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[画像 No.18/35]【ジオ探訪・北伊豆】田方平野に見る“伊豆半島衝突”の記憶〈BMWR1250Rツーリング〉

淡島|ジオ探訪 北伊豆|BMWツーリング|【ジオ探訪・北伊豆】田方平野に見る“伊豆半島衝突”の記憶〈BMWR1250Rツーリング〉
【駿河湾と淡島】水深2400mにも達する日本で一番深い駿河湾は、伊豆半島が乗るフィリピン海プレートが、本州が乗るアムール(ユーラシア)プレート/オホーツク(北米)プレートの下に潜り込むことでできた海溝だ。100~150年おきに巨大地震を起こしてきた南海トラフの東端は駿河湾にあり、プレート境界面に接している。駿河湾でもっとも浅く水深15~80mほどの内浦湾には淡島が浮かんでいる。淡島は伊豆半島を含む島弧諸島の浅い海底にあった火山の根が、浸食と隆起により海上に残ったものと考えられ、海中でも綺麗な三角錐を維持している。
伊豆半島北部の沖積平野である田方平野とその周辺を巡り、伊豆半島が本州に衝突したことの痕跡とその後を、BMW R1250Rで辿る。隆起した山々、縄文海進/海退による沼地と平野の形成、そこに住んだ人々と古代王権について思いを馳せよう。 ⚫︎文/撮影:田中淳磨(輪) ●BRAND POST提供:BMW Motorrad 目次 1 いまも動き続ける伊豆半島。地形も人の営みもつくった2 動き続ける伊豆と断層 […]