白バイだけじゃない! 日本の安全を守る黒/青/赤/黄の特殊バイクたち

  • [CREATOR POST]宅島奈津子


●文:[クリエイターチャンネル] 宅島奈津子

1分でわかる記事ダイジェスト

白バイだけじゃない特殊車両の数々

馴染みのある白バイ以外にも、黒バイ、青バイ、赤バイ、黄バイと言われる4種の特殊なオートバイがある。それらの役割や装備について解説する。

覆面パトカーの二輪版:黒バイ

日本の警察車両のひとつであり、夜間の暴走行為や危険運転を取締まるために、和歌山県警によって導入されたのが始まり。和歌山では、夜間の暴走族問題が深刻だったためだ。導入の翌月にはたくさんの暴走族を検挙し、さっそく成果を挙げた。

黒バイは夜間の取締りが目的なため、おもに夜に活動している。日中と比較すると、夜間ははるかに視界が悪くなる。過酷な訓練を受けた運転技術の優れた隊員しか乗車できない。

ひったくり抑制:青バイ

青バイは、白バイ同様、赤色灯とサイレンを搭載した警察車両。使用する部隊はスカイブルー隊と呼ばれている。青バイの登場により、大阪ではひったくり事件の発生件数が激減。青バイの活動は、街頭犯罪の抑止だけに留まらない。特殊詐欺等の抑止や交通指導・取締りなども実施している。

災害時の助け:赤バイ

赤バイは、おもに災害時に活躍。現場へ駆けつける速さに長けており、大きな役割をはたしている。通常、2台1組で稼働しており、それぞれで搭載されている装備が異なる。1台には消火器などの消火用の装備、1台には簡易救助器具などが搭載されている。

民間の緊急車両:黄バイ

首都高速でのみ稼働しているのが、黄バイ。警察でも消防でもなく、民間に所属する唯一の緊急車両であり、サイレンや赤色回転灯が装備され、収納ボックスには発煙筒などが常備されている。

色とりどりのオートバイが生活を守っている

このように白バイだけでなく、さまざまな色のオートバイが生活を守っている。それぞれがどんな役割をはたしてくれているのか、頭の片隅に置いておいてもいいかもしれない。

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