皆さんこんにちは! 愛車のYAMAHA BOLTに乗って靴磨きしながら日本一周中のいとです!
四国と言えばツーリングスポットの宝庫ですよね。だけど、行くにはちょっと遠い…そう思ってしまう方もいるかもしれません。今回はそんな四国の中でもさらに奥地、高知県には魅力がいっぱい。私が高知県で過ごした中で「これは絶対にすべてのライダーさんに行ってみてほしい!」場所を見つけたので旅の様子とともにご紹介します!
想像以上に広い高知県
まず始めに高知県はめちゃくちゃ広いです。横に長く広がっているので、高知県に入ること自体は早いのですが高知県内全体を楽しもうとすると一日では足りないぐらいです。
高知県に入るには、愛媛県から南下するか香川県・徳島県の西側から入っていくことになります。私は今回愛媛県の新居浜市から国道194号線を南下して高知市に入り、高知県の中央~東側エリアを満喫しました。
地獄の先で出会えるコバルトブルーの絶景「にこ淵」
愛媛から高知に向かう際、愛媛に住む親戚から「高知に向かっていくなら途中に絶景が拝めるから行ってごらん」と勧められたのが「にこ淵」です。山を上っていく途中にあり、国道194号を進みながら途中看板の通りに山道へ進んでいきます。標高もどんどん高くなっていくところで、ぽつぽつと駐車場のマークが現れ始めました(無料です)。人気スポットなので近くの駐車場は埋まってしまうのが早いですが、いくつも駐車スポットがあるので駐車することが出来ました。
にこ淵への入口の前に立つと、軽く絶望します笑。なぜかというと、遥か下へ続いていく急勾配な階段と、汗をかいて息を切らしながら登ってくる人たちが見えるのです笑 一瞬降りるのをためらってしまいますが、体が丈夫な方はここで諦めずにぜひとも行ってみて欲しいです!!
100段近くの階段を降りた先には、真っ青なブルーの滝つぼがいきなり広がってきます。この日の天気は曇りだったのですが、それでも分かる澄んだ青。あまりに神秘的な雰囲気に「うわぁ~綺麗!」と思わず声をあげてしまいました。何でここだけこんなに綺麗なんだろう? と不思議なぐらいに綺麗に澄んだブルーです。見ているだけで癒やされて、おかげで帰りの階段もなんとか頑張れました。
CMにもなった! 有名な「UFOライン(町道瓶ヶ森線)」
にこ淵に行ってみるのなら、その近くに位置する「UFOライン」も絶対にオススメ! 車のCMにも使われた、全長27kmある峠です。峠が好きな私にはたまらない、ちょうど良いカーブが楽しい! 車のすれ違いが難しいぐらい狭い箇所もあるため、少し運転に慣れている方向きです。
ちなみに何でUFOなんだろう?と調べてみたところ、過去に登山者が撮った写真にUFOが写っていたからなのだとか笑 正式名称は町道瓶ヶ森線です。
一番の山頂のあたりに近づくと山肌が見え始め、絶景が広がります。曇っていたので綺麗に写真が撮れなかったのは残念でしたが、それでも走っていると思わず興奮してしまう景色です‼
高知にあるテキサス!? レザー愛好家の集い場「WHOL」
靴磨きのイベントで訪れた、南国市にあるレザークラフトのお店「WHOL」さんも必見です。大きなポニーが出迎えてくれるアメリカン一色の外観は、まるでテキサスの酒場のよう。そして扉を開けると中もまさにテキサス!! カウボーイ姿のオーナーと奥様が出てきて笑顔でコーヒーを入れてくれました。
店内にはずらりと並んだレザー商品の数々。それも、クロコダイル・シャーク・リザード・ガルーシャなどなどレザー好きにはたまらないレアなレザーばかり。ウエスタンブーツも壁一面に並んでいます。
元々趣味としてレザークラフトが好きだったというオーナーさん。独学でレザー製品を作っていく内に作れる範囲が広がってきて、ついには専門店として開業したのだそう。WHOLさんの素敵なところは作業しているすべての工程が目の前で見学できること! レザーをカットしたりミシンを使う作業を目の前で見られるチャンスはなかなかありません。
既製の商品のほか完全オーダーメイドも承っていて、オリジナルでオーダーして長く使ってくれるお客さんが多いそうです。靴磨きのイベント中も、WHOLさんで作ったというこだわりのオーダーメイドの革製品をたくさん磨かせていただきました!
高知の東端にある楽園「ライダースパラダイス」
WHOLさんでの靴磨きイベントが終わった私は、南国市から東に向かって海沿いを走りました。「室戸の波は荒々しくて、走ると気持ちいいよ!」と教わったとおり、高知南部の海岸沿いとはまた違い、高さのある波が岩にぶつかっていく様子を楽しめてこれがまたツーリングには最適のスポットです。
走っていて面白かったのは、道路を挟んで陸側がすぐに山で反対側がすぐ海なんです。間に民家や建物がなく、道路を隔てて海と山の両方が一気に見れる景色はなかなかないので新鮮でした。
室戸を走っていると、『ライダースパラダイス』の看板が現れます。ここでも靴磨きイベントを開催したのですが、なんというか本当に楽園でした・・・!
まず入ると、大きな倉庫がありオーナーさんのものすごい数のバイクコレクションが並びます(その数50台超え!?)。そして楽器や旧車など、無造作に置かれた趣味の数々。男前な巨大ガレージに遊びに来た、という感じです。カフェも併設されていて、驚きの安さで提供されています。敷地内には10匹以上の人懐こい猫ちゃんとわんちゃんがいて、皆それぞれ好きなところでくつろぐスタイル。中にはバイクや楽器の上で寝ている猫ちゃんの姿も。
そして人間の私たちも、席を決めずに敷地内の好きなところでくつろぎます。テーブル席で食事をする人もいれば、オーナーさんのバイクを借りて遊ぶ人、ハンモックに寝転ぶ人、キャンプを開始する人・・・。ここはカフェであり、まるで自分専用の秘密基地でもあるような、とにかく自由に自然とふれあえて遊び倒せる空間がここにはありました。猫好きの私は生まれたばかりの赤ちゃん猫とたくさん遊んで、ハンモックに揺られて過ごしているのでした。
用意された遊び場じゃなくて、大自然の中で自分で過ごし方を決めてそれぞれ趣味に没頭する。『ライダースパラダイス』の名の通り、楽園ってこういうことだなと思えた場所でした。
いかがでしたでしょうか!? 四国の中のさらに先にある高知県。県外の人が向かうには少し遠いけど、向かった先には時間を忘れて滞在してしまうほどの魅力が詰まっています。ぜひ一度行ってみてください!!
いとの靴磨き日本一周の旅は現在も進行中! 関西から関東に向かって一県ずつ進んでいます。靴磨きのイベントスケジュールなどはInstagramに詳しく載せているのでぜひチェックをお願いします!
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(伊藤由里絵)
みなさん、こんにちは! 靴磨きしながら愛車のヤマハボルトで日本一周している、いとです! 「靴磨きを始めたいけど、どんなアイテムを用意すればいいのか分からない!」なんてお悩みをよく耳にします。昔はミンク[…]
みなさんこんにちは、靴磨きしながら愛車のヤマハボルトで日本一周中のいとです! まだ暑さが残る日も続いていますが、涼しい日も多くなり、ツーリングシーズン到来となりました。この時期のおすすめは、なんといっ[…]
こんにちは! 愛車のヤマハボルトで日本一周しながら靴磨きしている靴磨き職人のいとです! みなさん、靴磨きの応用技「鏡面磨き」ってご存知ですか?? あまり馴染みのない言葉かもしれませんが、文字通り鏡のよ[…]
1分でわかる記事ダイジェスト 北海道をバイクで走りたいと思う人も多いかもしれないが、本州から離れ、フェリーでないと行けないので、ハードルはちょっと高い。そんな方に向けて、筆者が日本一周旅の道中で走った[…]
皆さんこんにちは! 愛車のヤマハボルトで日本一周しながら靴磨き職人として働くいとです! 暑~いこの季節、皆さんいかがお過ごしですか~?? さてさて、この季節にお客様からよくこんな相談を受けます。夏の間[…]
最新の関連記事(ツーリング)
魅力的すぎる伊勢志摩ツーリング 豊かな自然と変化に富んだ海岸線でライダーを魅了する伊勢志摩。その魅力を語る上で外せないのは、「パールロード」と「伊勢志摩スカイライン」だろう。とくにパールロードは、海を[…]
走って、摘んで、味わう極上のリトリート 「The STAY」を含む「千年オリーブテラス for your wellness」は、”千年生きるオリーブのすごい力を取り入れる”をコンセプトとした、宿泊・滞[…]
ツーリングスポットに事欠かない南伊豆 南伊豆を存分に走り抜けたいなら、「県道16号下田石廊崎松崎線」は欠かせない。伊豆半島最南端の石廊崎へ続くこの道は、海岸線沿いの豪快な絶景海道。漁村が点在する東部の[…]
潮風と愉しむ瀬戸内の海の幸をその場で堪能せよ! ツーリングで心地よい疲労を感じた体に染みわたる、とびきりの港メシはライダーにとって最高の贅沢だ。IKEDA PORT MARCHÉでは、島の牡蠣や地魚を[…]
9月7日(日)に単車神社で年に一度の「例大祭・交通安全祈年祭」 新聞やTV、ネットニュースに触れると、毎日のようにバイク事故の報道を目にします。“ヤング・アット・ハート”かつ賢明な皆さんは、こういった[…]
人気記事ランキング(全体)
“水冷”と、その存在感から「ウォーターバッファロー」の愛称も 1971年の東京モーターショーにGT750が出品された当時、観客はラジエーターの大きさや、フィンの見えないシリンダーブロックに目を丸くした[…]
新設計の502cc・4気筒エンジンを搭載するフルカウルスポーツ ホンダは、中国で開催された重慶モーターサイクルショーにて4気筒エンジン搭載の新型モデル「CBR500Rフォア(CBR500R FOUR)[…]
250ccクラスは16歳から取得可能な“普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は全部で7種類ある。原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制[…]
裏地には90周年モデル限定カラー 1935年の創業から、絶えず革ジャンを作り続けてきた株式会社カドヤが、90周年という節目を迎える今秋、ブランドの歴史を象徴しつつ現代のライディングシーンに応える、特別[…]
BOAフィットとfuzeGELで安定&衝撃吸収 「ウィンジョブ CP306 BOA」はダイヤル操作で締め具合を調整するBOAフィットシステムを採用し、甲まわりをムラなくホールドできます。衝撃緩衝材とし[…]
最新の投稿記事(全体)
旧車を維持管理するために必要なのは、駆け込み寺的存在 2010年にBMWモトラッドの販売に参入して以来、15年間で6店舗を展開してきたモトラッドミツオカグループ。母体である光岡自動車は創業55年以上と[…]
1000に負けない元気のよさ 1月発売の1000に続いて750にも新しいホーネットが登場した。1000の方は乗ってみて、まあ元気のいい走りが印象的だったんだけど、この750もそれに負けず元気がいい。エ[…]
CBで戦うことにロマンがあった ’91年の東京モーターショーに参考出品されたCB1000SFのプロトタイプを見たときは、純粋に「カッコイイ!」と衝撃を受けた。そして’92年に市販版が出るや早速手に入れ[…]
「ポケッタブル高圧洗浄機SWU-201 (WH)」 9月26日(金) より発売 オートバイ用インカム「B+COMシリーズ」の企画・製造・販売を行う株式会社サイン・ハウスは、“SPICERR”ブランドの[…]
Barrichelloの基本スペックと評価 Barrichello(バリチェロ)のバイクカバーは評価4.3/5、2916件のレビューがあり、過去1か月で100点以上の販売実績があります。カラーはブラッ[…]