【緊急試乗】シャドウやドラッグスターにもあった! 125ccながらVツインを投入したのはやっぱり!?【QJMOTOR SRV12】

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【緊急試乗】シャドウやドラッグスターにもあった! 125ccながらVツインを投入したのはやっぱり!?【QJMOTOR SRV12】

400cc4気筒スーパースポーツを発売するなど、バイクファンを驚かせる中国発のQJモーターが、今度は原付種クルーザーだ。エリミネーター125など日本車勢にも存在したカテゴリーだが、なんとVツインを搭載してきた! かつてシャドウ125やドラッグスター125など、海外仕様にはV型2気筒エンジンを積むモデルも存在したが、現代にまた登場とは!! 大いに気になる、乗ってみたぞ!!

●文:青木タカオ ●写真:宮下豊史 ●BRAND POST提供:QJMOTOR

まさかの125ccVツイン!!

かつてはシャドウ125やドラッグスター125などが存在した原付2種クルーザー。現在、国内市場からは姿を消している。そこへきての、QJMOTORの「SRV12」が上陸だ!

ホンダSHADOW125やヤマハDRAGSTAR125を覚えているだろうか。国内のラインナップには名を連ねなかったが、2000年代半ばまで海外仕様として存在し、日本の中古車販売店でも稀に見かけることがあった。

足つき性に優れ、ロングホイールベースがもたらすスタイルは、原2クラスとは思えない堂々たる車格。ランニングコストにも優れ、ビギナーや女性にも根強く支持されてきた。

そんな原付2種クルーザー、しかもVツインモデルが中国からやってきた。それがQJモーターのSRV12だ!

日本のお家芸とも言える400cc直4スーパースポーツ「SRK400RS」をリリースするなど、注目を集めるQJモーターが手がける。

スペックよりクルーザーらしさを

125ccクラスながら、V型2気筒エンジンを搭載するQJMOTORの新型SRV125。

QJモータージャパンの公式ホームページでは「NEW SRV12」と表記されている。一方、従来型だろう「SRV125」というモデルもラインナップされている。新旧で、いったい何が違うのか!? 主要諸元を見比べてみると、まず目に飛び込んでくるのがパワーユニットの違いだ。

SRV125はSOHC4バルブの単気筒で、ボア・ストロークともに54mmのスクエアエンジン。最高出力11kW(14.96PS)/9500rpm、最大トルク12.1Nm/7000rpmを発揮する。

対するSRV12は、クルーザーらしい水冷Vツインエンジンを搭載。SOHC3バルブ(吸気2/排気1)とし、燃焼室内に送り込まれる混合気に縦渦状のタンブル流を生じさせることで、燃焼効率を高めている。

最高出力は13.6PS/10,000rpm、最大トルク10.0Nm/9250rpm。数値だけを見ると従来型を下回るが、きっと常用回転域でのトルクが厚くなって、Vツインの心地良さを最大限に引き出しているはずだ。

NEW SRV12の水冷SOHC3バルブV型2気筒エンジン。

こちらは従来からラインナップされているSRV125。SOHC4バルブの単気筒エンジンを搭載し、SRV12よりも一回り小さく、車重も軽い。

排気量は両モデルともにジャスト125cc。新作パワーユニットのボア・ストロークは42.0×45.0mmで、ストロークを伸ばしている。クルーザーらしく、低中回転域でのトルクを重視した設計がうかがえる。

SRV125で6速だったトランスミッションは、SRV12では5速となり、ファイナルドライブもチェーンからベルトへ変更。静粛性やメンテナンス性、乗り心地にも配慮し、クルーザーとしてのキャラクターを明確にしている。

静粛性や乗り心地の良さ、耐久性の高さなどから大排気量クルーザーが採用するケースが多いベルトドライブ。原付2種モデルでは珍しい。カバーに穴あき加工が施されるなど、細部の仕上がりも丁寧だ。

スロットルを開ける気持ちよさ

アイコニックなフューエルタンク。容量は13.5Lと十分にあり、ツーリングでも重宝しそうだ。

兄貴分がそうであるように、SRVシリーズを通じてどことなくスポーツスターのムードを漂わせている。

丸みを帯びた燃料タンクやヘッドライトバイザー、フェンダーストラットなど、各部のデザインにもそんな雰囲気が感じられる。

スタイルだけではなく、ライドフィールも本格派クルーザーを感じさせる。

スタイルだけではない。ライドフィールにもクラスを超えたどっしりとした落ち着きがあり、主役ともいえるVツインは、125ccとは思えない力強さを乗り手に伝えてくる。

「想像以上に、このVツインいいぞ」

開口いちばん、当日、一緒に試乗した先輩バイクジャーナリストの大屋雄一さんと、顔を見合わせた。

排気量を考えれば、どの回転域からでもトルクがしっかりと立ち上がり、クルマの流れに乗って走っているぶんには、もたつきなど一切感じない。

むしろ想像以上にキビキビと走る。スロットルに対する応答性も良好で、アクセルを開ければ素直に前へ出ていく。

それならばと、大排気量クルーザーのように高いギヤへ入れたまま回転を低く落とし、そこからアクセルを開けてみる。

気持ちのいいビッグツインなら、2000rpm以下から心地よいサウンドとともにじわじわとトルクを盛り上げ、スロットルを開けていく解放感を味わえる。

ホンダGL1800の試乗会に参加した時も、プロジェクトリーダーがアメリカンクルーザーの気持ちよさがなんのかを開発・設計時に徹底追求し、そのうちの一つにシャープなレスポンスではなく、スロットルを開けたときの潤沢に溢れ出てくるようなトルクと言っていた。

もちろん125ccにそこまでを求めるのは酷というもの。しかし、インジェクションによって電子制御された燃料噴射の恩恵も大きいのだろう。ノロノロと走ったままトップ5速でアクセルを開けていっても、ノッキングすることなく、しっかりと車体を加速させていく。

ゆったりと、粘り強く回っていく出力フィーリングは、ダイナミックとまではいかないものの、なかなか艶っぽい。小排気量だからといって、ただ軽快なだけではなく、Vツインクルーザーならではの味わいをきちんと考えてきた。

意外なほど、サウンドにも迫力がある。クルーザーらしく、低音の効いた排気音を2in1マフラーが奏でて耳を楽しませてくれるから、ついアクセルを大きく開けたくなってしまうことも報告しておこう。

ブラックアウトされた2in1エキゾースト。125ccとは思えない、低音に厚みのあるサウンドを響かせる。

ワイドタイヤでどっしり走る

フロントに倒立フォーク、リヤにオーソドックスなツインショックを装備。

落ち着きのあるライドフィールに加えて、“らしさ”を感じさせるのが足まわりだ。NEW SRV12のタイヤサイズはフロント120/80-16、リヤ150/80-15。前後ともにワイドなタイヤを履かせ、低重心のクルーザーらしいシルエットとハンドリングを作り込んでいる。

SRV125は90/90-17&140/90-15だから、ハンドリングはよりヒラヒラと軽快感の強いもののはず。それに対して新型は、太めの前輪に適度な手応えがあり、安定志向のハンドリングをうまく演出している。

足まわりも大幅にリファインされ、NEW SRV12には倒立式フロントフォークを採用。初期荷重ではスムーズに動き出し、ハードブレーキや段差などで前輪に強い入力が入ったときには、ストロークの奥でしっかり踏ん張ってくれた。

リヤはコンベンショナルなツインショック。従来型ではリザーバータンクを備えていたが、新型はシンプル。

前後サスペンションはもちろん、ブレーキもレバーやペダルへの入力に対してリニアに制動力が立ち上がり、コントローラブル。街中でのストップ&ゴーから、コーナーを攻め込むまで、大きな不満は感じなかった。

大きな車体ながら乗り手の体格を選ばない

ゆったりとした乗車姿勢で、抜群の足つき性。乗り手の体格を選ばない。

カワサキも1997年から2008年まで、エリミネーター125をこのクラスに投入していた。原2クルーザーを選ぶ人の多くは、スタイルの好みはもちろん、ゆったりとしたライディングポジションにも魅力を感じているはずだ。

NEW SRV125も全長2210mmと2mを超える堂々たるサイズ。身長175cm、体重65kgの筆者が跨っても十分なゆとりがあり、グリップとフットペグとの距離もしっかり確保されている。ヒザが窮屈になる感覚もない。

シート高は従来型の720mmから700mmへと下げられ、足つき性は抜群にいい。両足をしっかりと地面につけられる安心感があり、小柄なライダーでも扱いやすいだろう。

シート高は700mmしかない。車体重量は166kgと軽く、取り回しもイージーだ。

クルーザースタイルにマッチするオーソドックスな丸型ケースを採用しながら、上下2段にLEDヘッドライトを内蔵し、TFTカラーメーターも備えるなど、先進的な装備を取り入れている。

USB端子はTYPE-AとCをデュアル装備。テールライトやウインカーなど、灯火器類をすべてLEDとするあたりも、現代的な装備へのこだわりが感じられる。

原2 Vツイン、その空白を埋める

次々と日本上陸を果たすQJMOTORのニューモデルたち。ラインナップはますます充実していく。

NEW SRV12の車体本体価格は57万8000円(消費税10%込み)。Vツインエンジンを搭載した本格的なクルーザースタイルを、原付2種という維持しやすいカテゴリーで楽しめる。

大きめの車体にVツインを積み、ベルトドライブまで採用したことで、しっかりと“クルーザーに乗っている”感覚を味わわせてくれる。

かつて日本車にも存在した原2 Vツインクルーザー。その空白を、いまQJモーターが埋めにきたのだ!!

SRV12の販売開始にあわせキャンペーンもスタート

SRVシリーズはもちろんQJMOTORの車両全てに対してのキャンペーンがこの10月から開始している。日本全国にある58店舗の正規販売店、店頭でのキャンペーンだ。

さらに、11月3日に東京お台場で開催される「ウェビック フェスティバル2026 in お台場」に出展。このSRV12はもちろん、アメリカンクルーザーのSRVシリーズを展示、さらにすべて試乗体験が可能だ。試乗申込みは当日先着順となるのでぜひ来場してみよう。

店頭で

ウェビック フェスティバル2026 in お台場

入場料・駐車料 無料
開催日程 2026年11月3日(火・祝)
9:00~15:00
開催場所 海の森水上競技場
〒135-0066 東京都江東区海の森3丁目6−44 MAP
入場料 無料
二輪 無料
四輪 有料


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