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9月10日に開催された「TRIUMPH RIDING ACADEMY(トライアンフ・ライディング・アカデミー)」に加え、10月1日(土)にはファンミーティング「TRIUMPH NATIONAL RALLY 2022」の開催とイベントが続いている。今年120周年とアニバーサリーイヤーを迎えたトライアンフのイベントを紹介しよう。
●文:ミリオーレ編集部(村田奈緒子) ●外部リンク:トライアンフモーターサイクルズジャパン
サーキットでのレッスン「TRIUMPH RIDING ACADEMY」
9月10日(土)に千葉県の茂原ツインサーキットで開催された「TRIUMPH RIDING ACADEMY(トライアンフ・ライディング・アカデミー、以下TRA)」。バイクの特性を学びつつ、ライディング技術の向上、そして安心安全に走るためのライディングテクニックの習得を目的としたレッスンだ。
今回は愛車で参加した方だけでなく、トライアンフのレンタル車両での参加もあり、スピードトリプル1200RRやストリートトリプルRS、トライデントなどの最新車両も導入された。
午前9時からスタートしたTRAはブリーフィングやパドックでのフォーム確認レッスンなどを実施。1人ひとりをしっかりと講師3名がチェックしてくれるので、疑問があればその場で聞くことも可能だ。
昼食後は、講師であるバイクジャーナリストのケニー佐川さんによるニューモデル紹介も。今回は午後にサーキット走行(20分)が3枠用意されていた。20分ほどみっちりとサーキットを走ったら、休憩しつつレクチャーを受講。フォームやブレーキングだけでなく、ライン取りに関して各々が疑問を解消していった。参加費は2万4200円/1名(走行料・ランチ代、お見舞金制度(保険)含む)、抽選となったトライアンフ車両(4台限定)のレンタルは追加で1万1000円。
英国王室とトライアンフのエピソードも!
昼食後のニューモデル紹介のときにはTRAの講師を務めたケニー佐川さんからは、9月8日に死去したイギリスのエリザベス女王にちなんだ話も紹介された。
それは英国大使館でこれまでに開催されたエリザベス二世女王陛下の誕生日および即位の周年祝賀パーティーの際にも、トライアンフが展示されたというもの。式典に参加した佐川さんは「華やかな式典をトライアンフがよりカッコ良く彩っていたのが印象的」と語った。
今年120周年を迎えたイギリスを代表するブランドだからこそ、こうしたエピソードがたくさんあるのもトライアンフの魅力。ちなみに今年6月2日から5日に渡って実施された女王の在位70年祝賀イベント「The Queen’s Platinum Jubilee 2022」の一環として開催されたパレード「Platinum Jubilee Pageant(プラチナ・ジュビリー・ページェント)」にはトライアンフ ボンネビルも登場。ロンドンのザ・マルからバッキンガム宮殿に至る3キロの道のりを、500台のヴィンテージ・カーとともに駆け抜けた。
愛車を愛でるのはもちろんだが、歴史あるブランドには物語があり、そしてそれを紡いできた人々がいる。そうした知られざる物語に触れる機会としても、こうしたイベントに参加する楽しさがあるといえる。
今回はじめてTRAに参加したというアイザワリョウさん。バイク歴4年目で現在の愛車はストリートトリプルRSとのことで、この日はスピードトリプル1200RRをレンタルして参加していた。「スピードトリプル1200RRは足つきの不安があったのですが、乗ってみるとそんな心配は皆無でした。押し引きも軽くてラクでしたし、1200ccのパワーをサーキットで少し感じることができてとても楽しかったです」。
同じくレンタル車両のトライデント660で参加したまーろんさん。トライアンフのバイクはタイガースポーツ660にも試乗したことがあるそうだが、トライデント660は今回が初めてとのこと。「サーキットは走ってみたいと思っていたので、今回クシタニでスーツをレンタルして参加しました。トライデント660はアクセルを回しても急加速しすぎずフレンドリーな乗り心地で、とても楽しかったです。またサーキット走りたいですね」
10/1(土)には「TRIUMPH NATIONAL RALLY 2022」が開催
キャンプや近隣で宿泊予定の方向けに夕方から第二部の回が実施される。
オンロードとオフロード、クラッシックからアドベンチャーまで、ジャンルや時代を問わずトライアンフを愛するファンが集う「TRIUMPH NATIONAL RALLY」。ゲストアーティストによるトークショーやデモンストレーション、ニューモデルの試乗会や林道体験など、多彩なコンテンツが予定されている。
●日時:2022年10月1日(土) 第一部:10時~15時/第二部:17時~19時
※第二部は酒類の販売もあり、キャンプ場や近隣ホテルにご宿泊の方のみ参加可能
●会場:富士見高原スキー場(富士見高原リゾート:長野県諏訪郡富士見町境広原12067)
●参加料金:無料(ただし要事前エントリー)
事前エントリーフォーム:https://tnr2022.peatix.com/
※事前エントリーのない場合は、会場入り口で当日エントリー料1,100円(税込)が必要
※会場入り口にて事前エントリー時に配信されたメール画面かプリントアウトの確認あり。メールはイベント時まで保存ください
今週末は、秋晴れの高原で愛車と共に楽しいひとときを過ごしてみてはいかがだろうか。
※本記事は“ミリオーレ”が提供したものであり、文責は提供元に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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