ワルっぽいが実に優等生。特に口元の開放感が抜群

独特なデザインと存在感が持ち味のアライ「XD」着用インプレッション

  • 2019/6/27
Arai XD

2017年の東京モーターサイクルショーで話題を呼んだ、過激デザインのツーリングヘルメット・XD。「唯我独走。」のキャッチコピーが示す通り、力強く、グラマラスなフォルムが注目度マックス。アライヘルメットらしい機能性も満載している。さらに、最上級のRX-7Xと同様、2軸式のVASシールドで一段と衝撃をかわすフォルムを実現。安全性能は健在だ。

(◯)迫力のデザインが魅力。開閉機構も装備する

「唯我独走。」のキャッチコピーが示す通り、独特なデザインと存在感がXDの持ち味だ。大型のチンガードにメッシュ付きスリット、後方へ鋭く抉ったラインが実にワイルド。上品なモデルが多いアライの中でとりわけ攻撃的なデザインだ。筆者は、かつてのゴスシリーズを連想したが、より洗練された印象である。もちろんスネル規格や滑ってかわすR 75 シェイプといった安全性能は健在だ。

Arai XD

【さらに衝撃をかわす進化型フォルムを踏襲】最上級のRX-7Xと同様、2軸式のVASシールドで一段と衝撃をかわすフォルムを実現。帽体は、中堅モデルに使用されるPBcLcだ。後頭部のダクトは1スイッチで排気孔×3が開閉する。なお、内装はRX-7Xと同タイプ。フル着脱式で、生地にエコピュアーを採用する。【XD[アライ] ●税込価格:4万9680円(ソリッドモデル)、5万8320円(グラフィックモデル) ●色(ソリッド):白、黒、つや消し黒 ●サイズ:54/55-56/57-58/59-60/61-62 ●規格:スネル、JIS】

特筆すべきは、チンガード裏側に設置したマウススリットの開閉スイッチだ。これは、デザインを損なわずに快適性を両立することが狙い。スリット付きの他社製ヘルメットは存在するが、開閉機構は珍しい。

Arai XD

大胆にせり出したチンガードの両脇にスリットを配置。内部には金属メッシュも施す。

被り心地は、頭部全体を包み込み、アライらしい安心感に溢れる。口元の開閉機構は左右各1.5cm程の範囲で無段階に開閉でき、自由に導入風を調節できるのがいい。全開だと口元に空気の流れをしっかり感じ、息苦しさや呼気がこもることがないため、開放的だ。走行風はシールドの方向にも導かれ、曇りを抑える。

Arai XD

【シールドの曇りを抑止】シールド内の換気システムは最新版に。従来品より吸気口を下に設置し、サイド中央に排出口を新設。効果が一段とアップした。

100km/h走行時の静けさと安定感は優秀。アゴ下からの巻き込み風は若干多めなので、気になる人はオプションのES チンカバーV(1944円)を使用されたい。

Arai XD

【風切り音を抑えたスライド式】全閉時はダクト内に走行風が浸入せず、静粛性に優れたスライド式シャッターを搭載。操作性も良好だ。

(△)マウススリットの開閉がやりづらい

内側配置のため、スリットのスイッチがやや操作しにくい。とはいえ開閉機構があるだけで実にありがたい。

(結論)こんな人におすすめ:このフォルムに魅せられたなら買って間違いなし

同社のツーリング系では、単色でベクターXより+5400円、アストラルXより5400円安価。ちょうど中間にあたるモデルだ。性能面は抜群なので、デザインが気に入ったら間違いなく「買い」。マッスル系やアメリカンに似合う!

●写真:飛澤 慎
※取材協力:アライヘルメット

※ヤングマシン2018年2月号掲載記事をベースに再構成

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ヌマ王

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ヤングマシン編集部出身の敏腕フリーライター。特にバイクの社会&時事ネタに詳しく、20年以上にわたって特ダネを追い続けている。趣味はユーラシア大陸横断。