カブが日本・熊本生産に!

ホンダ・2018新型スーパーカブ50/110のクロスカブ仕様を予想

【HONDA 2018新型クロスカブ110 予想CG 公開予定日:10月25日】

2012年から中国で生産されるようになったスーパーカブが、60周年を迎える2018年モデルで刷新し再び日本で生産されることが明らかになるとともに、東京モーターショー出展モデルとして写真が公開された。それだけではなく、これまでヤングマシン本誌でスクープしてきた通り新型にはクロスカブ仕様も存在し、それも東モに出展されるのだ。ここでは新型スーパーカブを解説するとともに、写真が公開されていない2018新型クロスカブの姿も新たに予想してみた。

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カブは原点回帰、LEDヘッドライトも採用

9月29日、ホンダが「第45回東京モーターショー2017」Hondaブース出展概要についてのリリースを発行した。それとともに新型スーパーカブ50/110の写真も公開。その姿は2008年まで生産されていた“オリジナル”の姿に原点回帰したもので、新しさよりも懐かしさが感じられるものだった。メカニズム的にどのような変更がなされたのかはアナウンスがないので不明だが、写真で判断する限り従来のエンジンとフレームを踏襲し、規制対応や外装の刷新を図ったと思われる。

【HONDA 2018新型スーパーカブ50/110 市販予定車 予想発表日:10月19日】写真は新型スーパーカブの市販予定車(上が50で下が110)。コンパクトなLEDヘッドライトによる“小顔”が見た目の特徴となる。

クロスカブはハンターカブ似に、50もある

今回の出展概要にはクロスカブ110の出展もアナウンスされており、2018新型スーパーカブ110をベースとしたクロスカブ仕様が存在することが明らかになった。情報によるとこちらも小ぶりなLEDヘッドライトを採用しており、ヘッドライト脇のグリップは縦→横位置に変更されたという。また、ピリオンステップが装着され二人乗りが可能になったようだ。レッグガードは省略されており、前身の通称ハンターカブ=CT110風の雰囲気も獲得。シリーズで初めて50ccも用意されるという。

左は今回CG制作した2018新型クロスカブ110。ベースは発表されたばかりの新型スーパーカブ50/110の市販予定車とし、サバイバル度が高いカーキ塗装としてみた。マフラーはアップタイプとはならない模様だが、それはアフターパーツに期待。右は現行中国クロスカブ。2013年に発売され、好調なセールスを記録した。
こちらは新型クロスカブ・タンデム仕様時の予想CG。ピリオンステップはスイングアームに装備され、タンデムシートは脱着式と予想される。

新型スーパーカブの発表は10月

2018新型スーパーカブ50/110は10月後半に発表され11月に発売される見込み。そして、クロスカブ50/110は2018年2月頃との情報だ。今年も11月4、5日の土日に「第21回 カフェカブミーティングin青山」の開催が決まっており、新型の投入やスーパーカブ60周年&累計1億台とトピックてんこ盛りの大フィーバーが期待される。

スーパーカブの遍歴

2008年まで国内で生産されていた鉄プレス板フレームの日本カブ。なんと1966年から基本設計は不変、最終型でFI化されている。写真は2007年型スーパーカブ50スタンダード。
2012年から中国に生産を移管し、角ライトになった中国カブ。この前の世代からパイプフレームとなり排気量は50/70/90→50/110というラインナップになっている。写真は2012年型のスーパーカブ50。
2018年に60周年を飾る新世代日本カブ。丸目のヘッドライトやリヤテールランプ&ウインカーなど先代日本カブのデザインを踏襲しているのが分かる。生産は九州・熊本製作所になることも確定、もうすぐ累計1億台を達成する見込みだ。写真は新型スーパーカブ50の市販予定車。

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