ミツオカサーキットエクスペリエンス:リピーターの多さが物語る大人気の鈴鹿サーキット走行会

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ミツオカサーキットエクスペリエンス

大阪/東海地区で6店舗のモトラッドディーラーを構える光岡自動車。さらに大阪のドゥカティ店の老舗であり光岡グループの一員のドゥカティ大阪ノースを加えて、定期的に開催している鈴鹿サーキットフルコース走行会が「ミツオカサーキットエクスペリエンス」だ。多くのリピーターたちに愛されているこのイベントについてレポートする。

●文:モトメカニック編集部(ミヤシーノ宮下豊史) ●写真:夏目健司 ミヤシーノ宮下豊史 ●BRAND POST提供:光岡自動車 BMW Motorrad

3回目となるモトラッドミツオカ鈴鹿主導の鈴鹿サーキットフルコース走行会

ミツオカサーキットエクスペリエンスは、まだ3回目と日が浅いように見えるが、じつはモトラッドミツオカ鈴鹿主導で行われる走行会としては通算22回となる。2022年までは計19回、近隣のミツオカグループ以外のモトラッドディーラーと協力して運営していたのだが、更なるサービスの向上を目指し、自社スタッフのみの運営に変わり名称も変更した。とはいえ、他のモトラッド店、さらにそこに紐づいているユーザーに対してもウェルカムなイベントだ。

合同開催当時から参加されているユーザーも多く、参加者の半数以上はリピーターだ。参加される方に話を伺うと、「レジェンドコースである鈴鹿サーキット、しかもフルコースを走れる機会はなかなかないので」という言葉や、「ミツオカグループのイベントでのサービスの高さ、スタッフや集まるライダーたちの雰囲気の良さに惹かれて」という言葉が出た。そのあたりからもリピーター率が高い理由が窺える。

まずはその人気のイベント内容を簡単に説明しよう。

サーキット走行開始時間をピットロードで待つ参加者たち。

ミツオカサーキットエクスペリエンスとは?

ミツオカグループのバイク事業は、BMW Motorrad店の大阪店/堺店/名古屋店/鈴鹿店/西宮店/滋賀店、ドゥカティ店の「ドゥカティ大阪ノース」の合計7店からなる。その中の鈴鹿店がこのサーキットイベントの取り仕切りを担当している。

鈴鹿店と鈴鹿サーキットは目と鼻の先。店長の岩間氏も含めて鈴鹿サーキット事情に明るい。そのため、グループ店の先導を切って走行会イベントの運営を務めている(鈴鹿店の詳細はこちら。)

鈴鹿サーキットは国際サーキット。ロードレースの全国大会はもちろん、8時間耐久レースなど、バイクユーザーならば一度は耳にし、そのレースシーンや繰り広げられるドラマに興奮を覚えたことがあるであろう、各種レースが開催されるサーキットだ。

鈴鹿サーキットは東コースと西コースに分かれていて、小規模な走行会だとそれぞれを走ることになる。フルコース走行ができる走行会はなかなかなく、一部の参加者に聞いたところ、他のフルコース走行会だと敷居が高く感じ、気軽に走りに行ける雰囲気がないという。

そこでモトラッドミツオカ鈴鹿は、フルコースを気軽に走れるよう尽力し、BMWモトラッドを中心に走行会を企画している。走行枠は20分が3本。すべての枠/走行クラスに先導ライダーがついてペースが守られ、ラインどりをしてもらえるので、安心して楽しむことが可能だ。

クラスは3つで、ハイペースクラス/ミドルクラス/マイペースクラス(初心者向け)に分けられる。ハイペースクラスのみ革ツナギが必須だが、ミドル&マイペースクラスはプロテクター入りのライディングギアの着用をしていればOK。この設定もなかなかないので、革ツナギを持っていないライダーには嬉しいクラスだ。参加料金は、5月14日に開催された第3回が2万4200円(税込)。これも鈴鹿サーキットのライセンスを持っていないライダーにとっては、魅力的な価格だ。

走行時間内は、グループでの完全貸切。管理運営も行き届いていて安心してライディングを楽しめる。先導するライダーはみな鈴鹿サーキットに精通していて、参加者の安全をしっかり担保してくれる。

走行会の一番の魅力は、当たり前だがサーキット走行をできること。自慢の愛車のポテンシャルを確かめたり、自身のライディング技術の確認や鍛錬のために走れ、サーキット独特の雰囲気や走る時の高揚感を味わことができる。

一方で注目してもらいたい魅力は、“安全”であること。公道では出すことができない時速200km近いスピードをホームストレートで体験できるが、公道とは違い対向車もいないし、スピード域の違う車両、とくに自動車がいないので、ライディングにしっかりと集中できる。

なお、まさかの転倒でも、コースはグラベルもタイヤバリアもあり、オフィシャルスタッフがコースサイドやカメラでチェックしているので、公道の転倒とは比べ物にならないほど安全だ。

各クラスは鈴鹿サーキットに精通したライダーが先導をする。

先導ライダーには、著名ライダーも含まれていているのも特徴のひとつだ。

  • MFJ公認インストラクター・中井直道氏
  • 国際A級ライダー・武石伸也氏
  • 元GP250レーサー・宮崎敦氏

休憩時間には、参加者たちのライディングに対する疑問に真摯に応え、丁寧な説明をしていたのが印象的だ。その点からもリピーターが多い理由が窺える。

レジェンド級のライダーが参加者を先導し、ライテクのアドバイスを行う。

走行前に全員参加が義務付けられているブリーフィング。さらに各クラスごとに先導ライダーたちからの説明があり、初参加でも安心して走行できる。

スタートを待つライダーたち。レースではなく走行会であっても、走るコースは同じ。

最新SSから空冷の水平対向、さらに人気のGSまで

コースを走るバイクは多種多様。大半はBMW車だが、ドゥカティ店からの参加のライダーや友人に誘われてきたライダーもいて、彩りに満ちあふれている。

ピット内/コース上どちらでも良く目にするのが、S1000RRを筆頭とした並列4気筒エンジンを搭載したスポーツモデルたち。2023年にデリバリーが開始されたばかりのハイエンドモデル・M1000RR/M1000Rの参加もあり、サーキット内には4サイクルエンジンの野太いエキゾーストサウンドがこだました。

Sシリーズが多いのは事実だが、どんなカテゴリーのバイクでもスポーツ走行、しかもサーキット走行ができるのがBMW Motorradの特徴。Sシリーズが誕生する前は空冷水平対向2気筒のRシリーズがその最先端を務め、現在市場での人気の高さを誇るGSシリーズでも、サーキット走行を楽しむことができる。

F900Rなどのミドルクラス、さらにG310Rでサーキットランを楽しむライダーもいる。今回の参加者のマシンリストにもそれらの名称を確認できた。

走るだけではない、イベントの魅力

走行を終えたライダーは、インストラクターや一緒に走った仲間との会話を楽しむ。テクニック的なこと、コース上で起きた一緒に走ったライダーでないと共感できないことなどさまざまだ。鈴鹿サーキットを走ったことでしかわからない喜びや有益な経験/情報を得られるのが、この走行会の魅力のひとつだ。

一方で、ピットの一角には、ダンロップ/ミシュラン/ブリヂストン/ピレリ/メッツラーの最新のタイヤとスタッフが陣取り、参加者たちのタイヤに対する疑問に答えていた。エアチェックサービスも行われ、サーキットを走るエア調整をしてもらえた。自走で来たライダーには大変嬉しいサービスだ。

他にも、アルパインスターズが最新のサーキット走行用のライディングギアを持参。とくにレースシーンでは当たり前の装備となってきているエアバッグシステムの体感をすることができた。

また、BMW Motorrad店の店頭に並び始めたばかりの電動バイク・-02に試乗することもできた。電動ユニット未経験ライダーが多く、みな興味津々で最新の電動ユニットを体感していた。

走行会の締めはじゃんけん大会だ。協賛スポンサーから提供してもらったアイテムが集まり、最後の最後までイベントは大盛り上がり。数々の賞品を手にし、参加者たちは満足そうにイベントを楽しんだ。

次回の開催日は9月19日。まだ日付が決まったばかりで募集はまだだが、近日中にミツオカグループのホームページ/SNS/店頭で告知される。グループ以外のモトラッドディーラーの参加も可能なので、ミツオカグループ以外にディーラーに通っているライダーも一度相談してみてはいかがだろう。

BMW Motorradの進化し続けるマシンを安全に堪能する場として活用したいイベントだ。

最新のタイヤの説明や疑問に答えるメーカースタッフ。サーキットを走る前に必ず確認したいがでエア圧。好みの圧に調整してもらえる。

イベントのラストを締めくるのは、多くの賞品が用意されたじゃんけん大会。Tシャツ/バッグ/タイヤなどかなり豪華。

参加者たちの感想を聞いてみた

Kさんは、ふだんモトラッドミツオカ鈴鹿店に通っている、2年前にバイクに復帰したばかりのリターンライダー。大昔はレースにハマっていた時代もあり、RS125でサーキットに通っていた。バイクを降りた後も、奥様を『バリバリ伝説』でバイク脳に洗脳し、8耐観戦には夫婦で行っているとのこと。YouTubeを見て大型に乗りたくなり、奥様に内緒で自動車学校に入校。S1000Rを購入後、M1000Rを購入。今回が復帰後初のサーキット走行。革ツナギ一式も新調し、サーキット走行を楽しんだ。

6人

モトラッドミツオカ大阪店から参加のMさん。S1000RRを駆り、全国のサーキットを楽しんでいる。昔はRZ250で峠走行をしていたが、一旦バイクをお休みし、数十年ぶりにリターン、サーキット走行にハマる。2015年式のS1000RRで再開し、続いて2020年式を購入。今では年20回近くもサーキット通いをしている。富士スピードウェイや岡山TIにも行くという。

Mさんもリターンライダーだ。20年ぶりのバイクに選んだのはF900R。このバイクに乗り始めてから、街中で見たことがないとのこと。「自分みたいな数十年ぶりのリターンライダーでも安心して乗れて楽しめるバイクなので、もっと初心者も含めて乗ってほしい」と語ってくれた。鈴鹿を走るのは始めて。今回の走行でサーキットにも慣れたので、次はひとつ上のクラスで走行してみたいとのこと。奥様と一緒に来場し、休憩中に仲良くされていたのが印象的。奥さんもニンジャ250に乗るライダーだ。

Kさんはなんと68歳! S1000RRに乗り、サーキットイベントを楽しんでいる。それ以外にも、Z900RS/GSX-Sカタナ/トライアンフ スラスクトンなども所有していて、走る場所や楽しみ方に応じて使い分けている。ふだん通っているのはモトラッド名古屋南。光岡グループ以外のディーラーだが、店長やメカニックスタッフと一緒に参加している。

今では貴重となり、なかなか販売車両を見なくなったR1200S。オーナーのKさんは、友人に感化されどうしても欲しくなり、探しに探し埼玉県にて発見し購入。メンテナンスは基本自分で行うが、モトラッドミツオカ滋賀に通っている。4年ぶりのサーキット走行を楽しんだ。

S1000RRも多いのだが、S1000RやM1000Rでの参加者も。Kさんはこの型式のS1000Rが好きで2台目とのこと。2020年がこの型式の最終モデルで、モトラッドミツオカ堺店で発見し購入。ポジションがアップハンドルで良く、長距離ツーリングにもってこい。最近は九州鹿児島までのロングツーリングを楽しんだ。

満員御礼の90名が参加。路面は終始ドライで気候も良く参加者たちはライディングを目いっぱい楽しんだ。

岩間店長コメント

ミツオカグループでは、お客様がバイクを購入してもらって終わりではなく、そこからがお付き合いのスタートだと考えています。買っていただいたバイクをどこまで楽しんでもらえるのかまでを、しっかりフォローしています。その一環として、この鈴鹿サーキットフルコース走行会を開催し続けています。リピーターの方も多いですが、毎回新しい方、初めて鈴鹿サーキットを走るんだよ、という方がいます。これからサーキット走行をチャレンジしたい方、ユーザーのバイクライフの記念として鈴鹿サーキットを走りたいという方が参加してくれています。参加したい方は、まず最寄りのグループ店にご相談を。走行用の装具/マシンの整備/ライディングスキルなどのアドバイスをします。ぜひご参加ください。

スタッフ紹介

イベントを運営したミツオカグループのメンバー。各店舗が連携し、グループ全体のユーザーを楽しませることに尽力している。サーキットイベント以外も、GSの真価を発揮できるオフロードコースを借り切った練習走行会。日帰りや泊まりがけのツーリングイベント。もちろん店頭でもイベントを接客的に催している。

詳しくはミツオカグループのホームページで確認を。

BMW Motorrad店 https://motorrad-mitsuoka.com
Ducati Osakanorth https://www.ducati-osakanorth.com


※本記事は光岡自動車 BMW Motorradが提供したもので、一部プロモーション要素を含みます。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。