こげちゃいそうな夏のよき日に、こんちには!! コイです。最近聞いて気になっていた、パイオニアのバイク専用ナビゲーションアプリを、旅中にインストールして使用してみたので、ご紹介しまっす。その名も、「MOTTO GO(モットゴー)」。
餅は餅屋的にログ取りはGpsログアプリで、標高や林道探索や測定は山地図アプリで、ナビゲーションアプリにはルートに関する情報提供や、ナビゲーションだけをしてもらいたいコイなので、新たなるナビアプリ候補にワクワクなのだ。
バイク専用ナビゲーションアプリ「MOTTO GO」
MOTTO GOは、充実した音声情報としてきめ細かいナビゲーション機能/ツーリングマップル提供のオススメ観光スポット&ツーリングスポット/ウェザーニュース提供のリアルタイム天気情報ほか、便利な検索カテゴリやシンプルで分かりやすい構造など、ライダーの「もっと走りたくなる楽しいツーリング」をサポートしてくれるバイク専用ナビゲーションアプリ。
- 対象端末:iOS(Ve r14.0 以降)/Android(Ver 9.0 以降)対応のスマートフォン
- ツーリングスポット情報: 株式会社昭文社提供『ツーリングマップル 2024年度版』(道路コメント/観光/飲食系コメント)
- 観光スポット情報:株式会社まっぷる提供『まっぷる観光ガイドシリーズ』(見どころ/グルメスポット/温泉などの観光スポット)
- 天気情報:ウェザーニュース提供(目的地/道中の天気及び変化情報をリアルタイムでお知らせ)
- 価格:月間コース400円/月、年間コース4000円/年(頻繁に利用する人向け)、3日間コース250円/1回(短期で利用する人向け)すべて税込*月間/年間コースは1ヶ月無料期間あり
ツーリングライダーならほぼ、みんな一度は手にしたことがあるに違いない「ツーリングマップル」。そんなツーリングマップル記載のスポットやそのコメントが、ルート案内中に音声で流れるってどういうこと!? 気になりすぎる。てなわけで、ほんのり旅中にコチョコチョしたのでご覧あれー。
コイ目線比較の参考までに、ふだんはiPhone15ProでGpsログアプリとともに、国土地理院の地図アプリをバックグラウンドで動かしつつ、ナビゲーションはGoogleMapを使用してツーリングしてまっす(インカムはB+COM SB6XRを使用)。
高精度なナビゲーション&独自の音声案内が楽しい!!
クルマ乗りの人ならお世話になったことが多かろう、カロッツェリア先輩を手がけるパイオニア。そのパイオニアがバイク専用に開発したなんて…。この部分でもだいぶ心をくすぐるんだけども、そのナビゲーション技術は本気ですごかった!!
本気で分かりやすいルート音声案内&画面表示
この案内で間違えたら自分がアホなんだろうなと、思えるぐらいの細やかな案内!!
なにがスゴいって「音声だけでほぼ完璧にルートが分かること」。
ナビさん(乙女)の声で「3つめの信号を右折です」から始まり、いざ曲がるよ〜まで余裕を持って「この信号を右折ですっ」とピンポイントで教えてくれる。車線が分かれる時は「右から二番目の車線を」「曲がったらすぐに左の車線を」的なレーン変更の指示まである。
知らない土地で車線が増えて迷ううちに途中から車線変更禁止ラインになり、「ほんとは左だったー」なんてことも防いでくれるのだ。
そしてカロッツェリア先輩のノウハウを継承した画面案内表示も見やすい!! の一言。音声だけでもルート案内が完全に成立しているのに、画面案内もめちゃめちゃ分かりやすくて感動した。ただ、ナビとして融通がきかない点もやや見られたので、これも今後のアップデートに期待!
コイ的にこれ最高!! と思ったのが「高速下道ワープボタン」(勝手に命名したった)。ナビあるあるの、下道を走ってたのにナビがいきなり高速ワープした〜を瞬時に修正できるボタンなのだ。画面左下にドドンとあるので押しやすいのもよし。ちなみに上のビューボタンは案内画面表示を好みで変更できる。これもまたよし。
コイ的にこれ最高!! と思ったのが「高速下道ワープボタン」(勝手に命名したった)。ナビあるあるの、下道を走ってたのにナビがいきなり高速ワープした〜を瞬時に修正できるボタンなのだ。画面左下にドドンとあるので押しやすいのもよし。ちなみに上のビューボタンは案内画面表示を好みで変更できる。これもまたよし。
楽しさ爆発のツーリングマップルを片手にしたナビ氏も登場!!
ナビさんのルート案内中に突然ヘラリと登場する、イケボのナビ氏。立ち寄りスポットとして、ツーリングマップルに記載されている休憩場所や観光スポット、飲食店などの案内をくだけた口調で読み上げて教えてくれる。
ナビ氏「曲がりくねった清流の変化が楽しい。川下り船もオススメだよ♪」コイ「あーいいっすねぇ船」会話も弾む。立ち寄りたい時はバイクを止めて、赤く点灯している”立ち寄りボタン”を押せば、オススメスポットが画面に表示されて、経由地に追加できる。
バスは必要ないので、そっ閉じ。
バスは必要ないので、そっ閉じ。
このスポット読み上げ機能のひとつに、自作したお気に入りポイントを通知させるというのもあった。試しに到着付近にポイントを自作して「今日のテン場はもうすぐーいぇーーい」と登録したところ、まさかのナビさんが読み上げてくれた。そこはナビさんなんだ、とミニ発見!!
ルートの路面状況や天候変化をリアルタイムでお知らせ
ナビさんから「8km 先のトンネルで渋滞です」「この先急なカーブがあります」「この付近は取り締まりポイントです」「以前この付近で事故がありました(震)」と聞けば、気を引き締めて安全運転を意識するし、事前に心の余裕を持って対応できる。
また、路面状況だけでなくウェザーニュース提供の天気や、気温のリアルタイム変化に加え、ルート上の大雨や強風などのリスク情報も、走行中に音声で教えてくれるので、突然のゲリラ雨でも事前に気付けてポイント高し!!
まっぷる提供のオススメツーリングコースやったった!
メニューボタンからおすすめツーリングコースを選択すると地方ごとに選んでコース詳細に進めるのだ。
まっぷるが提供する「おすすめツーリングコース」は、どどんと221コースを収録。地方ごとに分かれているので、今回は旅中の四国を選択して気になるコースを選べば、オケイ。オススメ経由地を含めたコースが表示されるので、出発ボタンを押すだけ!!
知らない土地でも、何も考えずにナビさんに従うだけで、ただ走りと景色に集中できたのが、かなり気持ちよかった。途中でナビ氏がやいのやいの言ってきたので、お船に乗ってみたりと、これまた楽しかった!
ナビ氏にそそのかされてお船も堪能!! が、500円払った祖谷のかずら橋は高所恐怖症のため途中で引き返した…。怖かった。
検索弱めなのにカテゴリすごし!! GoogleMap使いなら問題なし
いまいちポイントとして挙げてしまうのが「検索機能」。アプリのみでの検索…となると、だいぶ心もとない感じだった。今後のアップデートに期待なポイントのひとつ。
ただ、検索カテゴリは本気で優秀!! めっちゃ使えたのだ。二輪駐車場/ガソリンスタンド/コンビニ/道の駅カテゴリ/自宅で検索でき、検索範囲を「現在地中心/地図中心」から選べる。すでにルート案内を開始していて、経由地として追加したい場合は、さらに「ルート沿い/目的地周辺」も加わるので、使い勝手もとてもよかった。
左から検索画面、二輪駐車場検索、コンビニ検索
弱いと言い放ったMOTTO GOの検索機能だけど、じつはGoogleMapで登録してあるポイントを共有できる! ので、GoogleMap使いのコイ的にはなんの問題もなく、むしろ楽ちんだった。足りないところを、補えるのは好ポイント。
ツーリングの楽しみ方をカスタマイズできるナビアプリ
「安全にもっと楽しくもっと走りたい」にピッタリだったMOTTO GOアプリ。大手老舗なのに柔軟にユーザーの声を反映させていくっていうパイオニアの心意気もよし!
音声ナビが神だったのに感動しつつ、ちょいアホだけどその分ルート変更の融通がきくって理由でGoogleMapを選んでいるコイとしては、ナビゲーションのリルート機能に、融通がもっときいたら最高だな、と。ナビゲーション自体がとっても真面目!! って、印象だった。
Apple CarPlayやAndroid Autoはまだ非対応だけど、今後に向けて、バリバリ邁進中とのことでご安心を。また真夏日こげろー状態で1日使っても、スマホは熱異常で画面が黒くならなかったし、機能がごちゃごちゃせずに、シンプルで使いやすいのもよかった。
ナビさんやナビ氏がちょっと喋りすぎ!! なんて時は、10項目ある通知種別をそれぞれ、オンオフ可能なので、好みで音声情報を細かくカスタムできるのも、またよし!! コイは高速では音楽を楽しみ、下道ではナビ氏にツッコんで楽しんだよきお時間だった。
さらに排気量別のルート案内機能(50ccを除く)もあるみたいなので、次はカブ旅だな…と。それではまたたーん(‘□’)ノ*
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(コイ)
1分でわかる記事ダイジェスト 雨のテント泊でよく聞くトラブル…… 雨のテント泊で「ココを押さえておけばまず問題なしッ」なポイントを紹介。結露したテント内の壁面で濡れてしまう、出入りの時に雨が吹き込んで[…]
1分でわかる記事ダイジェスト ライダーはやっぱりラリーが好き!? 人気の「ラリー系イベント」だけど、メキメキと開催が増え参加者も多いのが「コマ図ラリーイベント」。その人気の秘密、コマ図ラリーの魅力に直[…]
梅雨に向けて愛車をチェックし邪気払いをする!! 6月ももうすぐ〜な良き日にこんにちは!! コイです。ジメジメしてモノが傷みやすく虫もわきやすい&体調を崩しやすい梅雨の時期がもうすぐ来るかと思う[…]
初めまして!! フリーダムなバイク女子で編集者のコイです。 みなさまこんにちは! フリーダム編集者のコイという者です。コイとお呼びくださいませ。 ヤングマシン誌とは、副編集長をしているオフロードマシン[…]
最新の関連記事(ツーリング)
姫川沿いダートからの北アルプス(飛騨山脈):大出(おいで)の吊橋で知られる大出公園へと姫川本流沿いのダートが続いている。田畑の遥か向こうには北アルプスの山並みが横たわっていた。 どこを見ても絶景の白馬[…]
ヤングマシン主催“走行距離バトル” ヤングマシンがツーリングイベントを企画しました! それはズバリ、「走行距離バトル」です。 速さや巧さは関係ねえ!! とにかく走ったヤツがエライ!! そんな単純明快な[…]
北海道という「ハードルの高さ」 ライダーにとってのひとつのあこがれ、北海道ツーリング。しかしフェリーの予約が面倒だったり、北海道までの移動で疲れてしまったり。 そういったライダーの悩みを解決し、「手ぶ[…]
美味しい空気とコーヒー みなさま、初めまして〜︕ 女優/バイク/サウナ/SUP/⽔上バイク/ヨガなどなど…アクティブライフを送っている指出瑞貴と申します^_^ 皆様から「さっしー」と呼ばれることが多い[…]
地域活性化ツーリングを開催、移動課題改善への提言も 2024年9月29日に開催された地域活性化・ライダー誘致イベント“伊豆ライダー誘致ツーリング”。 主催は若年層を中心に構成。バイクやクルマ、特定原付[…]
最新の関連記事(オフロード&林道)
「もっとバイクを楽しんでほしい」 そう語るのはハーレーダビッドソン高崎の武井代表。ハーレーはどちらかと言えばツーリング指向の強いモデルが多い。しかし、そのエンジンは今や2000ccに迫る勢いで年を重ね[…]
緑が深く濃い最果ての林道。文化的にも見どころが多い 幕府の直轄領(天領)であり、現在でいうガスのように江戸庶民の生活を奥多摩の炭が支えていた頃、また戦後の高度経済成長期、林業華やかなりし頃がもっとも集[…]
研究開発の痕はアリ。俺たちは待ってるぜ! カワサキがZX-4Rで火を付け、そしてホンダがCB400を新開発と、今後過熱していきそうな400cc戦線。このビッグウェーブにはぜひスズキも乗って欲しいと、希[…]
1分でわかる記事ダイジェスト 楽しいはずのツーリングが一瞬で暗転する「転倒」 転倒したら、フロントタイヤが変な向きに曲がっていたという経験をしたことはないだろうか。転倒の衝撃でシャフトやフロントフォー[…]
1分でわかる記事ダイジェスト 雨のテント泊でよく聞くトラブル…… 雨のテント泊で「ココを押さえておけばまず問題なしッ」なポイントを紹介。結露したテント内の壁面で濡れてしまう、出入りの時に雨が吹き込んで[…]
人気記事ランキング(全体)
4つの冷却プレート&ペルチェ素子で最強の冷却力を実現 「ペルチェベスト」は、業界最先端の半導体冷却技術を採用し、前後4か所に冷却プレートを搭載した新発想の冷却ウェアです。小型冷蔵庫にも使われるペルチェ[…]
スーパーフォアをベースにシリンダー前傾角を変更、フレームも新設計した4本マフラーのトラディショナル感性! 1997年、ホンダは4本マフラーのCB400FOURをリリース。 すでに1992年からCB40[…]
350ccクラスの破壊者! 現地価格はハンター350やGB350よりも安い BSAモーターサイクルズが新型モデル2機種を発表した。ロンドン開催の国際発表会で公開されたのは、ティーザー展開されていた「バ[…]
RCBテクノロジーを継承し誕生したCB900F CB750FOURの登場から10年ライバル車の追撃から復権するためホンダが選択したのは耐久レース常勝のワークスマシンRCB1000の心臓を持ち既存のバイ[…]
CoolMax素材で快適な着用感を実現 「コミネ クールマックスRフルフェイスインナーマスク AK-090」は、暑い季節や激しい運動時でも皮膚の温度を33.3度に近づけてくれる快適吸汗/即乾素材「Co[…]
最新の投稿記事(全体)
人気のネオクラシックモデルに、グラフィックデザイナー・加藤ノブキ氏の第3弾 アライの「RAPIDE-NEO(ラパイドネオ)」は、かわす性能を追求した安全性と快適性をクラシカルなデザインでまとめたフルフ[…]
2025年モデル概要:ほぼ全身に手が入った進化版SE 海外では存続していたZ900の上級モデル、Z900SEが国内モデルとしても復活したのは2025年4月のこと。エンジンやフレーム、足まわりに手が入り[…]
日本限定カラーの「アイボリー」のスタイング&主要諸元 新型2025年モデルXSR900のトピックスはなんといっても、日本市場だけの限定カラー「アイボリー(正式名称:セラミックアイボリー)」である。往年[…]
数秒でスマホを着脱! 走行中もズレずに快適 SP CONNECT「バークランプマウントプロ SPC+」は、バイクのハンドルバーに数秒でスマホを取り付けられる便利なマウントです。スマホの着脱がワンタッチ[…]
ヘルメット装着で手軽に使えるバイク専用ドラレコ 「MiVue MP30Gps」は、バイクヘルメットに直接取り付けられるドライブレコーダー。これまでの車体取り付け型と違い、視界や操作性を損なわずに取り付[…]