ヤマハは欧州と北米で、主な2025年モデルをまとめて発表。すでに記事をお届けした機種も多いが、ここでは新色が登場したXSR900を紹介したい。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ)
1980年代の“ミッドナイトスペシャル”を黒ボディと金ホイールで再現?!
ヤマハは欧州と北米で、ミラノショーを前に2025年モデルを発表。まずは新色“ミッドナイトブラック”をまとったXSR900だ。
初期型の2023年モデルではゴロワーズカラーを、2024年モデルでは1980年代のヤマハワークスカラーをオマージュしたXSR900だが、2025年モデルでは1980年頃にヤマハがいくつかの市販車に特別仕様としてラインナップした“ミッドナイトスペシャル”を再現したかのような新色を採用した。
特徴的なのは、まずその名の通りブラック基調としたボディで、フロントフォークのアウターチューブもブラックアウト。これにゴールド仕様のホイールと倒立フォークのトップキャップ、そして燃料タンクのYAMAHAロゴを組み合わせた、まさしくおっさんホイホイのカラーリングだ。
ちなみに、かつてのミッドナイトスペシャルは主にクルーザータイプの機種に設定されていたもので、機種によってはヘッドライトリムやグラブバーも金色仕上げだった。
なお、2024年モデルでラインナップされた“レジェンドレッド(日本名:シルキーホワイト)”は継続採用される。2025年モデルの欧州での価格は未発表だが、カラーバリエーション共通の北米仕様では2024年モデルから+300ドルの1万599ドルに設定されている。
YAMAHA XSR900[2025 EU model]
XSR900は、並列3気筒エンジンを搭載するスポーツネイキッド「MT-09」をベースに、1980年代のヤマハ車をイメージし、丸目のLEDライトやバーエンドミラー、サイドカバーにDリング状のクイックファスナーを採用したスポーツヘリテイジモデル。アシスト&スリッパークラッチや6軸IMU、パワーモード、クイックシフター、クルーズコントロールといった装備は最新世代だ。
主要諸元■全長2155 全幅860 全高1155 軸距1495 最低地上高140 シート高810(各mm) 車重193kg■水冷4ストローク並列3気筒DOHC4バルブ 890cc 119ps/10000rpm 9.5kg-m/7000rpm 変速機6段 燃料タンク容量14L■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ※諸元は欧州仕様
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(新型ヘリテイジ/ネオクラシック | ヤマハ [YAMAHA])
燃料タンクには昭和のヤマハ車を彷彿とさせるライン ヤマハはインドネシアで、日本でいう軽二輪クラス(126~250cc)にあたるネオクラシックネイキッド「XSR155」に新色のメタリックブラウンオーセン[…]
大型二輪免許は18歳から取得可能! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外には“AT限定”免許も存在する[…]
外装を変えただけの着せ替えモデルじゃないぞ! なんて感じで仰々しく書き始めてみたが、僕自身がXSR900GP(以下GP)はXSR900のバーハンドルをセパレート化し、ハーフカウルの外装を装着した着せ替[…]
大型二輪免許は18歳から取得可能! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外には“AT限定”免許も存在する[…]
43年で歴史に幕……と思ったらタイで続いてるよ! 平成32年排出ガス規制の壁、ABS義務化、そして灯火類の追加レギュレーション……。日本ではさまざまな理由から継続生産ができなくなり、2021年モデルを[…]
最新の関連記事(ヤマハ [YAMAHA])
免許返納後もアクティブに楽しむための小型低速EV パワーユニットに自社の電動モーターを、バッテリーにホンダの「モバイルパワーパックe:」を採用した汎用EVプラットフォームをヤマハが初公開したのは、20[…]
さとみ(すとぷり)がアンバサダーに就任! 日本二輪車普及安全協会は、2025年3月かいさいの「第41回 大阪モーターサイクルショー2025」および「第52回 東京モーターサイクルショー」の開催概要を発[…]
2気筒にもオートマチック『Y-AMT』を投入!! ヤマハは、欧州で選考発表されていた新型「MT-07」の国内モデルを正式発表した。発売済みの最新MT-09と同様に、クラッチ操作とシフト操作を必要としな[…]
通勤からツーリング、サーキット走行まで使えるカウル付き軽二輪スポーツ 日本の道に最適といえるサイズ感や、通勤/通学からツーリングまで使える万能さが軽二輪(126~250cc)の長所。スクーターやレジャ[…]
1989年以降、400ccを中心にネイキッドブームが到来。250でもレプリカの直4エンジンを活用した数々のモデルが生み出された。中低速寄りに調教した心臓を専用フレームに積み、扱いやすい速さが美点。特に[…]
人気記事ランキング(全体)
『通称』と『道路交通法における区分』、『道路運送車両法による区分』がある バイク雑誌やWEBヤングマシンの記事を読んでいて「これってどうなってるの?」と混乱したことがある方もいらっしゃると思う。のっけ[…]
これが後のGL500につながったかは不明 これはいろいろなエンジン型式の可能性を探るために開発された1台で、クランク軸縦置きの200㏄空冷Vツインを搭載したもの。製造コストが高く、商品化できなかったと[…]
クロスオーバー系レトロがアップグレード! インディアヤマハは、ブロックパターンタイヤを履いたネオレトロスタイルの「FZ-X」をマイナーチェンジして発表した。ロングストローク設定の空冷149ccエンジン[…]
さとみ(すとぷり)がアンバサダーに就任! 日本二輪車普及安全協会は、2025年3月かいさいの「第41回 大阪モーターサイクルショー2025」および「第52回 東京モーターサイクルショー」の開催概要を発[…]
通勤からツーリング、サーキット走行まで使えるカウル付き軽二輪スポーツ 日本の道に最適といえるサイズ感や、通勤/通学からツーリングまで使える万能さが軽二輪(126~250cc)の長所。スクーターやレジャ[…]
最新の投稿記事(全体)
【読み飛ばしOK】自動車損害賠償責任保険審議会の結果、基準料率の改定は必要ないと判断【料金表は下の方に】 金融庁が令和7年1月10日および1月17日に行った第150回・第151回自動車損害賠償責任保険[…]
125ccスクーターは16歳から取得可能な“AT小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限[…]
[A] 前後左右のピッチングの動きを最小限に抑えられるからです たしかに最新のスーパースポーツは、エンジン下から斜め横へサイレンサーが顔を出すスタイルが主流になっていますよネ。 20年ほど前はシートカ[…]
免許返納後もアクティブに楽しむための小型低速EV パワーユニットに自社の電動モーターを、バッテリーにホンダの「モバイルパワーパックe:」を採用した汎用EVプラットフォームをヤマハが初公開したのは、20[…]
アライの最高峰スポーツフルフェイスに長島哲太選手の最新グラフィックが登場 長島哲太選手は、2008年にGPモノクラスから全日本ロードレース選手権にデビューし、3年後の2011年にはシーズンチャンピオン[…]
- 1
- 2