ヤマハ用のアクセサリーや用品を展開するワイズギアは、惜しまれつつ43年の歴史を終幕したヤマハ「SR400」用の外装セットとして、1978年発売の初期型を再現する『SR400初期型カラー』を発売する。発売は2024年8月下旬以降。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:ワイズギア
XT500をベースにSR500/400が誕生、ロードスポーツとしての好バランスで400が生き残った
ワイズギアが「SR400復刻カラー外装セット」を8月下旬以降に発売すると発表した。
SR400は、1976年誕生のオフロードモデル「XT500」をベースに兄弟モデルのSR500と同時期に発売され、2021年のファイナルエディションまで43年の歴史を紡いだヤマハの名車。当初は強制開閉キャブレターにフロント19インチホイール+ディスクブレーキという構成で発売され、のちに前輪18インチ化やドラムブレーキ化、再度のディスクブレーキ化、SR500の廃版、各年代での排出ガス規制対応などを経つつ、基本的な車体構成は最後まで変わらなかった。
YAMAHA SR400/500[1978]
’76年に発売したオフロードモデルのXT500のエンジンとフレームをベースに、トラディショナルなロードスポーツとして登場した初代SR。500のエンジンはベースとなったXT500と同じボア×ストロークだった。一方、当時の国内の免許制度に合わせた400は、500からストロークを短縮して排気量をダウン。排気量の異なる兄弟モデルはボア径の変更で対処するのが一般的な時代に、高コストなクランク変更を選択した。400はフラットでテールカウルを装備したシート(グラブバーなし)と低いコンチタイプのハンドルでロード色を強めたのに対し、500は厚みがありテールカウルを持たないシートと、ワイドで高さのあるハンドルバーを装備した。
ヤマハ内では「SRパーツの永年供給案」も検討されていると言われ、多くのSRユーザーに向けた純正パーツやカスタムパーツは今後も続いていくことになりそう。
そんな中でワイズギアがリリースするのが、今回の「SR400復刻カラー外装セット」だ。その名のとおり1978年に誕生したSR400の初期型カラーを再現したもので、燃料タンク/シートカウル/サイドカバー+専用エンブレムがセットになって10万7800円となっている。
ワイズギアは「これからもSR400を含むヤマハ車を長く楽しんでいただけるようなアクセサリーを展開します」としており、今後もSR関連の新製品登場が期待できそうだ。
また、このほかにもデイトナの協力により、初期型を彷彿とさせるノスタルジックなシートやクロームメッキ仕上げのミラー(見た目はほぼ純正)をラインナップ。初期型同様のメッキ仕上げヘッドライトカバーは純正部品が別途販売されている。
詳しくは下段リンクより公式ページで確認してほしい。
<SR400復刻カラー外装セット>
ヤマハ発動機の現代の技術を用いて1978年に登場した初代SR400のカラーリングを再現。専用エンブレムも当時のデザインを復刻したデザインだ。
●品番:Q5K-YSK-008-S62 ●価格:10万7800円 ●発売時期:2024年8月
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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