●レポート:松永 和浩 ●編集:モーサイ編集部(中牟田歩実)
トンネル内は「コンクリート」普通の道路は「アスファルト」が使われることが多い
トンネルに入った途端「あれ、路面の素材が変わったな」と気づくことがあると思います。
いわゆる普通の道路は黒っぽいアスファルトでできているのが一般的ですが、トンネル内部の路面には灰色のコンクリートが使われていることが多いので、色の違いで素材が変わったことが分かります。
また、「走行音」や「走り心地」の変化で気がつくこともあります。特にバイクに乗っていると、クルマに比べて路面状況がダイレクトに運転者へ伝わる傾向にあるため、より気が付きやすいでしょう。
なぜトンネルの内部だけ、わざわざ舗装する素材を変えているのでしょうか。
この記事では、ふたつの理由を紹介します。
コンクリートはアスファルトより耐久性が高い
まずひとつ目の理由は、コンクリートの耐久性がアスファルトよりも高いことです。
一般的な道路の舗装材であるアスファルトの特徴として
●安価である
●施工が容易(施工後早く固まってすぐに通行できる)
●静かで乗り心地がいい
●排水性が良い
といったことが挙げられます。
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