイスのGannet Design and Fuhrer Motoによるもの。限界領域へ連れていけ! がテーマで、セラカーボン製フロントフォーク&スプロケット、ロトボックス製カーボンホイールなどを装備する。迷彩柄のカラーリングがなぜか爽やかだ。
2.Africa Four CRF1000R
スイスのBrivemo Motors dealerが製作したもので、その名もアフリカフォー。もちろんインスパイアされたのはCRF1000L アフリカツインだ。CRF450Rのフロントまわりを移植し、オリジナルシート&シートカウルを装備。アップフェンダーやエンジンガードでオフロードテイストを醸し出し、トドメにアフリカツインカラーを施した。
3.Monkey 1000R
フランスのWerther Honda製作。2019年モデルの青モンキーをオマージュしている。主なカスタムポイントはカラーリングで、さらに右2本出しマフラーやエンデューロタイヤなど要所をおさえたパーツ変更で、スクランブラー的なモンキー125の雰囲気を再現した。
4.CB1000R Black Edition
3C Motos dealer, Biarritz(フランス)の製作による。テーマは“フルブラック”ということで、とにかく黒にこだわった。フロントフォークやスイングアームもブラックとしたほか、マフラーはアクラポヴィッチ。
5.Neo Sports Café Endurance Team Replica
製作はフランスのNational Motos。スポークホイールやクラシックなホンダのロゴをあしらい、2006年のルマン24時間耐久に勝利した車両のカラーリングを施した。
6.Café Chic CB1000R
テーマを“シックなカフェレーサー”としたマシンで、製作はフランスのHorizon Racing Vergy 95による。ブラッシュ仕上げとしたアルミ地にキャンディレッドのペイントを施したほか、革性のシートにオリジナルシートカウルを装着。スポークホイールはチューブレス仕様だ。Fechter Drive Hurric Pro 2のサイレンサーを組み合わせるエキゾーストパイプ(STD)には耐熱ブラック塗装を施した。
7.Dirt Endurance
スペインのVC Moto dealer, Sabadellが製作。クラシックなホンダカラーをテーマとしており、そこにダート風味と耐久レースのスタイルを融合している。シートカウルの四十八は、ホンダが創業した1948+年にちなんだもの。ハンドルバークランプに刻まれた『improves the breed』は本田宗一郎のメッセージだという。
8.Monkey Kong
製作はスペインのMallorca Motos dealer。モンキー125がモチーフだが、その名前にドンキーコングをオマージュしているあたりに製作者の世代が伺える。ヘッドライトまわりやシートなどにモンキー125っぽさを与えている。マフラーはなんとアフリカツインの純正サイレンサーを組み合わせている模様。
9.Alfredo
Hakuba Motosという日本語っぽい名前のスペインのビルダーによる。インスピレーション元は見ての通り(?)フレディ・スペンサーだ。タンクは手塗りで、クラッチカバーや小ぶりなゼッケンなど的を絞ったカスタムを施す。スペンサーのロゴがタンクにあしらわれている。
10.Honda Limited Edition CB1000R
Honda Motor Europeが製作(イタリア)。350台限定でフランス、スペイン、ドイツ、イタリアに販売される。HRCのトリコロールがテーマだ。SCプロジェクトのカーボンパーツ&マフラーなどを装着している。
11.Tribute
イタリアホンダが製作したカスタムマシンで、CB750Fourの50周年を記念した“K0”カラーリングが1969年当時を彷彿とさせる。チューブレススポークホイールやSCプロジェクト製マフラーなどがポイント。
12.Dani Pedrosa replica
イタリアのMoto Macchionが製作したものだが、スペイン人ライダーのダニ・ペドロサが駆った#26 RC213Vがテーマとなっている。フルチタンのSCプロジェクト製GP 4-2マフラーもMotoGPマシン風だ。
関連する記事/リンク
軽量かつコンパクトな大型ネイキッドロードスポーツモデル・CB1000Rのカラーバリエーションに、都会的なイメージの「ソードシルバーメタリック」が追加。各種サービスの拡大が期待できるETC2.0車載器へ[…]
新世代CBシリーズの旗艦としてフルモデルチェンジしたCB1000Rは、スポーツバイクの根源的な楽しさを追求。電脳化が進んだマシンをじっくりと試したぞ。 【〇】意のままに操れる快感 まずはエンジンから。[…]