ライドナレッジ|RIDE HI

【Q&A】サスペンションの減衰に、なぜ伸び側と圧側があるのか?

フワつかないよう抑えるのが減衰性能だが、じつは動きを硬めにするのではなく、柔軟性を高めるのが主な役割なのだ。

●記事提供: ライドハイ編集部

実は路面追従性を良くするのに必要不可欠なのが減衰性能

サスペンションは装着されているスプリングが路面からの衝撃を吸収する、乗り心地を快適にするための装置、というのが基本機能なのはご存じの通り。

しかしスポーツバイクのように、バンクしてコーナリングを楽しむなど操る面白さを求めると、この乗り心地が最優先ではなくなってくる。そしてこのサスペンション機能を左右するのがダンパーとも呼ばれる減衰力装置。

それではなぜ減衰力が必要になるのか、順を追って説明しよう。

まず路面からの突き上げでサスペンションのスプリングが縮んで(撓んで)その衝撃を吸収する。次に縮んだスプリングは伸びて元へ戻ろうとする。ところがスプリングはこの縮んだ後に伸びる動きだけでなくまた縮もうとする動きを伴う性質があるのだ。

たとえば柔らかいベッドの上で勢いよく飛び跳ねると、中のコイルスプリングの反発で何度か跳ね返る、あの動きと同じ理屈。この何度か伸び縮みを繰り返す動きは、もちろん安定性を妨げるので何とか抑え込みたい。ということで開発されたのが、筒の中に往復するピストンを入れオイルで密閉して設けた弁で動作にブレーキをかける、ダンパーと呼ばれる装置。

これが伸び側減衰、この仕組みのおかげでサスペンションはフワフワと落ち着かない動きをせず安定した走行が得られるようになっている。そしてスポーツ性の高いバイクには、伸び側減衰の調整機構も装備されているのが一般的だ。


※本記事の内容はオリジナルサイト公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。

最新の記事

ホーム【夏、ハヤブサの熱さに負けずに乗る!】冷却ダクト付きフレームガードをはじめ、様々なカーボンパーツがマジカルレーシングから登場!
WEBヤングマシン|新車バイクニュース