オリジナリティ溢れるデザインと高い機能性、価格面でも魅力的なEKチェーン“ThreeD LUXE(リュクス)”を装着!!

  • BRAND POST[PR]: 江沼チヱン EK CHAIN

フリクションロスの低減とロングライフ化を両立するシールチェーンの老舗メーカー・江沼チヱン製作所の「ThreeD」は、機能面での必須条件を満たした上で、デザイン面でも“攻めた”チェーンとして異彩を放っています。その基本コンセプトを踏襲しながら、さらに多くのバイクユーザーに向けて開発されたのが「ThreeD LUXE」です。ここではドライブチェーンの交換手順を紹介しながら、ThreeD LUXE Lシリーズの特徴と魅力を解説します。

●BRAND POST提供:江沼チヱン製作所(EKチェーン)

精密鍛造加工によるLシリーズ専用プレートと穴あきピンによる軽量化の追求

2024年4月に販売を開始した「ThreeD LUXE(リュクス)」は、バイク用シールチェーンを世界に先駆けて実用化した江沼チヱン製作所の最高峰グレード・ThreeDの特徴を継承しながら、さらに魅力をアップした最新型チェーンです。

520/525/530という3種類のサイズで展開するThreeD LUXE(以下Lシリーズ)は、ベースとなる既存のThreeD(以下Zシリーズ)に対して、次のような相違点があります。

1. 適合する排気量とカテゴリーの違い

オーバー1000ccクラスの大排気量車に対応する耐久性と強度に重点を置いて開発されたZシリーズに対して、Lシリーズは250~1100ccクラスのバイクに適した仕様となっています。最大排気量の設定を見直すことで、チェーンに加わる荷重も変化し、その結果製品重量の軽量化を果たしています。

2. 採用パーツの違い

強度が必要な部分には十分な厚みを持たせながら、軽量化が可能な部分は大胆に肉抜きが施された特徴的な外プレートは、精密鍛造加工を駆使したThreeDシリーズの大きな特徴です。ZシリーズもLシリーズも外プレートのデザインは同じですが、Lシリーズの内プレートは、面取りのない2Dプレートを採用しています。

Zシリーズは内プレートの面取りで軽量化を果たしてますが、Lシリーズは先述のとおり、排気量設定を見直すことで2Dプレートでも必要な強度を確保した上に、ThreeD以外のEKスペックチェーン用とパーツを共用することでコストダウンにも寄与しています。

このような見直しにより、Lシリーズは、機能面とデザイン面の秀逸さに加えて、多くのユーザーがチェーンを選択する際に重視するコスト面でも高い競争力を備えたことが特徴となっています。

2024年春にThreeDシリーズに新たに加わったThreeD LUXE(リュクス)。

高い性能とともに質感/デザイン性の高いドライブチェーン。カラーはゴールド/シルバー/ブラック×ゴールドの3色を用意。

色気のないスチール色の純正チェーンに対して、今回用意したブラック&ゴールドのThreeD LUXEは、カスタムパーツとしても魅力的だ。チェーン交換時はスプロケットの摩耗も確認して、必要に応じて交換しよう。

あくまで今回の作業例だが、ハーレーダビッドソンX350の純正シールチェーンの重量は2109g。

対してThreeD LUXEは1866gで、11.5%の軽量化となる。チェーンサイズやリンク数が純正と同じでも、精密鍛造加工による外プレートの面取りや中央部に穴を開けた内プレート、両端に穴あき加工を施したピンなど、軽量化を追求した成果が表れている。

純正らしいと言えばそれまでだが、チェーンまわりの見栄えはこんなものだという思い込みはないだろうか? ThreeD LUXEには、殺風景な景色を一変させる色気がある。上級グレードのThreeDを装着しても良いが、対応最大排気量や耐久性能などから考えるにオーバースペック。1000cc以下用に作られたモデルなので、価格も安価にThreeDチェーンの性能の恩恵を受けられ、そのデザインを楽しむことができる。

ユーザーの意見やアドバイスを取り入れて開発されたEKカット&リベットツールCRT50A改

一部にクリップ式ジョイントがあるものの、大半のシールチェーンのジョイントはカシメ処理によって固定されています。この場合、ジョイントのピンと外プレートも軽圧入となるのが一般的です。

カシメジョイントにとって、プレートの圧入とピンのカシメはきわめて重要です。プレートの圧入量不足はピン先端のカシメ不良の原因になりますが、その一方でプレートを圧入しすぎると、内面のオイルシールが過度に潰れて破損の原因になったり、内プレートと接触してフリクションロスの増大や切断といった大きなトラブルを引き起こすリスクもあります。

難易度の高いシールチェーン交換を確実に行えるよう、プロメカニックの声にも耳を傾けながら開発した専用工具が、EKカット&リベットツールCRT50A改です。

古いチェーンの切断/外プレートの圧入/ジョイントピンのカシメという、シールチェーン交換時のカギを握る3つの工程に応じて、部品を組み替えながら作業を行うCRT50A改は、何より高精度で工具自体の剛性が高く、安心して確実な作業ができるのが特徴です。

また各構成部品は、プレート圧入やピンカシメ時のミスやトラブルが発生しないデザインを採用しているため、エキスパート以外にも使いやすくなっています。

バイクショップや用品店のプロメカニックによる酷使にも耐えられる堅牢な造りを採用しているため、プライベーターにとっては価格面のハードルが高いという側面はありますが、ご自身の手でシールチェーンを交換したい方は購入を検討いただければ幸いです。

もちろん、従来のチェーン/純正パーツとしての供給品/他社メーカー品/ハイスペックモデルのThreeD/今回紹介したLUXEにもぜひ使っていただきたいツールです。

ウレタン製トレイに構成パーツが整然と並ぶ、EKカット&リベットツールCRT50A改。価格は4万6200円(税込)と安価ではないが、日常的にチェーン交換を行う用品店のような過酷な環境でも耐久性は十分。

ガイドプレート/プレートホルダー/カット&リベットピン/ガイドプレートホルダーは、#40系/#50系チェーン対応品が標準装備。大排気量絶版車のチェーンに多い#60系用部品は、オプションとして販売している。

カシメチェーンを切断する際、ジョイントピンを押し抜くカットモードのパーツ構成。

プッシャーボルトを19nnのメガネレンチやソケットレンチで回してカット&リベットピンを押し出し、ジョイントピンを抜く。工具自体の精度と強度を高めたことで、インパクトレンチも使用でき、チェーンカットの作業時間を短縮が可能となった。

コの字型フレームの剛性が高く、ピンを抜く際の反力でたわむようなことがないため、プッシャーボルトを締め込むとピンが容易に抜ける。ピンが脱落するまでプッシャーボルトを締め込み、ジョイントを取り外す。

歯先の摩耗を確認して、スプロケットが再使用できると判断したら、古いチェーンの端にThreeD LUXEを並べて結束バンドでつなぎ合わせる。この状態で古いチェーンを引けば、新しいチェーンを前後スプロケット間に容易にかけることができる。

EKチェーンは、10リンク刻みの設定以外に、2リンク刻みの注文もできる。カット&リベットツールがあれば長さ調整は自由にできるが、あらかじめリンク数が分かっていれば、作業の手間や余計なジョイント代も不要。ハーレーダビッドソンX350の純正リンク数は108だ。

付属のジョイントのピンにシールリングをセットして、グリスを塗布する。カシメ済みのジョイントのピンとブッシュの隙間にはあらかじめグリスが封入されているので、シールリングだけでなくピン自体をグリスでコーティングしておくことが重要。

手前側のシールリングにも付属のグリスを塗布してから、外プレートをセットする。

外プレートの穴とピン外径の寸法差はごくわずかなので、ウォーターポンププライヤーなどで軽く掴み、カット&リベットツールでプレートを圧入するきっかけを作っておく。

プッシャーボルトの先端にプレートホルダーを取り付け、コの字型フレームの対向側にガイドプレートをセットする。双方にはプレートとピンの高さに合わせた溝が刻まれており、プレート圧入のガイドとなる。

ジョイントを挟んでプッシャーボルトをレンチで締め込むと、手前側の外プレートがピンに圧入されていく。裏側のピンはガイドプレートで保持され、プレートが圧入されてピンが貫通し、手前側のプレートホルダーの溝に接触したら、締め付けを終了する。

ガイドプレートとプレートホルダーによって、外プレートの圧入はおのずと適正量に決まるのが、EKカット&リベットツールCRT50A改の特徴。カシメジョイントは誰が作業しても同じクオリティに仕上がることが重要なのだ。

ジョイントピン先端をかしめるリベットピンは、カシメすぎを防ぐガイド加工が施されている。ピン中心部の球状部分でピンの先端を押し広げてながら、外縁部が外プレートに接触したら、それ以上はカシメが進まなくなる。

リベットピン外縁部と外プレートのクリアランスは、プッシャーボルトを締め込むとともに少なくなっていく。硬いピン先端を押し広げるため、プッシャーボルトを回すレンチには相応の手応えがあるが、力任せに回すのではなく、両者の隙間を注視しながら作業を行う。

カシメが終わった右のピンと、これから作業する左のピンを比較すると、右の方が明らかに直径が大きいことが分かる。カシメ量はこれ以上でもこれ以下でもダメで、デリケートな作業を正しく行うには専用工具が不可欠となる。

ゴージャスな2トーンカラーが足まわりを引き立てる。ThreeDに対するリーズナブルさも見逃せないLシリーズ

中型クラス初のハーレーダビッドソンとして話題のX350は、525サイズ108リンクのシールチェーンを純正装着しています。カラーは純正らしく色気のないスチール色です。

Lシリーズには、定番のシルバーとゴールドに加えて、ゴールドの内プレートとブラックの外プレートを組み合わせたブラック&ゴールドが設定されています。

このパターンではブラックの外プレートに対してピンがゴールドとなるため、単色のシルバーやゴールドに比べてカスタムテイストが高まるのが特徴です。色気のない純正のスチール色に対して、足まわりの華やかさが大いにアップしています。

既存のZシリーズと新製品のLシリーズの相違点は先に説明した通りですが、純正チェーンとの差異も顕著です。あくまでX350用の純正との比較ですが、チェーンを交換するだけで10%以上の軽量化となります。回転するチェーンの軽量化は、加減速時のレスポンス向上に役立ち、バネ下重量の軽減にも役立ちます。

ちなみにZシリーズとLシリーズの間にも重量差があります。先述のとおりZシリーズとLシリーズでは設定排気量が異なり、520/525/530サイズともLシリーズの方が最大排気量が小さくなっています。それに伴って設計強度も見直しており、数%の軽量化を実現しています。

さらにThreeDならではの特徴的な3D形状の外プレートを継承しつつ、面取りのない2Dタイプの内プレート/ピン長の短縮/シールリング変更によって、Lシリーズの価格は、Zシリーズに対して35~40%リーズナブルに設定しています。

これはEKブランドの主力製品であるSRXと大排気量車向けのZVXグレードの中間に位置するもので、これまでよりもいっそう身近にThreeDを感じていただけるものと思います。

ドライブチェーンは消耗品であり、定期的にメンテナンスを行っていても必ず交換時期が訪れます。ThreeD LUXEは、伝達効率の向上や長寿命化に加えて、足まわりのカスタム要素としても役立つアイテムとなるに違いありません。

強さと軽さという相反する条件を同時に満たし、ブラック&ゴールドの組み合わせでプレミアム感を演出するThreeD LUXE。他とは異なる個性をアピールできるのが大きな魅力だ。

今回ハーレーダビッドソン X350に装着したのは、外プレートがブラックで内プレートがゴールドのモデル。525サイズの108リンク。サイズ展開は520/525/530。詳しくは専用ページでチェックを。→江沼チヱン製作所【新グレード】ThreeDシールチェーン 『L』シリーズ


※本記事は江沼チヱン製作所(EKチェーン)が提供したもので、一部プロモーション要素を含みます。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。