1923年に設立したBMWモトラッドが、100周年を迎える。この記念すべきアニバーサリーイヤーにむけて特別モデル「R18 100Years」と「R nineT 100Years」が登場する。クロームデザインが美しい2台は、各1923台の限定販売だ。
●文:ミリオーレ編集部(村田奈緒子) ●外部リンク:BMWモトラッド
100年の歴史を記念したエクスクルーシブなモデル
航空機の製造からスタートしたBMWが設立したのは1916年のこと。しかし1919年のベルサイユ条約によって航空機および航空機用エンジンの製造が禁止され、会社は危機に陥った。危うい経営状態が続くなか、1923年に1台のバイクを発表。4ストローク空冷2気筒エンジンを搭載した「R32」の登場だ。
コンパクトで軽量、低重心のボクサーエンジンは瞬く間に評判となり、BMWは起死回生に成功。そして、これはBMWモトラッドの歴史がスタートした瞬間でもあった。
この質実剛健なボクサーエンジンは1923年の誕生以来、基本設計に変化がないという稀有な存在。産声を上げたときにすでに完成度は高く、BMWモトラッドの輝かしい歴史を築き上げてきたのだ。
この歴史を記念して、BMWモトラッドはヘリテージエクスペリエンスの世界を体現する2つのバイク、R nineT ロードスターと大型ボクサーエンジンを備えたR18クルーザーを100周年記念モデルとして発表。BMWモトラッドが設立された1923年に合わせて、両モデルはそれぞれ1923台の限定販売となる。
クロームデザインが光り輝く、レトロモダンな「R nineT 100Years」
「R nineT 100Years」は、ハイグレードなサスペンションなどが装備された「R nineT」がベース。レトロモダンなカフェスタイルで、クロームメッキ×ブラックペイントで美しく仕上げられたタンクを装着。タンクには、100周年の記念エンブレムも光り輝く。
ブランドロゴを踏襲した穴あきテールエンドを備えたアクラポヴィッチサイレンサーを備えた「R18 100Years」
「R nineT 100Years」と同じく、シックなクロームメッキ×ブラックペイントのタンクが印象的な「R18 100Years」。通常の「R18」ではオプションとなっているダイヤモンドエンボス加工のコンビネーションシートを装着している。
またアクラポヴィッチ製のマフラーは、テールパイプを覗くとBMW伝統のロゴデザインがモチーフとなったエンブレムを見ることができる。遊び心あるデザインが光る特別車だ。
100周年仕様のアクセサリーも登場
100周年限定コレクションのバッグや100周年ロゴをあしらったモーターサイクルマットもラインナップ。また100周年限定コレクションのアパレルも2023年に公開予定となっているので、ぜひチェックを。
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